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前日テレビでニュースを見ていると、あまりの酷暑に新橋ではランチタイムの人通りが減ったとか。行列店に挑戦する好機ですが……某店に向かう途中、「長崎街道」の看板が目に入って気が変わりました(22日)。 平日13時前、引き戸を開けると先客ゼロ、しかしなぜか13時を過ぎると、続々と常連らしきお客さんがご到着。おかみさん、私をイチゲン客と見抜いてか、お冷を置きながら「ちゃんぽんか皿うどん」とブスリ。注文は「本場 長崎ちゃんぽん」(880円)。 オーナーはおかみさんと旦那さんのようですが、調理は若い女性店員が担当し、日本の方ではない模様。中華鍋を二つ並べ、片方では具材とスープを馴染ませて、もう片方ではエビを素揚げしているようです。丁寧な調理に感心するうち、丼は約6分で到着。 では、スープを一口……うん、実に「クリーミィ」。非常に乳化が進んでいるように見えるこのスープ、豚骨と鶏ガラの旨みが実に滑らかに連結しており、ホッとするような優しい味わいに仕上がっていますが……どこか豚骨とは趣きが違い、鶏ガラの優しさだけでもない、不思議なほど穏やかな、この甘み。時にチャンポンのスープには、隠し味で「牛乳」を使うと聞いたことがありますが……あるいは。野菜の旨みもよく馴染んでいますが、魚介の風味は控えめで、このあたり好みが分かれるかも。 麺は、チャンポン特有の中太ストレート。唐灰汁がもたらすサックリ軽快な歯切れが心地よく、少しザラついた麺肌がスープをよく持ち上げます。このホッコリした甘みも、スープのクリーミィで優しい味に、実によく合いますなぁ…… 具材は、野菜類に豚肉、アサリ・ホタテ・イカなどの魚介類とカマボコ、そして素揚げしたような海老が数個のるのが特徴的。特筆はキャベツ・モヤシ・ニンジンといった野菜類で、しっかりスープを吸ってシットリ感も絶妙、その優しいザクザク感と麺のサックリ感のハーモニィーも心憎いほどで……噛むほどに溢れる、野菜のスッキリした旨みもまた格別。さらに、海老のプリプリ感も見所ですぞ。 ―――「長崎チャンポン」をウリにする店が、銀座・新橋には何軒かありますが、ピカイチといっても過言ではありませんな……しかし、気になる点もいくつか。一つは、あの独特の「クリーミィ感」で、見た目の「濃さ」とコク・旨みの「穏やかさ」が微妙にすれ違う点に、少し違和感を覚えます。やはり、「何か」が介在しているのかな……もう一つは塩加減。確かに食材の素直な旨みをストレートに表現したこのスープには、調味料のワザとらしさは邪魔なんでしょうが……この酷暑のランチタイム。労働者諸氏の肉体は、塩分を欲しておるのです。季節をニラんだ調整が、もう少しあってもよいのかも。ちょっと贅沢なお願いかも知れませんが。
平日13時前、引き戸を開けると先客ゼロ、しかしなぜか13時を過ぎると、続々と常連らしきお客さんがご到着。おかみさん、私をイチゲン客と見抜いてか、お冷を置きながら「ちゃんぽんか皿うどん」とブスリ。注文は「本場 長崎ちゃんぽん」(880円)。
オーナーはおかみさんと旦那さんのようですが、調理は若い女性店員が担当し、日本の方ではない模様。中華鍋を二つ並べ、片方では具材とスープを馴染ませて、もう片方ではエビを素揚げしているようです。丁寧な調理に感心するうち、丼は約6分で到着。
では、スープを一口……うん、実に「クリーミィ」。非常に乳化が進んでいるように見えるこのスープ、豚骨と鶏ガラの旨みが実に滑らかに連結しており、ホッとするような優しい味わいに仕上がっていますが……どこか豚骨とは趣きが違い、鶏ガラの優しさだけでもない、不思議なほど穏やかな、この甘み。時にチャンポンのスープには、隠し味で「牛乳」を使うと聞いたことがありますが……あるいは。野菜の旨みもよく馴染んでいますが、魚介の風味は控えめで、このあたり好みが分かれるかも。
麺は、チャンポン特有の中太ストレート。唐灰汁がもたらすサックリ軽快な歯切れが心地よく、少しザラついた麺肌がスープをよく持ち上げます。このホッコリした甘みも、スープのクリーミィで優しい味に、実によく合いますなぁ……
具材は、野菜類に豚肉、アサリ・ホタテ・イカなどの魚介類とカマボコ、そして素揚げしたような海老が数個のるのが特徴的。特筆はキャベツ・モヤシ・ニンジンといった野菜類で、しっかりスープを吸ってシットリ感も絶妙、その優しいザクザク感と麺のサックリ感のハーモニィーも心憎いほどで……噛むほどに溢れる、野菜のスッキリした旨みもまた格別。さらに、海老のプリプリ感も見所ですぞ。
―――「長崎チャンポン」をウリにする店が、銀座・新橋には何軒かありますが、ピカイチといっても過言ではありませんな……しかし、気になる点もいくつか。一つは、あの独特の「クリーミィ感」で、見た目の「濃さ」とコク・旨みの「穏やかさ」が微妙にすれ違う点に、少し違和感を覚えます。やはり、「何か」が介在しているのかな……もう一つは塩加減。確かに食材の素直な旨みをストレートに表現したこのスープには、調味料のワザとらしさは邪魔なんでしょうが……この酷暑のランチタイム。労働者諸氏の肉体は、塩分を欲しておるのです。季節をニラんだ調整が、もう少しあってもよいのかも。ちょっと贅沢なお願いかも知れませんが。