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「中華そば 並 全のせ960円」@中華そば 葉山の写真食べログから火が付き、最近ツイッターでも話題のこちらの標題店。
外苑東通り沿いで何度も車やバイクで通りながら道路拡張工事で
ちょっと奥まったところにあり今まで気付かなかった。

人がすれ違うのもやっとの小体な店は店主一人で切り盛りされており、
工房の傍らに併設された簡単なイートスペースのような店内に期待が高まる。
一人前のラーメンを作るのに3つの小鍋を駆使する調理工程は圧巻。

取材メモ
・ラーメン経験のない無修行独学の店主が昔幼少のころ
 近所でおじいさんがやってた店で食べた
 懐かしの山形ラーメンを独自に研究を重ね東京人の口に合うようアレンジして再現。
 ※客に「佐野ラーメンに似てる」と言われるそうだが、それとは違う。
・醤油味の清湯スープは化学調味料無添加。
 豚のゲンコツと鶏ガラ半々に煮干しや節などの魚介がベース。
・香味油として液状化した背脂、
 風味付けに飛魚や鰹節でとった一番出汁の追い煮干節を加える。
・青竹で打つ自家製麺は北海道産など内麦を贅沢にブレンドして使い、
 茹でる前にコシを出すためもう一度青竹で麺を踏む。
・メンマは乾燥メンマを戻した本物の支那竹。
・麺量は並180g、大280g、小140gとなっておりメニュー更新済み。

「中華そば 並 全のせ」前述した取材メモを見ただけでも、
ラーメン好きはいてもたってもいられない思う。
さすがに事前情報はここまで詳細ではなかったものの
郷愁を誘うラーメン画像を見ただけで”ピン!”ときた逸材。
店主曰く「あくまでも和風寄りにしたくない」とのことで、
スープは豚鶏の動物系の重厚なコクと旨味を前面に押し出しながら、
煮干しや節の乾物魚介系の風味が追い出汁効果もあって鮮烈に鼻腔を駆け抜ける。
また醤油のキレ鋭く、こっくりと芳醇な余韻が長く心地いい。
液状化した背脂は更なるコクを付与しており、
無化調とは思えぬどっしり舌に横たわる天然素材の旨味に感嘆。
食材は採算度外視で惜しげもなく使うそうだが、
食べられ鑑賞に堪えるところで寸止めしているレシピを敢行しており素晴らしい。
強く縮れ麺線が波うつ平打ち中太麺は玉子はつなぎに使わず、小麦とかん水と水だけで打ち
硬派で粉の目が詰まったモチッとした食感は存在感大。
手打ち麺にありがちな麺が短すぎてすぐ切れるといった欠点も見られず好印象。
具材は意図してなのか乱雑に粗く刻んだネギ、
しっかり味が染み込みとろける肩ロースチャーシュー、
乾燥メンマを歯応えが残るように戻したというコリコリした蝕感が支那竹と形容したいメンマ、
半熟固めの味玉、大判の極上海苔といった布陣。
店主の半端ないこだわりが凝縮された垂涎の一杯は、近く大ブレイクの予感がする。
現状で100点にしても何ら問題ありませんが99点にしたのは、
今でも十分だと思うけど店主が「もっと熱々で出したい」と仰るので、
まだ彼が納得する完成形には至ってないのかなと思い苦心した末で採点した次第。

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