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グッと冷え込み、初氷のニュースも流れた金曜日(7日)、小川町の「波(シー)」2号店へ。 ド派手な黄色の暖簾にまず驚きますが、店内にはなんと、エメラルド・グリーンの壁にサーフボードが2枚、さらにカウンターに並ぶ丼もマリン・ブルーで……このクソ寒い中、なんともトロピカルな雰囲気。券売機は入口右手、初訪ゆえ代表メニューの「塩らぁ麺」(770円)に「味玉」(130円)をつけて、ポチッとな。 北綾瀬の店を休んでまで頑張る角田店主、Tシャツをゴツゴツとふくらませる隆々とした筋肉で、さすがサーファーですな。丼に粗塩を2サジ、真っ白なタレを1サジと香味油を1サジ、そこへ褐色のスープを寸胴から注いで、ホイッパで撹拌。麺はテボでゆでたのち平笊に移して湯きりするなど、なかなか丁寧な製造工程。2ロット見送りで、丼は約8分で到着。 では、スープを一口……おぉ、最近では珍しいスタイルですな。豚骨・モミジを使う動物系はサラサラの白湯、コイツにジャガイモなど野菜類が優しい味わいをタップリと加えており、ガツンと沖縄の塩をきかせています。さらに、魚介系の旨みを移した香味油が、動物系のスープとシナジーして旨みも強い。野菜の甘みのせいか穏やかな口あたりですが、パンチのきいた重めのノド越し。この、野菜ベースの塩豚骨というスタイル、「山頭火」というよりは、どこか行徳「らあめん 葫」に通じるモノがありますな。 麺は、浅草開化楼製の太麺縮れ。見た目からはゴツい食感に思われますが、素晴らしいゆで加減のおかげで、歯切れ・歯応えに妙な重さは一切なし。甘みは淡白ですが、野菜の味わいが前面にでてくるスープですので、妙に小麦感を強調しない方が合うのかも。 具材は、チャーシュー、モヤシ、キクラゲにネギ、そして味玉。パラリとふりかけられた黄色い粒は、揚げエシャロットなんだとか。さて、なんといっても特筆はチャーシューで、厚さ2cmはあろうかという厚切りと端肉の組み合わせ、醤油の香ばしさを前面に押し立てた、グッと濃いめの味付けです。コイツにガブリと噛みついて、タレと肉汁の旨みが口腔に充満したところで、スープを流し込めば……野菜、塩、豚骨、肉汁・醤油、これらが響きあって奏でる味の「交響楽」。「至福」とは、この瞬間のためにある言葉ですな……ちなみに、卓上のニンニクをクラッシュすれば、さらなる「至福」がお出迎え。 ―――「らあめん 葫」の「塩」は、「豚骨コンソメ」的な発想に面白みはあるものの、どこか「未完の大器」的な印象( http://ramendb.supleks.jp/score/31811 )がありましたが……なんと、こんなところに「完成形」が。ま、強いて難を言えば、モヤシに少し雑味が感じられ、慎重に麺を湯切りしスープにアルカリ電解水まで使う「純度」へのコダワリに、やや水を差している点ですが……しかし、一種「異端」的なこのジャンルで、キッチリ「予定調和」を描いて見せた、角田店主の手腕は実に見事。ちょっとオマケしてこの点数、ごちそうさまでした。
こんにちは。 今年もよろしくお願いします。 野菜ベースの塩豚骨ですか。 スープが見るからに旨そうですね。 行列店になる前に訪ねたいと思います。
ド派手な黄色の暖簾にまず驚きますが、店内にはなんと、エメラルド・グリーンの壁にサーフボードが2枚、さらにカウンターに並ぶ丼もマリン・ブルーで……このクソ寒い中、なんともトロピカルな雰囲気。券売機は入口右手、初訪ゆえ代表メニューの「塩らぁ麺」(770円)に「味玉」(130円)をつけて、ポチッとな。
北綾瀬の店を休んでまで頑張る角田店主、Tシャツをゴツゴツとふくらませる隆々とした筋肉で、さすがサーファーですな。丼に粗塩を2サジ、真っ白なタレを1サジと香味油を1サジ、そこへ褐色のスープを寸胴から注いで、ホイッパで撹拌。麺はテボでゆでたのち平笊に移して湯きりするなど、なかなか丁寧な製造工程。2ロット見送りで、丼は約8分で到着。
では、スープを一口……おぉ、最近では珍しいスタイルですな。豚骨・モミジを使う動物系はサラサラの白湯、コイツにジャガイモなど野菜類が優しい味わいをタップリと加えており、ガツンと沖縄の塩をきかせています。さらに、魚介系の旨みを移した香味油が、動物系のスープとシナジーして旨みも強い。野菜の甘みのせいか穏やかな口あたりですが、パンチのきいた重めのノド越し。この、野菜ベースの塩豚骨というスタイル、「山頭火」というよりは、どこか行徳「らあめん 葫」に通じるモノがありますな。
麺は、浅草開化楼製の太麺縮れ。見た目からはゴツい食感に思われますが、素晴らしいゆで加減のおかげで、歯切れ・歯応えに妙な重さは一切なし。甘みは淡白ですが、野菜の味わいが前面にでてくるスープですので、妙に小麦感を強調しない方が合うのかも。
具材は、チャーシュー、モヤシ、キクラゲにネギ、そして味玉。パラリとふりかけられた黄色い粒は、揚げエシャロットなんだとか。さて、なんといっても特筆はチャーシューで、厚さ2cmはあろうかという厚切りと端肉の組み合わせ、醤油の香ばしさを前面に押し立てた、グッと濃いめの味付けです。コイツにガブリと噛みついて、タレと肉汁の旨みが口腔に充満したところで、スープを流し込めば……野菜、塩、豚骨、肉汁・醤油、これらが響きあって奏でる味の「交響楽」。「至福」とは、この瞬間のためにある言葉ですな……ちなみに、卓上のニンニクをクラッシュすれば、さらなる「至福」がお出迎え。
―――「らあめん 葫」の「塩」は、「豚骨コンソメ」的な発想に面白みはあるものの、どこか「未完の大器」的な印象( http://ramendb.supleks.jp/score/31811 )がありましたが……なんと、こんなところに「完成形」が。ま、強いて難を言えば、モヤシに少し雑味が感じられ、慎重に麺を湯切りしスープにアルカリ電解水まで使う「純度」へのコダワリに、やや水を差している点ですが……しかし、一種「異端」的なこのジャンルで、キッチリ「予定調和」を描いて見せた、角田店主の手腕は実に見事。ちょっとオマケしてこの点数、ごちそうさまでした。