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平日 薄曇り 10:40 先待ち4名 後客5名本日は普段の利用率が低い新宿三丁目より先の副都心沿線で好みの清湯系醤油ラーメンの店を物色する。いつもより空腹によって早く目が覚めた。自宅から一時間圏内で出来るだけ開店時間も早い店を探していると池袋の先にあるこちらがあった。皆さんの写真を拝見すると今風なルックスは否めないが何れも美しく魂が伝わってくるようだ。11時オープンで自宅から30分ちょいと願ったり叶ったり。メニューを見ても大好物の味玉醤油そばがある。神のお導きだと信じこちらへ向かう。思いのほか駅に早く到着してしまったが所在地確認も兼ねて店へ向かってみる。大きな曹洞宗のお寺を過ぎるとこちらがあった。すでに人の列ができている。慌てて並び続こうかと思ったが半シャッター前の長椅子は真夏の直射日光を浴び過酷そうなので一巡目に入店できればと思い近くの日陰で行列を注視する。この時、店先の立て看板に目を向けるとまさかの事態が発生していた。「本日は貝と煮干しの醤油そばのみの限定販売となります」のお知らせ。しかもレギュラーメニューの販売はございませんとの事。楽しみにしていた清湯系醤油ラーメンの願いは砕け散る。しかしこの状況でないと通常は限定メニューに手を出さないしレギュラーメニューは販売しないと言う潔さが頼もしく身を委ねる決意をする。やがて行列は増えないまま定刻少し前に暖簾がかかった。すると何処からかともなく人が湧いてきて慌てて券売機の前に立つ。選択の余地はないと思ったが大好きな味玉は追加できるようでボタンを押す。一巡目五番手で着席。コンパクトな店内はお若い方のツーオペ体制でメニューもひとつなので提供速度も早く回転率も良さそう。第2ロットで作られたラーメンの姿は白いラッパ型の器に半濁茶褐色のスープ。器の淵に醤油だれが飛び散っているのはご愛嬌としても美しいとは言えない盛り付け。だがラーメン全体の味だけを採点基準にしているので心を切り替えスープをひとくち。まずやって来たのは上品な煮干しの風味。旨みだけを丁寧に抽出して奥底の方にかろやかな渋みが顔を出す。この時点では貝の旨みは感じてない。濃色のカエシだが自己主張はせず出汁の引き立て役に徹している。独特な麺は麦芽色の全粒粉平打ちストレート中太麺はグルテンが溶け出す前の絶妙な茹で加減で固すぎず早食いの私にはありがたい。固茹でだと麺がスープを吸って飽和状態になる前に完食してしまいがちだからだ。くちびるを通過する時の麺肌の凹凸は全粒粉ならではの感覚。加水率も程よく日本蕎麦を連想させ、歯応え歯切れともに良好。スープ絡みも素晴らしく胃袋へ落ちていく。具材は豚焼豚が二枚。ひとつは豚ロース低温焼豚で淡白な肉質で味付けも控えめ。豚バラ焼豚は香辛料が薫る程良い漬け込みで良質な肉質も残してありバラチャーではトップランカー。追加した味玉は黄身が中心からズレていたので半熟にムラがあった。漬け込みが浅くネットリとしたベルベット感はないが卵自体が良質なので黄身本来の甘味がある。スープと合わせて食べると旨みが変化する。こちらはメンマではなく板タケノコが数枚。色白であっさりとして食感は面白いが、この店主さんが仕込んだ細切りメンマを食べてみたいと思った。薬味は三つ葉が爽やかな香りを与えてくれ、白ねぎは柔らかく甘みの多い部分だけが細かく刻まれている。白ねぎの外側の部分は白髪ねぎに使われているのか見当たらなかった。半分ほど食べ終えた頃にスープの温度も下がってきたのかようやく貝類独特の旨みが顔を出してきた。魚介出汁の旨みと交わると言うよりはそれぞれの旨みが幾重にも重なりあう印象。口の中ではグル酸とイノ酸とコハ酸の旨みが各々で弾ける。温度低下により塩分もやや強く感じ始めた。周りの方のほぼ全てがスープをかけるお茶漬け用のごはんを注文していた。確かにお茶漬けにするならこれくらいの塩分があってちょうど良いだろうが丼ひとつで完結するには塩が立ち過ぎていた。偶然に出会った限定メニューだったが美味しいものがある事に驚いた。人気のあるレギュラーメニューをやめてまで進化を求める店の姿勢が表れていた。是非に基軸のメニューも食べてみたくなったが明日も限定メニュー提供日のようだった。帰り道でもしばらく舌に塩分が残っていたのが私には合わず残念だったが全てにおいて美味しいと思える一杯でした。
