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平日 晴天 14:00 待ちなし 先客1名 後客1名本日は知人から薦められたこちらへ向かう。以前からBM歴もあり気になっていたのだが都心の真ん中に位置しながら出向く用もなく知人からも行列は必至との情報も得ていたので躊躇していた。RDBによると通し営業ながら中休みもあるとの事でこの時間の訪問は心配だ。閉店してた時に九段下や神保町界隈は何気に学生街で若者が多くそれに応じてか濃いめのラーメン店が多いのでつぶしが効かないことも不安材料のひとつだ。早じまいしてない事を願いつつ九段下に降り立った。昔はよく来ていた武道館だがアリーナやスタジアムツアーなどの超大箱でのライブが増えたので10年ほど武道館に来ていない。そんな事を考えながら店が見えてきたが行列もなく早じまいの不安がよぎる。恐る恐る店を覗くと店主とカウンターのお客さんが楽しそうに談笑しているが本当にお客さんなのかとさらに不安になる。少し離れて様子を見ていると中からいらっしゃいませと声がかかる。早じまいではなさそうだが行列必至と聞いていたので拍子抜けする。こんな日もあるんだなと。入ってすぐの券売機にて発券するが横文字が並ぶ辺りは若者向けなのだろうか。そんな時代の流れに臆する事なくじっくりと吟味してお目当てのタイトルを押す。自由にカウンターに座り店内を見渡す。バーのような内装の店内をツーオペで回す。コンパクトな調理場は導線も良さそうで回転率も上がりそう。と思っていたら着席後2分ほどで目の前に我が杯が到着。かなりのスピードだ。その容姿は外紺内白に朱色で線が描かれた有田焼の玉渕丼。白磁にはない色気がある器だ。その器の中でキレイに整列した麺が印象的。その上には流行りの焼豚と和食材の薬味が盛られている。丁寧で美しい仕上がりを見せる。どこまでも透明感のある赤錆色のスープをレンゲでひとくち。容姿に見合った穏やかなスープで苦みを感じない四味で構成されている。非動物系のスープのようだが鷄の脂の甘味と鰹節の血合いからの酸味、まろやかだがコクのあるカエシの塩味とそれぞれから抽出された旨味がバランスを取りながら舌にも喉にも刺激を与えないように染みていく。印象的な麺は全粒粉のストレート中細麺で胚芽色がスープとの濃淡で更に美しく見せる。整列した麺を箸で持ち上げるが行儀よく束をなりスープとも団結して滑り込んでくる。優しいスープが繊細な全粒粉の香りを引き立てる。ザラつきはないがツルッとした舌触りよりはワシャワシャと噛み応えを楽しむタイプの麺。具材は今や定番の豚肩ロースの低温焼豚の極薄切りが二枚。上部のはロゼ色が保たれていたがスープで加熱された下部のものはロゼ色は残ってなかった。しかし下味も良く筋切りも熱の通りも絶妙でどちらも美味しかった。反して残念だったのが鷄ムネ肉の低温チャーシューだ。笹身かと思うほど小さなそれは明らかに先端の細い部分だけ切り分けられていてパサつきしか感じられない。小ささを知っての事かサービスなのか二枚入っていた。こんなパサついた肉なら二枚もいらない。たまたまそれに当たったのだろうが不運だった。味玉はカットされていてが下茹での黄身の偏りが半熟の均一性を壊しているのが分かる。その仕事には丁寧さは見られなかった。白身は薄墨色に染められ他にはない色彩だが味は薄めで卵の質の良さが出ている。具材に残念な点はあったが毎日でも飲めそうな穏やかなスープと麺は大変美味しかった。麺やスープとともに寄り添って入ってくる白ねぎの笹切りの辛味と根三ツ葉のような三つ葉からの土の香りを思わせる苦味が一体となってようやく五味を作り上げる。完食後もその五味の余韻を惜しみつつ席を立った。食後に水を必要としない塩梅と流したくない残り香を感じながら店を出た。次回は塩ラーメンも試してみたいと思ったが切り分けの不運が起こらない事を願う一杯でした。
