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「煮玉子そば ¥820」@中華そば専門 とんちぼの写真平日 薄曇り 13:30 先客7名 後客1名

本日は遠路はるばる隣町の人気店に初めて訪れた。家を出て二時間かけての飯能行脚を一軒だけで終わらせるのはもったいなく思い、最寄り駅に向かうバスの中で近場の店を捜索してみる。するとこちらのラーメンの写真が飛び込んできた。それは大好きなタコ唐草文様の器の写真だった。調べてみると皆さんのレビューの評価も高く路線バスを駆使すれば移動距離もそれほどではない。せっかくの出会いなので連食にはなるが追い始めた胃袋を奮い立たせ初訪問を決意する。

バスを一度だけ乗り継ぐと最寄りのバス停に着いた。その直前に大きな鉄骨の看板にラーメンと描かれた文字が目に入った。その看板の奥にあるラーメン屋らしからぬ大きなお屋敷が見えたが暖簾も看板も無く閑散としている。まさかの臨時休業かと思ったが引き返すわけにはいかずバス停で降りて店先に向かってみた。

敷地内の駐車場に数台の車はあるが営業している雰囲気は全くない。更に近づくと駐車場の入口には営業中の看板があったがそれでも信じられず駐車場に入るとようやく私が見た大きなお屋敷の横に暖簾の掛かった別棟の店舗があった。さすがにこれは分かりづらい。

ひとまず安心して店内の券売機で基本と思われるラーメンに味玉を追加してカウンターに座った。店内は元気の良い三人体制でテーブル席にも対応できるようにホールスタッフもいる。常に掛け声が飛び交う店内は活気に溢れて、持ち帰りの商品をお薦めする商魂もたくましく感じた。

入店して10分程で我が杯が到着した。お目当ての大好きなタコ唐草の高台丼の中の姿は修行先の荏原中延の人気店のラーメンとベクトルは同じだがヤンチャな様子。

まずは半濁した枇杷茶色のスープをひとくち。複雑な味わいの中で特出しているのは焼き干しのような焦げた香味だ。個性を主張するあまりに不快にさえ感じる。苦いと言うのではなく焦げ臭さだ。醤油ダレの塩分は程よく魚介系や動物系の広がりはあるが深みがない。広く浅いスープには残念。

麺は自家製とある中太ストレート麺で全粒粉と思われる。茹で加減もバッチリで滑りよく流れ込んでくる。噛めば小麦の香りが弾けるはずだが独特な苦い香味に押されて発揮しきれていない。

具材は豚肩ロースの煮豚型焼豚でしっかりした肉質は持ち味を発揮し、味付けはスープに負けないように強めだが過度に濃すぎないので嫌味なく食べられた。

追加の味玉も下茹で具合や黄身の熟成も出ていて追加した甲斐のある逸品。細切りメンマは下処理をやり過ぎたのか発酵臭は飛んでしまっている上に味もかなりの薄味でスープに負けている。

薬味は白ねぎの小口切りだが乱切りに近く、ほぐしながらスープで加熱しないと食感が悪い。大判の海苔は質が高いとは言い難い品物で香りも乏しく、やはりスープの苦味に負けている。

スープの焦げ臭さと格闘しながらも麺と具材は食べ切ったが後味の悪さが残りスープは飲めなかった。決して不味い訳ではないのだが飲む気にならない。

初訪問だったので今回のスープがデフォルトなのかトラブルだったのかは分からないが余りにも残念な出来だった。また明日確かめに行ける場所でもなく次回はまた連食ついでになりそうだ。

席を立つ時に帰りのバスの時刻を調べたら少し前に出たばかりで次のバスは一時間後と踏んだり蹴ったり。しょうがなく最寄りの高麗駅まで歩こうとしたら後ろからバスがやって来たので慌てて戻った。幸運にもバスが10分も遅れていたようだ。しかも飯能駅に着いたら西武鉄道 特急レッドアロー号に間に合い池袋まで30分ちょいで戻って来れた。ここに幸運の全てを使ったようだ。

食べ終えた後で店を出た時に道路沿いの敷地に平飼いされている軍鶏かニワトリを何羽か見かけたのは幻だったのだろうか。余りにも慌てていたので幻想でも見たのではないかと再確認しに行きたくなる一杯でした。

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