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「豚足そば1000円」@徳記の写真8/31/12
◆老舗の特徴あるメニュー

中華街、横浜の麺について書くときにまず外せないのが徳記の豚足そば。
こちらも池波正太郎が絶賛する店。

これだけ有名なのにRDBに人気メニューの投稿は一件しかない。
それも積極的におススメしている風には思えないが、複雑な心境なのだろうか。
有名ではあるが、それだけ普通ではない味なのである。
中華では珍しくないメニューも、関東付近では豚足御を積極的に食べる文化はないからかもしれない。
勇気のある方だけが、正直に『王様の耳はロバの耳』と書けるのかもしれない。
逆に、今の若い方でこれを『美味い』と言う人がいたら尊敬できる。
相当な味覚の持ち主だ。

他のサイトでもなかなか遠まわしな言い方を強いられている気がする。
それだけ池波正太郎氏は光り輝いている。


池波正太郎氏がどんな方か知る由もないが、やはり食通と言われる人は普通の美味いものを美味いとは言わない。
美味いという料理には、なぜ美味いのかという謎が含まれることがあるのだ。

食べ込むほど、よりシンプルな、素材からの淡い味をよしとする傾向がある。
どこにでもありそうな味、コピーされる味には言及されない。
そしてある意味で、その分かり難さはよいことだと思う。
食べることは生き方や人格、哲学にも通じる重要事項だからである。

結局、たいていの人が食べて美味いと言うものを、美味いというのは普通すぎる。
特に書いたり、言及する必要性を感じさせない。
ほっておけばよいのである。
そういう共有し易い美味さとは違う美味さとはなにか、味とは何かということに真剣に取り組んでみるのも行き方だろうか。どう見ても人様の役に立たないのがいいのだ。

さて、この豚足そば、どのように書けばいいのだろうか。
いったいどこがいいのだろうか?

関帝廟通りを西に進むと、路地がある。
今ではその入り口に看板が出ている。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/153516033?size=450

かっては何もない路地で、そこに入り込む必然性はまったくなかった。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/153516046?size=800

現在でも住人以外は、この店に向う人のみ。
扉を開けるには多少の勇気がいる。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/153516065?size=800

中に入ると例のメニューを食べている人が必ずいる。

愛想のないオバチャンに豚足そばをたのむ。
愛想がないのが逆に心をくすぐられる。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/153516112?size=800

φ20cm位の丼には麺のみ。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/153516100?size=800
もう一皿はツヤツヤした豚足2個。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/153516125?size=800

この麺、『特製 手打そば』だ。
平打ちのストレート麺は中幅。
表面に滑り感がある、腰の立つ麺。
食感からはどうも一度乾麺にしているのでは?と思わせる。
うどんの乾麺に近い。

スープは。
塩味は弱い。ラーメンの汁とは思えないもの。
調味料感はなく、そうとうアッサリしている。
おそらく鶏ガラだけだとこのような味になるのだろうか。
食べ慣れている旨味成分とはかなり違うというか、かなり弱い旨味。
味がないと言われそうだ。
ただ鶏的なコクと、独特のコクが感じられるが・・・ワカラン。
いずれにしても、白米には素材の味しかないのと近い。
小麦の美味さがあるこの汁そばは主食に近い。

豚足は。
汁は濃い色だが、塩味はやはり弱い。
とにかく柔らかく煮込まれていて、八角などの香辛料が効いている。
骨も齧ってみると食べられるくらい煮込まれているのだ。
これは多くの人に受け入れられるだろう。

麺は汁そばだけでは薄い味なので、豚足一個食べたら、そのスペースを使ってその汁に漬け込んで食べることを薦められる。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/153516160?size=800

汁は独特の美味さという感じか。
麺はこの汁に合う。

どうやらスープは豚足の煮汁が効いているようだ。
豚足と同じ系統の味がする。

これを始めて食べる人がどういう感想を持つかには興味ない。
おそらく食べたことがない味だからだ。
それをどう思うかは、味覚という要因より、それまでの経験や偏り気味の自信による。

ところが、この味を知っていて汁のタレに麺をつけてみると、悪くないのだ。
煮詰まった汁のコク・・・これかな。
こういうのも中華料理の美味さの一要因かもしれない。
少し経つと食べたくなるものがある気がする。
いずれにしても食通になるには大変だろうな。
不味いと言うのは比較的簡単。
これを美味いというには、根拠と勇気が必要だ。

当然点数にも謎が含まれるようにしておこう。


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割と最近できた店。東京チカラめし。
元祖焼き牛丼の店。人気があるようで昼は並びもできる。
ここでカレーライスをみつけた。
大盛り450円。
カレーデータベースに投稿した。
http://currydb.supleks.jp/review/729097.html

投稿 | コメント (7) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんにちは~。
たまたまラーメンがアップされる前にカレーを見ちゃったんですね。
失礼しますた。(笑)
しかし、中華系の豚足ってホント旨そうですね。

>…豚足一個食べたら、そのスペースを使ってその汁に漬け込んで食べることを薦められる。
逆のせですね!
何か斬新です。
中華はやはり乗せるのが楽しいですね。(笑)

5656 (活動超停滞中) | 2012年9月17日 10:47

◆5656さん
コメントありがとうございます。

今回は中華でした。
日本料理だったら甘めで醤油を効かすところですが、
中華は違うのですね。
連日の中国の報道で、今中華のことを書くのはちょっと考えましたが、
やはり人間不信になっていても人生の最後に面白くありません。
ここは人間の可能性を信じたいところです。

KM | 2012年9月17日 17:14

こんばんは。

豚足そばとは珍しいメニューですね。
中華街では、普通のメニューなのでしょうか。
よく煮込んだ豚足を味わってみたいですよ。
中華は奥が深いですね。
たまには、中華街に行ってみようかなぁ~^^

赤城山 | 2012年9月17日 18:57

こんにちは。

八角の風味が強い豚足というのはいかにも中華料理屋の一品といった
趣がありますね^^

見た目もウマそうです!

pvs aka duff | 2012年9月17日 22:11

KMさん こんばんは!

ここに行きましたか!! さすがです!!
自分は20年ぐらい前に行ったきりですね。その時に「豚足そば」を食べました。

>骨も齧ってみると食べられるくらい煮込まれているのだ。

そうなんですよね~! 自分も最初のほうは、かじって食べちゃいました。

>麺は汁そばだけでは薄い味なので、豚足一個食べたら、そのスペースを使ってその汁に漬け込んで食べることを薦められる。

自分は途中から丼ぶりに豚足と汁を入れて食べちゃいました!!
また、食べに行こうかな?

ヨコべー | 2012年9月17日 22:40

◆赤城山さん
コメントありがとうございます。

動物や鳥の足などは中華料理ではよく出てくるようです。
ただ日本では進んで食べる人が少ないので、メニューは
めずらしいかもしれません。

やはりコラーゲンはご馳走のようですよ。
広東やお隣の広西ではアヒルの足がよくでました。


◆pvs aka duffさん
コメントありがとうございます。

麺類にも色々な食べ方があるものです。
中華では麺+何か が必ず必要な気がします。
一方日本化されたラーメンは丼一杯にすべてが
詰め込まれていると考えられます。

KM | 2012年9月18日 07:38

◆ヨコベーさん
コメントありがとうございます。

行ってきましたよ。
中華街ではいろいろ気分を変えられる料理があります。
ラーメンだけだと寂しいのですね(笑)。

丼に入れても間違いないでしょうね。
そういう味付けでした。

他にも面白い料理があるのでゆっくりするのもいいですね。

KM | 2012年9月18日 07:42