本日は知人から薦められたこちらへ向かう。以前からBM歴もあり気になっていたのだが都心の真ん中に位置しながら出向く用もなく知人からも行列は必至との情報も得ていたので躊躇していた。RDBによると通し営業ながら中休みもあるとの事でこの時間の訪問は心配だ。閉店してた時に九段下や神保町界隈は何気に学生街で若者が多くそれに応じてか濃いめのラーメン店が多いのでつぶしが効かないことも不安材料のひとつだ。
早じまいしてない事を願いつつ九段下に降り立った。昔はよく来ていた武道館だがアリーナやスタジアムツアーなどの超大箱でのライブが増えたので10年ほど武道館に来ていない。そんな事を考えながら店が見えてきたが行列もなく早じまいの不安がよぎる。恐る恐る店を覗くと店主とカウンターのお客さんが楽しそうに談笑しているが本当にお客さんなのかとさらに不安になる。少し離れて様子を見ていると中からいらっしゃいませと声がかかる。早じまいではなさそうだが行列必至と聞いていたので拍子抜けする。こんな日もあるんだなと。
入ってすぐの券売機にて発券するが横文字が並ぶ辺りは若者向けなのだろうか。そんな時代の流れに臆する事なくじっくりと吟味してお目当てのタイトルを押す。自由にカウンターに座り店内を見渡す。
バーのような内装の店内をツーオペで回す。コンパクトな調理場は導線も良さそうで回転率も上がりそう。と思っていたら着席後2分ほどで目の前に我が杯が到着。かなりのスピードだ。
その容姿は外紺内白に朱色で線が描かれた有田焼の玉渕丼。白磁にはない色気がある器だ。その器の中でキレイに整列した麺が印象的。その上には流行りの焼豚と和食材の薬味が盛られている。丁寧で美しい仕上がりを見せる。
どこまでも透明感のある赤錆色のスープをレンゲでひとくち。容姿に見合った穏やかなスープで苦みを感じない四味で構成されている。非動物系のスープのようだが鷄の脂の甘味と鰹節の血合いからの酸味、まろやかだがコクのあるカエシの塩味とそれぞれから抽出された旨味がバランスを取りながら舌にも喉にも刺激を与えないように染みていく。
印象的な麺は全粒粉のストレート中細麺で胚芽色がスープとの濃淡で更に美しく見せる。整列した麺を箸で持ち上げるが行儀よく束をなりスープとも団結して滑り込んでくる。優しいスープが繊細な全粒粉の香りを引き立てる。ザラつきはないがツルッとした舌触りよりはワシャワシャと噛み応えを楽しむタイプの麺。
具材は今や定番の豚肩ロースの低温焼豚の極薄切りが二枚。上部のはロゼ色が保たれていたがスープで加熱された下部のものはロゼ色は残ってなかった。しかし下味も良く筋切りも熱の通りも絶妙でどちらも美味しかった。反して残念だったのが鷄ムネ肉の低温チャーシューだ。笹身かと思うほど小さなそれは明らかに先端の細い部分だけ切り分けられていてパサつきしか感じられない。小ささを知っての事かサービスなのか二枚入っていた。こんなパサついた肉なら二枚もいらない。たまたまそれに当たったのだろうが不運だった。
味玉はカットされていてが下茹での黄身の偏りが半熟の均一性を壊しているのが分かる。その仕事には丁寧さは見られなかった。白身は薄墨色に染められ他にはない色彩だが味は薄めで卵の質の良さが出ている。
具材に残念な点はあったが毎日でも飲めそうな穏やかなスープと麺は大変美味しかった。麺やスープとともに寄り添って入ってくる白ねぎの笹切りの辛味と根三ツ葉のような三つ葉からの土の香りを思わせる苦味が一体となってようやく五味を作り上げる。
完食後もその五味の余韻を惜しみつつ席を立った。食後に水を必要としない塩梅と流したくない残り香を感じながら店を出た。次回は塩ラーメンも試してみたいと思ったが切り分けの不運が起こらない事を願う一杯でした。