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「中華そば(肉増し)」@麺屋 丈六の写真12/4にオープンしたと云うこの店。新規オープンというより、
麺哲の2号店に当たるここ天保山店を、店長が独立して引き継いだ模様。
実食12/16。11:15入店、先客は1名。店内はカウンターのみでやや小さめ。
 
以前から評判の良かった、和歌山系「〇丈そば」と、「つけ麺」は未だ
準備中。よってこの時点で麺類は、中華そばとその(小)しか有りません。
この「中華そば」が高井田系と言うので、それを「麺哲」流に作れば、
「一体どうよ?」が訪店の引き金でも有りましたので、問題は有りません。

「中華そば下さい」・・・又聞いたった!(*'-'*)・・「大盛り無いですか?」と。気さくそうな大将が申し訳なさそうに、
「すいません、やってないんですよ」と。「何でや?」と問いたいが、仕方無いですね。豊中 麺哲のDNAだもんネ。
滅多に頼みませんが、「じゃあ<肉増し>にして下さい。」後程、「早寿司下さい」と追加するも、夕方迄欠品で残念。
ご飯を「少しで」と注文して、¥650+¥150+¥200=千円。何かご飯の200円が高いが、「お祝い」気分でまあ良し。

 カウンター上に置かれている「お茶」は、種類迄は判りませんが、中々美味しく、チビチビ飲みながら待つ事、
約10分で到着。初見、「おお!確かに高井田系!!」(*^-^)

   動物系の脂の匂いと、昆布の和に乗り、キレ・コクを妄想させる醤油のイイ香りがフンワリ漂う。

 麺がスープ面より「顔を出す」事が多い種々の「高井田系」と違い、正統ラーメンらしい、たっぷりのスープが印象的。
そのオーソドックス且つ綺麗なトッピングに高井田系の「アバウトさ」は無く、所謂、「ブラック系ラーメン」的風情。
写真の通り、デフォで「胡椒」を振ってあるのは「??」。嫌いでは無いので私は気にしないけど。


=== 麺 ===<小麦香る秀逸な太ストレート麺>
 引き上げて直ぐ「ふむ、確かに太麺やけど・・・。中太位か?」「高井田系」を連想させる「あの麺」とは、
引き上げ時点から、やや趣を異にする。具体的には、それら高井田系と比較して、「少し細身」な事に、直ぐに気付く。
 
麺自体は、ややエッジ残すチョイ平打ち。僅かに表面の肌荒れを残す外殻は、当然、ありきたりに使われる
「つるつる」と言う表現には一歩及ばず。その引き換えに、ザラ肌表面による「スープの持ち上げ」が良い。
個人的に「当然」且つ、「こうして欲しい」部分。そもそも、こういったストレート太麺があまり「ツルツル」すると、
麺間にスープを潜ませ難い麺数により、表面でスープを馴染ませ上げないと、当然、麺の「噛み込み」で「味が抜ける」。
諸事情の兼ね合いで未訪の、豊中 麺哲スピリッツを知らせる、噂違わぬ秀逸麺。

  「グチっ」としっかりしたファーストコンタクトから、更なる噛み込みで
「クチモチ」としっかり応動、皆さんの好きな「モチ」で飽きずに楽しませながら、途中からは
「綺麗な小麦」風味が、自ら搬送した「醤油味」に乗って抜けて行く・・・。(o^∇^o)ノ

 良いです。非の打ち所が有りません。敢えて言うなれば、「高井田系」とよばれる、数々の店の麺と比し、
その麺太さや、素晴らしい出来栄えから、独特な「ワイルド」さより、「洗練」を感じさせる所か?
要は「高井田系」の麺に何を期待するか?・・・だ。


===スープ===<高井田系の特徴を掴み、且つ「洗練」させた濃口醤油スープ>

 その色目、そして一飲目から「濃口醤油!!」。動物系出汁の「鶏・豚」の判断すら迷わす程の醤油味!!
しかし、全く「醤油カド」立たす事無く、下手な醤油が放つ「ニガみ」「エグみ」は皆無。醤油の旨味全開です。
 その醤油旨味を築く為の「動物出汁」の臭味・雑味は綺麗に排除されており、クリアさからは、
丁寧なアク抜き仕事を想像させる程。更に、「高井田系」代表店で多く用いられる「調味料」では無く、
「本物の昆布」をキチンと風味から伝えて来る。ショッパさ無しに独特な「甘み」さえ伝えるその黒スープ・・・