本日は普段の利用率が低い新宿三丁目より先の副都心沿線で好みの清湯系醤油ラーメンの店を物色する。
いつもより空腹によって早く目が覚めた。自宅から一時間圏内で出来るだけ開店時間も早い店を探していると池袋の先にあるこちらがあった。皆さんの写真を拝見すると今風なルックスは否めないが何れも美しく魂が伝わってくるようだ。11時オープンで自宅から30分ちょいと願ったり叶ったり。メニューを見ても大好物の味玉醤油そばがある。神のお導きだと信じこちらへ向かう。
思いのほか駅に早く到着してしまったが所在地確認も兼ねて店へ向かってみる。大きな曹洞宗のお寺を過ぎるとこちらがあった。すでに人の列ができている。慌てて並び続こうかと思ったが半シャッター前の長椅子は真夏の直射日光を浴び過酷そうなので一巡目に入店できればと思い近くの日陰で行列を注視する。
この時、店先の立て看板に目を向けるとまさかの事態が発生していた。「本日は貝と煮干しの醤油そばのみの限定販売となります」のお知らせ。しかもレギュラーメニューの販売はございませんとの事。楽しみにしていた清湯系醤油ラーメンの願いは砕け散る。しかしこの状況でないと通常は限定メニューに手を出さないしレギュラーメニューは販売しないと言う潔さが頼もしく身を委ねる決意をする。
やがて行列は増えないまま定刻少し前に暖簾がかかった。すると何処からかともなく人が湧いてきて慌てて券売機の前に立つ。選択の余地はないと思ったが大好きな味玉は追加できるようでボタンを押す。一巡目五番手で着席。
コンパクトな店内はお若い方のツーオペ体制でメニューもひとつなので提供速度も早く回転率も良さそう。第2ロットで作られたラーメンの姿は白いラッパ型の器に半濁茶褐色のスープ。器の淵に醤油だれが飛び散っているのはご愛嬌としても美しいとは言えない盛り付け。
だがラーメン全体の味だけを採点基準にしているので心を切り替えスープをひとくち。まずやって来たのは上品な煮干しの風味。旨みだけを丁寧に抽出して奥底の方にかろやかな渋みが顔を出す。この時点では貝の旨みは感じてない。濃色のカエシだが自己主張はせず出汁の引き立て役に徹している。
独特な麺は麦芽色の全粒粉平打ちストレート中太麺はグルテンが溶け出す前の絶妙な茹で加減で固すぎず早食いの私にはありがたい。固茹でだと麺がスープを吸って飽和状態になる前に完食してしまいがちだからだ。くちびるを通過する時の麺肌の凹凸は全粒粉ならではの感覚。加水率も程よく日本蕎麦を連想させ、歯応え歯切れともに良好。スープ絡みも素晴らしく胃袋へ落ちていく。
具材は豚焼豚が二枚。ひとつは豚ロース低温焼豚で淡白な肉質で味付けも控えめ。豚バラ焼豚は香辛料が薫る程良い漬け込みで良質な肉質も残してありバラチャーではトップランカー。
追加した味玉は黄身が中心からズレていたので半熟にムラがあった。漬け込みが浅くネットリとしたベルベット感はないが卵自体が良質なので黄身本来の甘味がある。スープと合わせて食べると旨みが変化する。
こちらはメンマではなく板タケノコが数枚。色白であっさりとして食感は面白いが、この店主さんが仕込んだ細切りメンマを食べてみたいと思った。
薬味は三つ葉が爽やかな香りを与えてくれ、白ねぎは柔らかく甘みの多い部分だけが細かく刻まれている。白ねぎの外側の部分は白髪ねぎに使われているのか見当たらなかった。
半分ほど食べ終えた頃にスープの温度も下がってきたのかようやく貝類独特の旨みが顔を出してきた。魚介出汁の旨みと交わると言うよりはそれぞれの旨みが幾重にも重なりあう印象。口の中ではグル酸とイノ酸とコハ酸の旨みが各々で弾ける。温度低下により塩分もやや強く感じ始めた。
周りの方のほぼ全てがスープをかけるお茶漬け用のごはんを注文していた。確かにお茶漬けにするならこれくらいの塩分があってちょうど良いだろうが丼ひとつで完結するには塩が立ち過ぎていた。
偶然に出会った限定メニューだったが美味しいものがある事に驚いた。人気のあるレギュラーメニューをやめてまで進化を求める店の姿勢が表れていた。是非に基軸のメニューも食べてみたくなったが明日も限定メニュー提供日のようだった。
帰り道でもしばらく舌に塩分が残っていたのが私には合わず残念だったが全てにおいて美味しいと思える一杯でした。