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平日 晴天 11:15 待ちなし 後待ち10名〝怒涛の味噌ウィーク〟今週は味噌限定の一週間を過ごそうと決めた。今や常宿となりつつある横浜 関内のホテルで候補店探しをしている。何故ならRDBの味噌ラーメン人気ランキングによると、都内よりも神奈川県内に人気店が集中しているからだ。そこで本日は、とりあえず横浜に宿をとってゆっくりと目的地を探している。昨夜は関内の夜を楽しみすぎて気だるい朝を迎えたが、大浴場で朝風呂を浴びて体調をリセットする。そこで開いたRDBによると味噌ラーメン総合ランキングの第二位に君臨する店が横浜市内でヒットした。お店情報によると、今回の味噌ラーメン巡りのキッカケとなった店とも縁があるようなので初訪問を決めた。11時半開店前の現着を目指して11時前にホテルを出た。自宅からだとこうはのんびり出来ないので前泊の価値があった。ルートはすでに検索済みでホテル近くのバス停から横浜市営バス 横43 戸塚駅東口行きに乗れば15分ほどで最寄りの南太田駅前に着く予定だ。お年寄りしか乗っていない車内で揺られながら、予定通りに最寄りバス停で降りた。するとすぐ目の前にみせがあり、歩いて4歩と余りの近さに驚いた。開店15分前に現着できたので人影はなく、先頭にて待機する。店頭のお品書きにはバラエティに富んだメニューが数多くあるが、味噌ウィークを宣言しているので選択の余地はなく心はひとつに決めた。すると続々と後列が増えはじめ、気がつけば10名近くになっていた。しかもその並びの客層は、どう見てもシャッター待ちなど、しそうにない高齢者が多い。私などでは若造扱いされても当然の人生の諸先輩方たちが列を成している。この時点で老いはじめた自身の胃袋にも優しいラーメンに出会えるのではないかと期待が高まった。そんな期待の中、定刻ちょうどに白のれんが掛かりオープン。先頭で券売機の前で迷うことはないかと思っていたが、三枚チャーシューと味玉のどちらかの追加で悩んでしまった。しかしデフォでも焼豚一枚は入っているだろうと味玉を選択して発券し席に座る。店内はカウンター席ではあるが厨房に対面したカウンターではなく、大手チェーン店のような間仕切り式カウンターが中央に設置してある。壁沿いにもカウンター先があるが、ウォーターピッチャーなどが置かれているので現在は稼働していないようだ。そんな客席と厨房を分離したセミオープンキッチンスタイル。フルオープンではないので調理工程が眺められず残念ではあるが、味噌ラーメンならではの〝あおり〟による中華鍋と五徳がぶつかる音がリズミカルでラーメン屋にいると言うよりも、中華料理屋にいるような効果音が心地よい。余談ではあるが三人体制で回しているのだが、調理場内はご夫妻と思われるお二人が調理なさっている。時おり聞こえる、奥様の段取りのミスが原因なのかご主人の怒号が耳に入ってきて、こちらにも緊張感が走る。それはホール担当のスタッフさんにも気の毒である。出来ることならば穏やかな気持ちで食事をしたいなと思っている所に我が杯が到着した。接客や店内環境などは評価の対象にしないと決めているので、目の前のラーメンだけに集中する。次客のオーダーと違っていたのだろうか、まさかのワンロット一杯で配膳されたラーメンの姿は、すり鉢にも似た美濃焼の八角丼の中で昨日までの札幌味噌ラーメンとは違った表情で現れた。それは三権分立と言っても大げさではない、スープ、麺、具材のそれぞれが独立しているように見えた。昨日までの味噌ラーメンは具材がスープの一部になっていたので、全く違う印象を受けた。まずは均一なドットの油膜が張った胡桃色のスープをひとくち。たっぷりのラードが見られるが初動は全くオイリーではなく、動物由来のスープの旨みが先頭を切ってくる。サラリとした豚や鶏の旨みがベースを築いているが、コラーゲンには富んでいるので、それによって清湯スープではあるが奥深い旨みが潜んでいる。その奥には、しっかりと昆布などの乾物系の旨みもあるので味噌ラーメンの出汁でなくても味噌玉だけでなく、あらゆるカエシに対応できるスープに思えた。思いのほかニンニクが控えめなので高齢者にも適したラーメンなのかと自己判断した。続いて麺を箸で持ち上げると黄色みを帯びた透明感のある中太ちぢれ卵麺の肌には、ラード由来のオイルが麺の一本一本にコーティングされ店内の照明を跳ね返し美しく輝く。それと同時に熱々のスープに潜んでいた為、外気に触れると湯気が立ち昇ってくる。そんな麺を口に運ぶと唇が火傷しそうなほどの熱を持っている。