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「正油あらびき(880円)+小じゃこ飯(350円)」@ボニート・ボニートの写真【2015.04.24初訪】
武蔵小山周辺での仕事が最後になりました。いやいやこの界隈はレベルの高い飲食店が多いですね。仕事で訪れることがもうないのかと思うとちょっと寂しさすら感じます。そんな訳で今回は、ずっと気になっていたけれど訪問できないままになっていたこちらの店を訪ねてみました。

11:45頃店到着。店構えは一見ラーメン店には見えません。店の名前も横文字で表示されているので、イタリアンかスペイン料理のバルのような雰囲気。なのでてっきり非常に若い方が営まれている店だと思い込んでいたのですが、入口の扉を引くと渋いおっさんが厨房内からいらっしゃいと声をかけてきました。この方が店主でした。
券売機では店の一押しと表示された「正油あらびき(880円)」と「小じゃこ飯(350円)」の食券を購入。カウンター席に座って接客係の奥様と思しき方に食券を渡します。この日は荷物が大きかったのですが、後ろの待合席に置いてよろしいと、優しく教えてくれました。まだ昼休み時間にはなっていませんでしたが、店内は6、7割の席が埋まっていました。なかなか人気があるようです。

店主はなかなかこだわりおやじのようで、仕事が非常に丁寧です。なので少々提供までに時間がかかります。そして提供された私のラーメンは…見た目は濃い醤油色。あらかじめかなりの量の魚粉が投入されているところが見えたのですが、その影響もあるのでしょうか。では早速スープをレンゲで一口。いきなりガツンと鰹の強い風味が感じられます。店の名前の通りですね。鰹鰹です!これは後から投入された魚粉だけではなく、もともとのスープにも鰹出汁がしっかりと摂られているのだと思います。
しかし実はそれだけではなくて、豚骨がベースと思しき動物系出汁もしっかりしていて、スープの芯を支えています。そして別に入れられたと思しき油が丼表面を覆っていて、予想に反して結構こってりなスープに感じます。ほのかな甘みは何に由来するのか…?
このように動物系出汁もしっかりしているのですが、前面に現れる鰹の強さですっかり他が見えにくくなっていますね。これほどまでに鰹が強いのは初めて。化調は使っていないそうですが、物足りなさは全く感じません。そして“あらびき”の意味は先に投入されていた魚粉が粗挽きなのだと食べて納得。

麺はちらっと見えた袋から、浅草開化楼製のようです。どうも一杯あたり一玉ではなく、もっと使っているようでした。量的には多めです。恐らく200gくらいではないでしょうか。食べ応えがあります。そして意外にも中太麺でした。縮れ少々。こいつは加水率やや低め。なのでスープをよく持ち上げます。なかなか香ばしあさがあって旨い麺でした。

チャーシューが豪快です。厚みがあり、味付けがしっかりしたもの。スープによく浸しておくと全体が柔らかくなってきてさらに美味しい。
その他の具で特徴的だったのはメンマ代わりの筍。店にこの筍についての薀蓄が掲げられていましたが、こだわりですね。これ年を通して手に入れるのは大変なんじゃないかと思うのですが、どうやって生の状態を保存するんでしょうね…缶詰なら理解できるけど…何れにしてもメンマとは違う食感と味わいは新鮮。
生のわかめが入っているのも特徴的でした。私は本来、ラーメンにわかめが入るのを好みません。独特のぬめりが出ることと、ほとんどのラーメンスープでわかめが合うものに遭遇したことがないからです。しかしこいつはいけます。上質で、何しろスープとしっかり馴染んでいます。
そして葱と貝割れ大根。葱の刻み方が特徴的でした。これらは丼表面の油によってかなりこってりと感じるところを良い意味で落ち着かせています。

ちなみにじゃこ飯は、じゃこがたっぷりでご飯の炊き上がりもよく美味しいです。味は極めて薄味なので、醤油を少々垂らしていただくわけですが、最後にラーメンのスープをかけて食べてみました。ちょっと油っこくなったけど、やはり鰹の旨味が前面に出ますね。しかしこの量ではCPは良いとは言えないですね。

価格的にはかなり強気な設定ですね。とても独特の世界感があって美味しいとは思うのですが、正直なところもう100円ずつ安くないと、何度も通う気にはなりませんでした。

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