レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
会社からの帰り道(18日)、ちょっと寄り道して岩本町の新店「大将 李家」へ。 場所は小伝馬町駅と岩本町駅の中間あたりですが、小伝馬町駅の方がやや近い。21時過ぎに入店すると、テーブル席のみざっと30席はあるお店に、先客3名のみ。閑散とした店内に、バラエティー番組の騒々しい音が、寒々と流れています……夜はつまみも豊富で、リラックスして飲めそうな店ですが、ま、週前半だしね。券売機は入口左手、メニュー構成は「みそラーメン」のトッピング・バリエーションのみという潔いもの。とりあえず、「みそラーメン」(750円)をポチッとな。丼は約6分で到着。 では、スープを一口……サラリとしたスープで世に言う「濃厚系」とは異なりますが、味の方は結構「濃厚」。ベースは豚骨主体の動物系スープ、鶏ガラがコクを和らげ、野菜のスッキリした甘みが動物系のしつこさを和らげて、優しい口あたりですが、非常に豊かな旨みが感じられます。味噌は合わせだそうですが、麦味噌的な「たおやか」さと、麹のまろみが感じられ、実に「深み」を感じさせる味わい。豚骨と味噌がお互いの風味を高め合うようなバランスで、「豚骨味噌」でこういう例は、実は結構珍しい。 麺は味噌用としてはちょっと意外な、中細の弱縮れ。加水率高めのプリッとした麺ですが、熟成のせいか甘みが強く、味の濃いスープをよく持ち上げながら、味の濃さでは負けていません。 具材は、チャーシュー、味玉、モヤシ・ネギに、海苔2枚。なんといっても特筆はチャーシューで、ギュウギュウに巻き込んでドップリと濃く味付けた豚バラ肉を、驚くほど厚く切り分けたもの。味の濃さは「角煮」クラスで、ボリュームといい濃さといい強烈なインパクトですが……スープの味も濃いだけに、これは評価の分かれるところ。個人的には、ちょっとウルサく感じましたが……ネギは太めに切った白髪状、これにゆでモヤシを絡ませており、こちらはスープに与える辛味とサッパリ感がいい塩梅。ちなみに、卓上の豆板醤には、おろしニンニクが汁ごと混ぜ込んであるようで、ひと匙スープに加えると、味がグッと太くなります。 ―――まだまだ経験不足でエラそうなことは言えませんが、「豚骨味噌」という構成には、意外と成功例が少ないと感じます。豚骨のコクが深ければ深いほど、よりコクの深い味噌で合わせる必要があり、コクとコクを競い合わせるうちに、全体のバランスが崩れてしまう。豚骨と味噌をキッチリとバランスさせ「総合力」を引き出すためには、お互い「一歩引かせる」工夫が必要だと、この一品は教えています。政府の外交から社内の派閥抗争、果ては犬も食わない夫婦喧嘩まで、相通じる「真理」は同じということですな。
milesさん、kaitです。 豚骨味噌とチャーシューがこちら気になってます。 >「角煮」クラスですか、余計楽しみです。 登録者として早めに行きます。
場所は小伝馬町駅と岩本町駅の中間あたりですが、小伝馬町駅の方がやや近い。21時過ぎに入店すると、テーブル席のみざっと30席はあるお店に、先客3名のみ。閑散とした店内に、バラエティー番組の騒々しい音が、寒々と流れています……夜はつまみも豊富で、リラックスして飲めそうな店ですが、ま、週前半だしね。券売機は入口左手、メニュー構成は「みそラーメン」のトッピング・バリエーションのみという潔いもの。とりあえず、「みそラーメン」(750円)をポチッとな。丼は約6分で到着。
では、スープを一口……サラリとしたスープで世に言う「濃厚系」とは異なりますが、味の方は結構「濃厚」。ベースは豚骨主体の動物系スープ、鶏ガラがコクを和らげ、野菜のスッキリした甘みが動物系のしつこさを和らげて、優しい口あたりですが、非常に豊かな旨みが感じられます。味噌は合わせだそうですが、麦味噌的な「たおやか」さと、麹のまろみが感じられ、実に「深み」を感じさせる味わい。豚骨と味噌がお互いの風味を高め合うようなバランスで、「豚骨味噌」でこういう例は、実は結構珍しい。
麺は味噌用としてはちょっと意外な、中細の弱縮れ。加水率高めのプリッとした麺ですが、熟成のせいか甘みが強く、味の濃いスープをよく持ち上げながら、味の濃さでは負けていません。
具材は、チャーシュー、味玉、モヤシ・ネギに、海苔2枚。なんといっても特筆はチャーシューで、ギュウギュウに巻き込んでドップリと濃く味付けた豚バラ肉を、驚くほど厚く切り分けたもの。味の濃さは「角煮」クラスで、ボリュームといい濃さといい強烈なインパクトですが……スープの味も濃いだけに、これは評価の分かれるところ。個人的には、ちょっとウルサく感じましたが……ネギは太めに切った白髪状、これにゆでモヤシを絡ませており、こちらはスープに与える辛味とサッパリ感がいい塩梅。ちなみに、卓上の豆板醤には、おろしニンニクが汁ごと混ぜ込んであるようで、ひと匙スープに加えると、味がグッと太くなります。
―――まだまだ経験不足でエラそうなことは言えませんが、「豚骨味噌」という構成には、意外と成功例が少ないと感じます。豚骨のコクが深ければ深いほど、よりコクの深い味噌で合わせる必要があり、コクとコクを競い合わせるうちに、全体のバランスが崩れてしまう。豚骨と味噌をキッチリとバランスさせ「総合力」を引き出すためには、お互い「一歩引かせる」工夫が必要だと、この一品は教えています。政府の外交から社内の派閥抗争、果ては犬も食わない夫婦喧嘩まで、相通じる「真理」は同じということですな。