北国発祥のラーメンならではの温度だ。口に入ってきた麺は次第に温度が下がると小麦の甘みを発揮し始める。卵麺ならではのプリッとした弾力のある歯応えが愉快で箸のスピードが加速する。早く食べたいが熱くて食べられないという、もどかしさとの戦いでもある。具材の焼豚は豚バラの煮豚型で脂身の少ない部分が乗っていたのでラッキーだった。焼豚の上に添えられた大量の生姜を一旦どかせて嚙りついてみる。トロトロの脂身があまり得意でないので、赤身のホロホロと崩れるような食感の焼豚がうれしい。煮汁からは醤油や砂糖などの調味料の旨みを吸っていながらも、豚バラ本来の旨みは残っていてパサつかずにシットリと仕上がったいる。厚切りなのも手伝って食べ応えのある絶品チャーシューだ。三枚入りにすれば良かったと悔いても遅い。味玉は個性的ではあるが追加して良かった思える逸品。下茹での半熟加減もよく、漬け込みの熟成感も程よく出ている。他店にはあまりないカレースパイスの風味を微かにつけた独特の漬けダレも、この味噌ラーメンとの相性がよい。醤油ラーメンには合わないかも知れないが、この組み合わせには驚かされた。味噌ラーメンには欠かせない具材のモヤシは、先ほど聞こえた中華鍋であおられたシャキシャキタイプ。強火で一気にあおられたモヤシはラードをまとった光沢がまぶしい。スープに浸ってない部分を食べてみると、モヤシとラードの香りだけがダイレクトに飛び込んでくる。これはスープで煮込まない作り方のモヤシのようだ。でなければ、この盛り付け方はあり得ないはずだ。これはタマネギも同じでスープに甘みを移すよりも、歯応えを優先した具材だ。これならば、そのまま食べても良しスープに浸してから食べても良しと色んな食べ方を楽しめる。豚ひき肉も同様に、あらかじめ仕込んでおいたものをトッピングしているようだ。ひき肉ながらコリッとした軽妙な食感も楽しい。この頃になると、おろし生姜がスープに溶け出してパンチを効かせはじめた。ピリッとした生姜のフレッシュな辛味が食欲を増進させる。食欲が最高潮に達したかと思うと、すでに麺は完食する勢いだった。やや私には生姜が強すぎるスープは残してレンゲを置いた。昨日までの味噌ラーメンとは違ったタイプに出会えて来てよかったと思い席を立った。やはり後列には年配層が多くいらしたが、味覚以上に生姜やニンニクは人を魅了する事を認識した一杯でした。
〝怒涛の味噌ウィーク〟
今週は味噌限定の一週間を過ごそうと決めた。今や常宿となりつつある横浜 関内のホテルで候補店探しをしている。何故ならRDBの味噌ラーメン人気ランキングによると、都内よりも神奈川県内に人気店が集中しているからだ。そこで本日は、とりあえず横浜に宿をとってゆっくりと目的地を探している。
昨夜は関内の夜を楽しみすぎて気だるい朝を迎えたが、大浴場で朝風呂を浴びて体調をリセットする。そこで開いたRDBによると味噌ラーメン総合ランキングの第二位に君臨する店が横浜市内でヒットした。お店情報によると、今回の味噌ラーメン巡りのキッカケとなった店とも縁があるようなので初訪問を決めた。
11時半開店前の現着を目指して11時前にホテルを出た。自宅からだとこうはのんびり出来ないので前泊の価値があった。ルートはすでに検索済みでホテル近くのバス停から横浜市営バス 横43 戸塚駅東口行きに乗れば15分ほどで最寄りの南太田駅前に着く予定だ。お年寄りしか乗っていない車内で揺られながら、予定通りに最寄りバス停で降りた。するとすぐ目の前にみせがあり、歩いて4歩と余りの近さに驚いた。
開店15分前に現着できたので人影はなく、先頭にて待機する。店頭のお品書きにはバラエティに富んだメニューが数多くあるが、味噌ウィークを宣言しているので選択の余地はなく心はひとつに決めた。すると続々と後列が増えはじめ、気がつけば10名近くになっていた。しかもその並びの客層は、どう見てもシャッター待ちなど、しそうにない高齢者が多い。私などでは若造扱いされても当然の人生の諸先輩方たちが列を成している。この時点で老いはじめた自身の胃袋にも優しいラーメンに出会えるのではないかと期待が高まった。
そんな期待の中、定刻ちょうどに白のれんが掛かりオープン。先頭で券売機の前で迷うことはないかと思っていたが、三枚チャーシューと味玉のどちらかの追加で悩んでしまった。しかしデフォでも焼豚一枚は入っているだろうと味玉を選択して発券し席に座る。