        深み・コクだけを抽出したクリアな「動物感」、
        昆布が醸しだす程良い酸味に酔える「和風感」、
        旨味・キレのみが際立つ、 濃厚な「醤油感」・・・・・
・・・・全てが絶妙に絡み合い、ただのジャンク濃口醤油では無い事は、誰が味わっても明白だろう。(゚ー゚)(。_。)
 表面に多目に浮かぶ香り高い油分は「ラーメンらしい重さ」をも付与している。その風味を全く阻害する事無く。 

 これが豊中 麺哲スピリッツか・・・・
しかしながら、正直、ここ迄上手くヤラれると「高井田系」と言う呼称に妙に無理を感じる、「素」で上手いスープ。
メニューには「東大阪高井田系」と書いてあるが、「これは「〇丈ブラック」の方がお似合いだな」と思ってしまった。


===トッピング類===<2種のチャーシュー、メンマ、大切りネギ>

 「肉増し」によって増量されたチャーシュー・・・イイです。これ迄で最高クラスに気に入った。
あまり肉種に詳しく無いので「部位」が判らないのですが、写真の器上側の「殆ど赤身の3mm厚」が4枚、
器下側の「薄く大き目ピンク」が3枚程度。」それぞれ、肉味を重視した「薄味」仕立て。
 
 先ず、その殆ど赤味の奴は、バラですか?「スカスカのヤツでしょ?」とご飯と一緒に頂いた・・・。少し噛む・・・。
「旨味あるね~」・・・もう少し噛む・・・旨味がご飯の糖分により、増幅されて来る・・「ヌォ~!甘旨いぜ!!」
まさか!これは・・・・有機・・・の類??・・・止めておこう。しかし、単体より白飯と食べた方が正直旨かった。
 「薄く大き目ピンク」の奴、ロースですか?一言で「まるで豚シャブ」。きっぱりと「ヤワ旨ジューシー!!」
ただ柔らかいのでは無く、「上等な柔らか歯応え」を有し、噛めば滲みだすその旨味に、私は贅沢感すら抱いた。
兎に角、あまり好きでは無い「赤身」でこれだけの旨味を私に教え、その崇高さすら覚えた柔らかさの2枚コンビ、
「¥150-払ってでも「肉増し」にした方がイイですよ。」とアッサリ言える。

メンマのコリコリアクセント、しっとりネギのシャクシャクアクセント、語らず共、不可欠な程にグッドマッチングー。
具材達、特に叉焼にこの「旨味黒醤油」を一歩上のランクに引き上げる事に成功していると感じる。


===総  評===<流石と言える、「○丈ブラック」>
 
 この一杯を食する前に、「高井田系」を食べた事があるか?ある人には「先入観」がポイントになろうかと思う。
何度か文中で触れたが、高井田系の光洋軒中華そば 住吉 の老舗2店、
やや動物出汁をしっかり取り、インスパイアな麺屋7.5Hz 生野本店、どれも「太麺」を「ガシガシ」噛んで、
醤油濃いアッサリ目のスープと乱暴に投入されたネギ、メンモをシャギシャギしながら「豪快」に頂くのが基本。

 ここ<〇丈>の「中華そば」、一見、大きく切られたネギのビジュアルには「高井田系」を感じるが、前述の通り、
綺麗に作られた濃口醤油スープ、良く出来た麺からは、それら開き直りのある味とは一線を引く様に思う。
私には、大阪で絞れば金久右衛門 本店の「黒醤油+太麺」、新福菜館 守口店が近いと思えた。比較は敢えてしないが。
やはりこれは「〇丈ブラック」であり、高井田の「真似」こそせよ、オリジナリティある秀逸な一杯と私は捉えたい。
そして、採点に於いては「高井田系」としてでは無く、一杯のラーメンとして考えた。当然、「薦めれる一杯」。
あの薄く大きい「豚シャブ」チャーシューは、加点してしまう程、気に入った。正直。これを勘案した点数。

 「又、来るか?」・・・「はい近くに来れば」・・・そう、この「中華そば」は確かに気に入ったし、
何より、滅多無い程チャーシューに惹かれる。大盛り欲しいけど・・。そして、未だ準備中メニューの、
以前から好評博す和歌山系の「〇丈そば」、麺を楽しみたい「つけ麺」・・・更にどれも食べたい。
水族館ついでの観光客に食べさせるには、あまりにも惜しい完成度を誇る!!( ゚ー゚)( 。_。)

 高井田系の個性豊かな「魔力」では無く、洗練された完成度高い「魅力」ある麺・スープ共に輝く一杯!!

一つ言える事は、

  育ちの良いおぼっちゃんが、「ワル」ぶっても駄目なんだよ・・・と言う事。
               育ちの良さが出ちゃって、演じ切れてません・・。

ご馳走様でした!!

