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「ラーメン」@必勝軒の写真 いつも行列の絶えない「必勝軒」……自宅からもっとも近いラーメン店、しかし「行列嫌い」の私には、もっとも「縁遠い」お店でもありました……開店以来の皮肉なめぐり合わせ。しかし、近所づきあいもあとわずか、津田沼から引っ越せば、滅多に訪れることもないでしょう。
 休日ともなれば、長蛇の列を従えるこのお店ですが……しかし年に何回か、週末でもさほど待たずに入店可能なタイミングがあります。その一つが、大学生・予備校生の姿が極端に減る「センター試験日」 (19日) 。
 11時過ぎに店前をのぞくと店外待ち6名、10分強待っただけで店内へ。注文は「ラーメン」(700円)を「麺少なめ」で。学生が少ないと、店内も少し落ち着いた雰囲気。今日は社会人風のカップルが多く、穏やかに談笑しながら麺をすすり、食後はさっさと引き上げて、小気味よい回転が続きます。客層のせいか、いつもより口数の少ないご主人、キビキビとしたオペレーションが冴え渡り、店外待ち客への目配りも欠かしません。丼は約6分で到着。
 日替わりスープのこのお店、土曜はファミリー向けの「オールマイティ」。有名店ゆえ、すでに語り尽くされたスープですが……しかし、一つポイントを上げるとすれば、この煮干しの「苦味」。カツオ節でキリリと引き締められたこの「苦味」、このおかげで大量のスープ・麺を、スルリといただくことができます。ビールのホップ、カクテルのオレンジ・ビターなどと、同じ理屈ですな……大量の煮干しを使い、エグミが出る前にサッと引き上げる。この「苦味」を帯びた重量感ある煮干し出汁が、上質なカツオ節・動物系を、まるで自らの中に取り込むように融合させ、「必勝軒」ならではの見事な「一体感」を出しています。「ファミリー向け」にややおさえた塩加減で、他曜日のスープよりも好みですな。
 ま、賛否あるでしょうが、敢えてこの店の弱点をあげるとすれば、それはラーメン用の「麺」。コシが強く、「プリプリ」の域を超え「シャキッ」と固めに仕上がった中太麺。しかし小麦の甘みが淡泊すぎて、迫力あるスープと、もう一つうまくシナジーしない……昔から、そんな気がしています。もっとも、非常に高い完成度を誇る一品の、ほんの些細な弱点に過ぎませんが……
 年に2、3回しか通えませんでしたが、それでも通算では、相当回数お世話になりました。その間、一度たりともブレを感じたこともなく、客以外の要因で不愉快な思いをしたこともありません。あまりにも、自分の一部となっている味で、いまさら言葉にするのも気恥ずかしく感じますが……誰が何といおうが、大勝軒系では、マイ・ベストなお店の一つです。ご主人、いつまでもお元気で。灯りを照り返すこのスープのように、わが津田沼の「光」でいて下さい。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

おばんです。
もうそろそろ千葉県人ではなくなってしまうんですね。少し寂しいです。
「センター試験日」を狙う辺り、さすがですw。

こちらの店長はいつも誰かと会話しているイメージです。
若者とも積極的に話してますし。
カップルには遠慮してるんですかねww。

エイチジー | 2008年1月25日 23:28

milesさんの千葉ラーメンの採点をもうすぐ拝見できなくなると思うと寂しい限りです…。必勝件はしばらくご無沙汰していましたが、レビューを拝見して行く気が沸いて来ました。学生さんが減る春休み期間には顔を出そうと思います。

みかん | 2008年1月26日 21:12