店内はカウンター席ではあるが厨房に対面したカウンターではなく、大手チェーン店のような間仕切り式カウンターが中央に設置してある。壁沿いにもカウンター先があるが、ウォーターピッチャーなどが置かれているので現在は稼働していないようだ。そんな客席と厨房を分離したセミオープンキッチンスタイル。フルオープンではないので調理工程が眺められず残念ではあるが、味噌ラーメンならではの〝あおり〟による中華鍋と五徳がぶつかる音がリズミカルでラーメン屋にいると言うよりも、中華料理屋にいるような効果音が心地よい。余談ではあるが三人体制で回しているのだが、調理場内はご夫妻と思われるお二人が調理なさっている。時おり聞こえる、奥様の段取りのミスが原因なのかご主人の怒号が耳に入ってきて、こちらにも緊張感が走る。それはホール担当のスタッフさんにも気の毒である。
出来ることならば穏やかな気持ちで食事をしたいなと思っている所に我が杯が到着した。接客や店内環境などは評価の対象にしないと決めているので、目の前のラーメンだけに集中する。次客のオーダーと違っていたのだろうか、まさかのワンロット一杯で配膳されたラーメンの姿は、すり鉢にも似た美濃焼の八角丼の中で昨日までの札幌味噌ラーメンとは違った表情で現れた。それは三権分立と言っても大げさではない、スープ、麺、具材のそれぞれが独立しているように見えた。昨日までの味噌ラーメンは具材がスープの一部になっていたので、全く違う印象を受けた。
まずは均一なドットの油膜が張った胡桃色のスープをひとくち。たっぷりのラードが見られるが初動は全くオイリーではなく、動物由来のスープの旨みが先頭を切ってくる。サラリとした豚や鶏の旨みがベースを築いているが、コラーゲンには富んでいるので、それによって清湯スープではあるが奥深い旨みが潜んでいる。その奥には、しっかりと昆布などの乾物系の旨みもあるので味噌ラーメンの出汁でなくても味噌玉だけでなく、あらゆるカエシに対応できるスープに思えた。思いのほかニンニクが控えめなので高齢者にも適したラーメンなのかと自己判断した。
続いて麺を箸で持ち上げると黄色みを帯びた透明感のある中太ちぢれ卵麺の肌には、ラード由来のオイルが麺の一本一本にコーティングされ店内の照明を跳ね返し美しく輝く。それと同時に熱々のスープに潜んでいた為、外気に触れると湯気が立ち昇ってくる。そんな麺を口に運ぶと唇が火傷しそうなほどの熱を持っている。北国発祥のラーメンならではの温度だ。口に入ってきた麺は次第に温度が下がると小麦の甘みを発揮し始める。卵麺ならではのプリッとした弾力のある歯応えが愉快で箸のスピードが加速する。早く食べたいが熱くて食べられないという、もどかしさとの戦いでもある。
具材の焼豚は豚バラの煮豚型で脂身の少ない部分が乗っていたのでラッキーだった。焼豚の上に添えられた大量の生姜を一旦どかせて嚙りついてみる。トロトロの脂身があまり得意でないので、赤身のホロホロと崩れるような食感の焼豚がうれしい。煮汁からは醤油や砂糖などの調味料の旨みを吸っていながらも、豚バラ本来の旨みは残っていてパサつかずにシットリと仕上がったいる。厚切りなのも手伝って食べ応えのある絶品チャーシューだ。三枚入りにすれば良かったと悔いても遅い。
味玉は個性的ではあるが追加して良かった思える逸品。下茹での半熟加減もよく、漬け込みの熟成感も程よく出ている。他店にはあまりないカレースパイスの風味を微かにつけた独特の漬けダレも、この味噌ラーメンとの相性がよい。醤油ラーメンには合わないかも知れないが、この組み合わせには驚かされた。
味噌ラーメンには欠かせない具材のモヤシは、先ほど聞こえた中華鍋であおられたシャキシャキタイプ。強火で一気にあおられたモヤシはラードをまとった光沢がまぶしい。スープに浸ってない部分を食べてみると、モヤシとラードの香りだけがダイレクトに飛び込んでくる。これはスープで煮込まない作り方のモヤシのようだ。でなければ、この盛り付け方はあり得ないはずだ。これはタマネギも同じでスープに甘みを移すよりも、歯応えを優先した具材だ。これならば、そのまま食べても良しスープに浸してから食べても良しと色んな食べ方を楽しめる。
豚ひき肉も同様に、あらかじめ仕込んでおいたものをトッピングしているようだ。ひき肉ながらコリッとした軽妙な食感も楽しい。
この頃になると、おろし生姜がスープに溶け出してパンチを効かせはじめた。ピリッとした生姜のフレッシュな辛味が食欲を増進させる。食欲が最高潮に達したかと思うと、すでに麺は完食する勢いだった。やや私には生姜が強すぎるスープは残してレンゲを置いた。
昨日までの味噌ラーメンとは違ったタイプに出会えて来てよかったと思い席を立った。やはり後列には年配層が多くいらしたが、味覚以上に生姜やニンニクは人を魅了する事を認識した一杯でした。