投稿(更新) | コメント (7) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

こんばんは。私も1度行ってみたいと思ってた店です。
読んで食べたいと思いました。有難うございます。

カープ | 2008年12月17日 20:15

こんばんは、poly-heteroです。

>育ちの良いおぼっちゃんが、「ワル」ぶっても駄目なんだよ・・・と言う事。
 育ちの良さが出ちゃって、演じ切れてません・・。

なるほど。
このフレーズと「元・麺哲天保山の店主が高井田系」という情報だけでもうある程度味が想像できてしまいそう。

>「肉増し」によって増量されたチャーシュー・・・イイです。これ迄で最高クラスに気に入った。

麺哲系のチャーシューは美味かったでしょ?
麺哲、麺野郎、弘雅流製麺でも似たものが供されまっせ。
フフフ。ようこそチャーシュー麺の世界へ!

>まさか!これは・・・・有機・・・の類??・・・止めておこう。

有機・・・野菜ですか?


しかしこの店は私にはなかなか難しい場所に位置していますが、やはり気になる店ではあります。

ではでは

poly-hetero | 2008年12月18日 01:52

 コメント有難うございます。カープさん!、poly-heteroさん!

カープさんへ

  天保山マーケットプレイス・・・・実は私、poly-heteroさんが「麺哲 天保山」の
 レビューで教えてくれる迄は、天保山=海遊館に行った時に行く場所。と、思いこんでました。
 カープさんには、和歌山系の「〇丈そば」の本場との違いを是非、お願いしたいです。

poly-heteroさんへ
>このフレーズと「元・麺哲天保山の店主が高井田系」という情報だけでもうある程度味が想像できてしまいそう。
~「麺哲」時代の味をご存知でしょうから、きっと「ご想像通り」です。
 poly-heteroさんの体が受け付ける事の出来る、唯一の「高井田系」かも?です。

>麺哲系のチャーシューは美味かったでしょ?
麺哲、麺野郎、弘雅流製麺でも似たものが供されまっせ。
~Yes!あの薄くて大きい柔らかい奴が事の他気に入りました!叉焼で喜ぶ事は滅多無いんですが。
 きっとあの「濃口醤油」とのコンビが見事に「私の好み」にハマったかと。 
  そうですか・・・あのチャーシューを得意としていたんですか・・・麺哲系・・・。
 麺哲本店は一生無理そうなんで・・・・う、・・後の2店は「夜専」・・・(泣)

>有機・・・野菜ですか?
~判ってるクセに・・・イジワルぅ(゚∇^*)
 っというか、そもそもこの「ご飯+叉焼」の旨味増幅感が、
 その類の言葉として正しい表現なのかどうかが判らない・・・と云うのが本音です。

 



昼飯専門 | 2008年12月18日 19:18

こんばんは。カープです。
毎日のコメントで失礼します。
スープは美味しい和歌山ラーメンそのものでした。私にとっての和歌山の弱点は柔らか過ぎる麺でした。ここはとても美味しいシコシコ麺でしたので良かったです。量も多く具にも拘って満足でした。

カープ | 2009年1月28日 19:15

 コメント有難うございます。カープさん!

レスコメはそちらへ書かせて頂きますが、これで心おきなく、大阪に居ながら「和歌山」を満喫出来そうで嬉しいです!

昼飯専門 | 2009年1月28日 23:34

こんばんは、SBTです。

ようやく本日頂いてきました。…そして改めて拝読するとかなり深いレビューですね。

まさに
>高井田系の個性豊かな「魔力」では無く、洗練された完成度高い「魅力」
が言い得て妙ですね。でもやはり麺哲系列にしては濃いめの醤油味にぶつ切りのネギ、といったあたりが「演じている」ことを感じさせます。麺も非常に美味しかったです。

ただ、休日の夕飯時なのにガラガラだったのは気になります…カップルだらけを覚悟しつつ一人で訪問した自分にはありがたかったのですけどね(笑)

SBT | 2009年11月8日 22:23

 コメント・投票おおきにぃ~。SBTさん。
>でもやはり麺哲系列にしては濃いめの醤油味にぶつ切りのネギ、といったあたりが「演じている」ことを感じさせます。
~まさに。「演じている」と感じますよね~。「麺哲系にしては」の部分が言いえて妙です!。

 私が2度訪店した時も空いてましたが、休日の夕飯時なのにそれではとっても心配になりますよね・・・。
あれ程の味が「場所」の為に埋没してしまうのは、一ラーメン好きとしてはなんともやりきれません。
私が行く平日の昼時なんか、建物に人影がまばらな状況ですから、入店前から「客来んのか?」と思う程です。
いづれにせよ、頑張って欲しい物です・・・・。
 

昼飯専門 | 2009年11月9日 09:34