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ここも5年ほど前に一度食べに行ったのだが、出がけに中腰でクシャミして腰にズキンときたのを気にせず車に
乗り込み、駐車して降りてみたら酷い痛みになっていて、とてもラーメンを味わうどころではなかった。しかも
帰りに銭湯に寄って患部を温めるという逆療法までやらかすオマケ付き。当時すでに目光出汁を導入していたか
定かではないが、いずれにせよギックリ腰が痛かった記憶しか残っていないため、改めて味わってみようと再訪。

注文はスペシャルつけ麺。10分ほどでつけ汁の平たい椀と具沢山に盛り付けられた麺皿が到着。まずは麺から。
自家製の太縮れの卵麺でフンワリ柔らかな口当たりながらプニッとした弾力で歯を押し返してくる面白い食感。
噛むと程よい粘りと甘味があって美味しい。何より、オイリーな魚介醤油のツユとの相性が凄く良いと感じる。
そしてツユ。半透明のやや淡い醤油色、表面に刻み葱と一緒に結構な量の脂が浮く。小名浜名産の目光を出汁に
使ってコク(脂)と旨み(甘み)を出しているとカウンターの薀蓄に書いてあるし、目光をググルとたいそう脂
が乗った魚らしいので、ツユに浮く脂は目光由来ということだろうか。ツユ自体さっぱりした魚介醤油なのだが
この脂がちょっとしたトロミを与えていて、必ずしもアッサリ系とは言い切れない深みある味わいになっている。

魚介の味のタイプは他店では味わえない独自のもの。目光は一夜干しにしたものを炙って使うらしいので、乾物
系と鮮魚系の中間に当たるのかもしれない。無論、目光だけで出汁を取る訳はなく、鶏ガラ・ゲンコツの動物系
や昆布・椎茸・煮干・鰹節・鯖節・アゴなどオーソドクスな食材からの出汁がベースにあるので、独自性はある
が決してエキセントリックではなく、複合素材がバランス良くブレンドされた洗練度を感じる魚介出汁である。
強いて難をあげれば、人によっては生臭いと感じるかもしれない独特の匂いがあることと、素材を重ねて煮込む
ゆえなのか、或は塩ダレを補助的に使っているからなのか、醤油系のツユとしては塩気が強めに出ていること。
スープ割して出汁の個性が前に出ると紛れもなくオンリーワンの美味しさなのだが、匂いと塩気も強くなるため
(下記の具沢山で満腹に近かったことや「大根や」への連食を考えたこともあって)完飲には至らなかった。

具はスペシャルの名に相応しい陣容。休日のブランチに「じゃんず」の特製つけ麺を海苔増しで食べるのが最近
の密かな楽しみになっているが、このメニューにもちょっとリッチな和風定食の趣があって代替候補になりそう。
メンマに特徴があって美味しく量感たっぷりなのと、チャーシューの脂の乗った旨味が和風出汁のサッパリ感を
補完して満足度を高めてくれるのも共通。そうそう、味玉が美味しくてスープ割と一緒に最後のお楽しみとして
味わえるのも共通かな。他に、ゆで卵半分と海苔3枚、ワカメと薬味葱が入る。とにかく具沢山なのでメンマや
チャーシューをつけ汁に浸すと早々に冷めてしまうのが難点だが、こればかりはつけ麺の宿命で、致し方ない。

86点。目光出汁・フワプニ太麺・筍メンマ・3種のチャーシュー・半熟トローリ味玉を堪能させていただいた。
ラーメンも気になるし、乾燥柚子も試してみたいので近いうちに再々訪することになりそうです。

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