レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
平日 晴天 13:30 待ちなし 先客6名 後客4名本日は遅めの昼食になってしまったが以前から興味のあったこちらへ向かう。王子神谷で食べた煮干しそばがニボ耐性の弱い私にでもおいしく食べられた衝撃が忘れられず新規開拓も兼ねて姉妹店のこちらが気になっていた。赤羽と聞くと随分と遠くに感じてしまうが埼京線に乗れば分ほどで着いてしまう遠くて近い存在だ。しかし用がない土地柄で十年に数回訪れる程度の場所だ。昼も1時を過ぎたころ重い腰を上げて渋谷駅に向かう。渋谷駅でも随分と離れたホームから乗車しなければいけない埼京線だが工事の完成で乗り換えも随分と楽になるらしい。そうなったらこの新南口はどうなるのだろうかと未来への希望と心配が交錯するホーム上だ。本日のお題を考える余裕もなく赤羽駅に着いた。さらに考える暇なく駅近のこちらに着いた。路地裏と言うよりは路地にダイレクトに佇む店の雰囲気は一朝一夕では成し得ない風情を醸し出す。店の一番奥の券売機で発見しカウンターに座り風情を楽しむ。ワンオペの店内は間口の広い横並び一文字のカウンターのみ。店自体はさほど古くはないが建物の年季はかなりの物件だ。以前は何に利用されていたのか気になる造りの建物だ。客層も年季が入っていて私など若輩者の部類だ。思いのほか女性客も多く半数はおばさまが占め残りの半数をおじさまが占める。つまりは全員が高齢者という事だ。年寄りに優しいラーメンは期待が持てる。期待して待っていると5分で我が杯が到着。白磁の小ぶりな切立丼の中の姿は麺を小盛りにしたせいもあってか品良くこじんまりと穏やかな表情を見せる。まずは桑染色のスープをひとくち。煮干し由来の水泡が少なく透明感も残したスープは煮干し先行のイメージと違い鷄出汁とのバランスを保ちながらお互いを引き立て合う良縁なスープ。密度の濃い煮干し系ではなくサラリと仕立ててある。ひとくちで両者の存在が確認できると言うのは非常に均衡のとれたスープの証だ。動物系と魚介系のコクを醤油ダレのキレが全体をまとめ上げる。自家製のストレート細麺はスープの液面から露わになった部分を見ても低加水なのが伝わってくるハリとコシ。そのスープに絡んでない部分を箸でつまんで頬張ると純粋な小麦の香りが口内に広がる。パキパキとした食感を楽しむと甘味が湧いてきて素材の良さを知る事が出来る。次に少量のスープを最大限に絡ませながら麺をいただく。出来るだけ底の方から持ち上げながら口へ運ぶとスープの香味と旨味と相まって別次元の世界へと連れ出される。比内鶏の甘味と煮干しの苦味、醤油ダレの塩味と酸味が渦を巻くように口の中を魅了し脳天へと駆け抜ける。シンプルな設計図の中に全てを落とし込んだのは造り手の想像力の高さゆえだろう。具材がこれまた秀逸で本来は得意でない豚バラ焼豚も脂身よりも赤身が多い部位が盛り付けてあった。たまたまかも知れないが赤身好きの私にはうれしい部分だ。しかも味付けも濃くも薄くもない絶妙な塩梅で、肉質も柔らかさと歯応えを残すピンポイントでのせめぎ合いが繰り広げられている。その結果、とろけるような脂身と肉感を感じられる赤身の食感を両立させる難題を見事にクリアしている。私にとって最高位に値する豚バラ焼豚だ。薬味の白ねぎは香りよりも辛味だけが際立っていて乾燥した舌触りが残りシンプルな薬味だけに残念な仕事ぶりだった。しかし麺を少なくしたので物足りなさを感じながらも程よい満腹感で終わりを告げた。帰りに久しぶりの赤羽を歩いてみようと一番街あたりを散歩していると昼過ぎから居酒屋で一杯やっている先輩方を見かけて私もちょいと寄り道し昼酒を嗜んだ。満腹だったはずなのに気の利いた小さなつまみは幾らでも入っていく。今回は比内鶏と煮干しのハイブリッドだったが腹持ちの悪さに燃費は良くなさそうに思える一杯でした。
