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「小盛りしおつけ麺 半玉子つき」@藤丸の写真 新宿までデバりながら、アポをスッポかされて茫然自失の月曜昼(7日)。気を取り直すべく、かねて注目していた中野「藤丸」へ。
 打ちっぱなしのコンクリートに白地の暖簾のみと、なんとも潔い店構え、店内も小ざっぱりとした雰囲気。ラーメンをやる日もあるようですが、この日のメニューはつけ麺のみ。標準の麺量300gはオジさんにはチト荷が重いので、「小盛りつけ麺 半玉子つき」(700円)をば。小盛りの麺量は200g、つけ汁は塩と醤油から選べますが、まずは塩でお願いしました。支払いは前金制。
 厨房はご主人と店員さんの2名体制。ご主人は、ポリ手袋と医療用っぽいマスクで「完全武装」しており、近年まれに見る心意気。慎重に分量を量りながら丼に塩ダレ等を入れ、なんとそのまま湯を張った寸胴に浮かべています……確かに合理的ではありますが、こういうやり方は、個人的には初めて目撃。湯切り、麺シメも実に丁寧、丼は約7分で到着。
 では、つけ汁を一口……ゴーマンかましてよかですか(古っ!)。「鶏白湯+魚介」の組み合わせではおそらく「最強クラス」、思わず眼を見開いてしまうほどの美味さです。ここの魚介出汁は煮干しや昆布、椎茸などで出しているそうですが、個人的には「鶏白湯に煮干しは合わない」と思い込んでいました……これほど両者が「自然」に馴染んだスープに出会うのは、正直初めて。しかも、少し酸味をきかせるという「リスク」テイクをしながらも、ビクともしないこの完成度、ご主人……「天才」ですな。
 麺は中太ストレートで北海道産小麦使用、大成食品による「特注麺」だそうです。この多加水麺がまた、実に瑞々しく、ヒンヤリ・ツルリとした舌触り・ノド越し。甘みはクリアですがシッカリと主張も感じられ、なんといっても麺皿にきちんと整列させて供すご主人の心意気こそ、「粋」ってもんじゃありませんか。コイツをつけ汁につけズバァ~~ッとイキますと……もう言葉は要りません、これぞ「極楽」。
 さらに特筆は、卓上の「自家製 えび辛」。「小海老、帆立、アンチョビ、唐辛子」などを使ったフリカケのようなものですが、コイツを麺にまぶしてイキますれば……椎茸に帆立のグアニル酸が加勢して旨み倍増、さらにアンチョビ・唐辛子が味の輪郭を微妙に引き締め、小海老が香ばしさをチョイとのせてくるという……なんともこれぞ、「桃源郷」。
 ―――ゴーマンかましてよかですか(再び、古っ!)。スタイルこそ違え、「鶏白湯+魚介」という構成なら、「風雲児」をはじめとする有名店を、明らかに「凌駕」してますな……ただし、あまりにもバランスが繊細かも。鶏白湯と魚介のバランス、酸味とのバランス、どれ一つワズカでも狂えば「千尋の谷」に墜落しそうな、実に繊細にして「ナーバス」な芸術品。ま、あの「ナーバス」なご主人だからこそ、到達できた高みでしょう……しかし、チャーシューはともかくメンマにはもう一工夫の余地もあり、本来90点台つけたいところ、「心を鬼」にしてこの点数。「奇跡のバランス」、見せていただきましたぜ、ごちそうさま。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

ドモです!

なんともフリークをくすぐるレビューですね!
その絶妙なバランスを味わってみたいものですw

>ゴーマンかましてよかですか(古っ!)
スマソ、全く理解できませんwww(汗)

Liberty | 2010年6月19日 11:56

私が気になる近場のブックマーク店が採点されていると思い、レビューを確認させて頂いたら・・・milesさんこんにちは!

今日はこれからとある新宿のお店がひっそり再開していないか出発しようと思っていたのですが・・・まだ再開していない場合は是非こちらまで足を伸ばしてみようかと心を決めました!

う〜ん、美味しそうですね・・・。

タケ☆ロック | 2010年6月19日 12:21