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「特製塩そば」@支那そば屋 蘭丸の写真 仕事が忙しく不規則な生活、てきめんに体調を狂わせ、ラ抜きの数日間。ようやく食欲を感じるまでに回復し、早速復帰の一杯とあいなりました(21日)。体調と相談して、まずは塩から。塩で宿題店といえばここ、西大島「蘭丸」。
 店内は先客一名、しかし入れ替わるように席を立たれ、貸し切り状態。エラ・フィッツジェラルドのスローバラードが漂う店内に、ゆったりと流れる時間。注文はもちろん「特製塩そば」(850円)。再訪ゆえ、本題ですが……
 淡い褐色の半透明スープには、ネギの他、ワカメ・桜エビ・白ごまが散る、なんとも華やかな丼姿。では、スープを一口……なんとも「濃厚」な旨み、「強い・弱い」ではなく、「濃さ」を感じる旨みです。情報では豚骨・鶏ガラのほか、干し椎茸や根昆布、スルメなどを使用しているようですが、それぞれの旨みが深く混じり合い、重層的に織りなす味わいは、「美味」の一言。「支那そば」で感じた重たさはなく、ひたすら濃く、深い味わいです。しかも、桜エビの味がきれいにスープに染み出しており、その香ばしさがアクセントとして実に効果的。ただ、「支那そば」同様、ケミカルの気配が少し感じられ……すこし旨みに「透明感」が失われており、お題が「塩」だけに、この点は残念。
 麺は「支那そば」同様、中細縮れで加水率やや高め。今日は女性店員が麺上げしていましたが、そのせいか前回よりは少し柔らかめのゆで加減で、ちょっと惜しい。特筆はチャーシューで、分厚いバラロールは脂身がキチンと前処理されており、適度な柔らかさで、歯応え・味付けとも相当なレベルの一品。ワカメはトッピングとしては扱いづらい食材ですが、スープの「濃厚」さがキッチリと役割を与えており、私の知る中では「旭川ラーメン 好」に似た、巧みな使い方。具材にはクラゲも入っているらしく、グミグミした食感も、また一興。
 分厚い旨みは淡い甘みを帯びて、味の作り手としてはついつい「辛み」を加えたくなるところでしょうな……それを敢えてやらずに、七味を客に預ける、イナセなはからい。惜しむらくは、「透明感」の問題ですが……少し点を差し引くとしても、十分この点数。お薦めの一品です。

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