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「醤油蕎麦」@中華蕎麦 仁香の写真2023年6月17日(土)

昨日は1軒目を出てから神保町まで移動してこちらの新店を初訪問。

こちらは「黒須」の跡地に先月オープンしたばかりである「和渦TOKYO」の5号店との事です。

因みに、私はこの系列店に対し些か食傷気味ではあったものの、こちらのラーメンは他店と一風違っていた事から若干気になっていました。

12時54分に到着すると、店内では2名の先客がラーメンを食べている状況です。

先ずは「醤油蕎麦」の食券を購入し、席に着いて食券を渡すと4分ほどでラーメンが到着です。

微かに燻みを帯びた醤油スープには油滴が煌めく様に浮いていて、中細麺の上にはチャーシュー、メンマ、刻みネギ、海苔が乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、幾分優しめに効いた醤油の風味や塩味と共に、重層的でいて丸みを帯びた出汁の旨味が口の中に広がります。

蘊蓄によると出汁は鶏や豚の動物系に蜆や昆布との事ですが、動物や昆布が基軸を担いながらも蜆が密かな奥行きを構築している印象です。

尚、動物系は何方かと言うと鶏が主体を占めていて、尚且つスープに浮いた油分に至っては圧倒的に鶏油で占められている様に思われます。

また、昆布は自らを主張する事なく仄かな甘味を与えていて、動物の旨味を巧みに底上げしつつも味わいにさり気なく厚みを与えています。

一方、タレは生揚げ醤油が軸の様ですが、私には生揚げ醤油の香ばしさよりも寧ろ溜まり醤油のコクや甘味の方が強めである様に感じます。

次に麺を食べてみると、多加水寄りの中細麺が適度な硬さに茹でられていて、モッチリとした歯応えと共に瑞々しい小麦の風味を感じます。

そして、艶やかな麺にはスープが潤沢に絡み込み、噛み締めると円やかなスープの旨味が重なる事で小麦の甘味が密かに膨らみを増します。

次にチャーシューを食べてみると、中温調理で仕上げられた豚ロース肉と鶏腿肉の吊るし焼きが何れもブロック状に切り分けられています。

豚チャーシューは極めて柔らかな弾力を帯びていて、噛み締めると緻密に保たれた赤身の旨味や脂身の甘味が舌に鮮やかに映し出されます。

一方、鶏腿肉は香ばしい薫香を帯びていて、噛み締めると靱やかな弾力を感じると共に、肉質の旨味や肉汁のコクが舌に素直に伝わります。

食べ終えた感想ですが、決して強いインパクトを与える味わいではないものの、奥底にさり気ない個性を秘めた好感を抱かせる一杯でした。

改めて訪れる機会があれば、次回は他方の看板メニューである「塩蕎麦」を是非試してみたいと思います。

ご馳走さまでした。

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