本日は遅めの昼食になってしまったが以前から興味のあったこちらへ向かう。王子神谷で食べた煮干しそばがニボ耐性の弱い私にでもおいしく食べられた衝撃が忘れられず新規開拓も兼ねて姉妹店のこちらが気になっていた。
赤羽と聞くと随分と遠くに感じてしまうが埼京線に乗れば分ほどで着いてしまう遠くて近い存在だ。しかし用がない土地柄で十年に数回訪れる程度の場所だ。
昼も1時を過ぎたころ重い腰を上げて渋谷駅に向かう。渋谷駅でも随分と離れたホームから乗車しなければいけない埼京線だが工事の完成で乗り換えも随分と楽になるらしい。そうなったらこの新南口はどうなるのだろうかと未来への希望と心配が交錯するホーム上だ。
本日のお題を考える余裕もなく赤羽駅に着いた。さらに考える暇なく駅近のこちらに着いた。路地裏と言うよりは路地にダイレクトに佇む店の雰囲気は一朝一夕では成し得ない風情を醸し出す。店の一番奥の券売機で発見しカウンターに座り風情を楽しむ。
ワンオペの店内は間口の広い横並び一文字のカウンターのみ。店自体はさほど古くはないが建物の年季はかなりの物件だ。以前は何に利用されていたのか気になる造りの建物だ。
客層も年季が入っていて私など若輩者の部類だ。思いのほか女性客も多く半数はおばさまが占め残りの半数をおじさまが占める。つまりは全員が高齢者という事だ。年寄りに優しいラーメンは期待が持てる。
期待して待っていると5分で我が杯が到着。白磁の小ぶりな切立丼の中の姿は麺を小盛りにしたせいもあってか品良くこじんまりと穏やかな表情を見せる。
まずは桑染色のスープをひとくち。煮干し由来の水泡が少なく透明感も残したスープは煮干し先行のイメージと違い鷄出汁とのバランスを保ちながらお互いを引き立て合う良縁なスープ。密度の濃い煮干し系ではなくサラリと仕立ててある。ひとくちで両者の存在が確認できると言うのは非常に均衡のとれたスープの証だ。動物系と魚介系のコクを醤油ダレのキレが全体をまとめ上げる。
自家製のストレート細麺はスープの液面から露わになった部分を見ても低加水なのが伝わってくるハリとコシ。そのスープに絡んでない部分を箸でつまんで頬張ると純粋な小麦の香りが口内に広がる。パキパキとした食感を楽しむと甘味が湧いてきて素材の良さを知る事が出来る。次に少量のスープを最大限に絡ませながら麺をいただく。出来るだけ底の方から持ち上げながら口へ運ぶとスープの香味と旨味と相まって別次元の世界へと連れ出される。比内鶏の甘味と煮干しの苦味、醤油ダレの塩味と酸味が渦を巻くように口の中を魅了し脳天へと駆け抜ける。シンプルな設計図の中に全てを落とし込んだのは造り手の想像力の高さゆえだろう。
具材がこれまた秀逸で本来は得意でない豚バラ焼豚も脂身よりも赤身が多い部位が盛り付けてあった。たまたまかも知れないが赤身好きの私にはうれしい部分だ。しかも味付けも濃くも薄くもない絶妙な塩梅で、肉質も柔らかさと歯応えを残すピンポイントでのせめぎ合いが繰り広げられている。その結果、とろけるような脂身と肉感を感じられる赤身の食感を両立させる難題を見事にクリアしている。私にとって最高位に値する豚バラ焼豚だ。
薬味の白ねぎは香りよりも辛味だけが際立っていて乾燥した舌触りが残りシンプルな薬味だけに残念な仕事ぶりだった。
しかし麺を少なくしたので物足りなさを感じながらも程よい満腹感で終わりを告げた。帰りに久しぶりの赤羽を歩いてみようと一番街あたりを散歩していると昼過ぎから居酒屋で一杯やっている先輩方を見かけて私もちょいと寄り道し昼酒を嗜んだ。
満腹だったはずなのに気の利いた小さなつまみは幾らでも入っていく。今回は比内鶏と煮干しのハイブリッドだったが腹持ちの悪さに燃費は良くなさそうに思える一杯でした。