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「こってり大盛り」@天下一品 五条桂店の写真異論はあるようですが、旨い天一を語るときに必ず出てくるのが桂店。私は市内北部の育ちですから、北白川本店が基本です。あ、もちろん大将が客から見える場所で大釜にオールみたいな棒を突っ込んでひたすらかき回していた時代の話、本店に限らずどの店も自前でスープを煮ていた頃の話です。ところでこの桂店のスープ、自前で煮ているとコメントがありますが、実際に店頭で煮ると凄い匂いなんで外からでも分かりますが、その強烈な匂いが感じられません。それと大将の居られるスペースは囲いがしてあって見えにくいから断言はできませんが、あのお店の需要を満たすだけの量のスープを、あそこで作っているようには見えません。何かプラスαがあるのは間違いないですが、ゼロからスープを仕込んでいるようには見えません。

さて、9号線のお店。千代原口をちょっと下がった左側。大きな駐車場併設で食事したら無料。外見よりも店は広くテーブル、カウンターで50席以上はあるように見受けました。水はセルフ、注文は聞いてくれます。「こってり大の単品、堅め、ネギ大」が私の注文の決まり文句…

ところで遠方の方のレビュに時々「京都系だから麺が柔らかい」とか「ネギが少ない」とかありますが、これらは基本カスタマイズできます。書いて無くても、というか、基本麺の堅さやネギの加減はメニュに書いてないですが、こだわりの特殊事情がない限り注文時に言えば対応してくれるのが関西のラーメン屋。ネギ抜き、メンマ抜きもOKです。ちなみにネギでもニンニクでも一味でも、薬味の量が少ないと思ったら遠慮せず「もうちょっと頂戴!」を言いましょう。関西では関東の有名店系列・インスパイア系でない限りラーメンを注文するのに妙なお作法はありませんし、むしろ店側との自由なコミュニケーションを取って当たり前の土地柄です。天一は店によっては「スープ大(増量)」が無料でコールできるところもありますが、トッピング扱いで100円増しも有り得ますからご注意を。それより、気持ちの良いサービスをしてくれたら相手が若いバイト君でも店長でも同じように”おおきに、ありがとう”は必ず言いましょう。席を立つとき店が掛けてくれる挨拶にも”おおきに、ごっつぉうさん(ごちそうさま)”のように答えるのが関西の常識です。例えまずくて二度と来たくない店でも、メシを喰わせて貰った事に対する礼は話が別、ということのようです。

閑話休題。

ここは嬉しいことに「にんにくどうしましょ?」が生きているお店なんですね。最近の店は細麺とかがあって「麺は普通ですか?細麺ですか?」「スープはあっさり、ハーフ、こってりがございます」などとこざかしい事を聞いてきますが、昔日の天一でオーダーの後に必ず聞かれるのはこれだけでした。今では張り紙に「にんにく入りはお申し付けください」と書いてあって、自己申告制が増えています。但しニンニクは後からお願いしたら小皿に入れて持ってきてくれます、例の唐辛子まぶしの赤い刻みニンニク。ネギについては悲しいなぁ、昔はどの店もネギはざるから取り放題が天一の売りでしたが、桂のお店もネギざるは撤去されていますね。お上からの衛生上の指導とかがあるのかも知れませんが、これは復活させて頂きたい物です。

この店の名物「赤」は自動的に乗ってくる物と思っていました。配膳を待ちながらメニューを見ているとどうやら注文制のようす。「すみません、赤を追加して貰えますか?」といったそのとき配膳…でもお兄さんが「ああ、いいですよ、持ってくるから好きなだけかけてください」と気持ちよくギョーザ用小皿に一杯の、種を抜いた赤唐辛子粉を持ってきてくれました。どうやらキムチをつけ込むときに使うような、韓国系の鷹の爪とお見受けします。

さて、光線の加減かちょっと普通より濃く見えるらーめん(入り口突き当たりのカウンタ、暗くて正確な評価は出来ず)、唐辛子を小皿半分ほどの量を掛けて頂きます。「う!うまい!」マイルドな辛さ、一味ではない、ホンマモンの鷹の爪の良い香りがします。確かにスープもこれが天一、と思わせる味。会社の近く、大阪・御堂筋の店は厨房に入るバイトの兄ちゃんによって味に激しいバラツキがありますが、100円割引券で680円で食えるとはいえやはり別物。久々のホンマモンの味に胸が詰まります。心を落ち着かせてカウンタ上のフリー調味料をチェック。ラーメンのタレ追加用と粉胡椒は定番ですが、カラシミソはここのオリジナルですね。他店のように種入り刻み赤唐辛子を微量の赤いミソ状(コチュジャン系?)のものに練り込んだやつではなくて、普通の白味噌に唐辛子を少量入れた物で、見るからに色が薄いというか、赤くないです。これは初めて見ました。そういえば味噌ラーメン、というのがメニューにあります。この白カラシ味噌はピリ辛が苦手なら風味が増すかも知れませんが小生は赤の粉で充分でした。

角煮や楽集(あっさり系野菜)、ミソラーメンといったメニューも気になります。若いバイト君ではなく、おやっさんが厨房に居て、ホールは年季の入ったおばちゃんが仕切る天一は味が安定していて安心であることを改めて認識しました。もう、無我夢中で鉢を舐めるように完食、780円は値打ち充分です。

私にとってラーメンの100点というのは旨かった、店でスープを煮ていた天一以外に付けることはありません。例え他でどんなに旨くて感動的なラーメンに出会えても、99点がMAXです。ガキの頃に初めて「中華そばを越える中華そば、醤油、ミソ、塩ラーメン以外のラーメン」を教えてくれたテンイチ。でも京都の人間でも「天一だけは喰いたくない」という人、けっこう周りにも居ますから旨いかどうかは知りません笑。と、マズいテンイチの店には-100点を付けてやりたいと思います。

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コメント

こんにちは~
初めまして、暴走でっぱと申します。

天一は4、5年前から本店も滋賀のセントラル工場からの搬入品らしいですよ~
本店の味も昔とずいぶん変わりました、ある意味どこの天一でも食べられる味です…

本店がそういう状態なので、恐らくこちらも同じシステムだと思われます。

暴走でっぱ | 2011年4月20日 10:39

ご近所ですね、でっぱ様w 存じておりました、コメント有り難うございますm(_ _)m
T一食品KKは草津でしたっけ、雄琴あたりでSPAビジネスとか。レトルト茹でてるのが見えた店もありましてー100点ってのはそういう輩でございます。私がガキの頃に通っていた塾の跡地にK社長さんがお住まいの天一本社もあります=S基学園、色々ウンチクはありますよw。

桂、私には全く縁がなかったんですが、天一嫌いの連れ合いが唯一「そや、桂の店やったらウチも食べれるねん」と思い出したように勧めるもんで行ってきた次第。ちなみに連れ合いのいとこは某国道沿いの店に勤務してますけどw

天一はやっぱり、昔からバラツキがありますよね。 今みたいなFCになるまえから、70年代、イーグルスがH.カリフォルニアを唄ってた頃の話ですけど、今出川店の隣に住んでた連れがわざわざ北白川に喰いに行くとか、ありましたw。てか、やっぱそれなりに面倒臭いスープなんだと思います。 京風水炊きの白いスープも旨いなぁ…白いスープ、好きやなぁ(*^_^*) そういや、昔は37種類っしたっけ?「化学調味料は使わずXX種類の材料で作ってます」とかって誇らしげに手書きの張り紙してあったけど、最近は見ないなぁ。

vordme | 2011年4月21日 20:56