コメント
こんばんはー。
グンマーへようこそ♫
なかなかの評価点ですね。
濃厚も今はザラつかないのかしら。
気になるので2年半ぶりに行ってみたいと思います。
不死身のてっちん♂ | 2019年7月5日 01:04てっちんさんおはようございます。以前にもらったコメントから随分経ってしまいましたが、待望の高崎めぐり楽しんできました。もしこの後も読まれる事があっても内容は大目に見てやって下さい。
のらのら | 2019年7月5日 07:53どもです。今回は高崎でしたか!
大好物の味玉は無料ではなかったのですね?
群馬はRDBではいまいち評価良くないのですが、想像以上に拉麺王国なので、
楽しんでくださいね。
虚無 Becky! | 2019年7月5日 14:07ベキさんこんにちは。また流浪の旅に出てしまいました。おっしゃる通りに群馬は独自の麺文化を築いている気がしました。まだまだ知らない土地も多くありますが、前回の川越と同様に高崎のレベルの高さには驚かされました。もう少し旅が続きますので、私のわがまま言い放題にお付き合い下さいませ。
のらのら | 2019年7月5日 15:10

のらのら
テッシー
もちころ
ゆう。
らめっくま






〝上州高崎 一泊二日ラーメンめぐり〟
約4ヶ月前の高崎遠征で利用したタクシーのドライバーさんや信頼の置けるレビュアーさんからの耳寄り情報を元に、本日より高崎めぐりを開催する。
前回は言葉遊びの〝ノリ〟だけで訪れた高崎だったのだが「中華蕎麦 あお木」で出会ったラーメンに、小麦粉王国 群馬のレベルの高さを思い知らされたのだ。そこでいつかは高崎再訪への思いが強くなり、泊まりがけでのラーメンめぐりをする事になった。
昨晩からRDBを高崎市に絞り込んで店さがしをしていると、大好物の〝無化調〟の文字を謳ったコチラがヒットした。定休日や営業時間を確認するために、お店情報を見ると無休との事なので高崎一軒目に即決した。
11時開店前の現着を目指すために東京駅 9:04発 長野新幹線 あさま605号にて一路高崎へと向かった。朝イチから缶ビールを楽しみながらE7系の快適な車内で50分もすると高崎駅に着いた。そこからは東口バスターミナルから、市内循環バス ぐるりん 15系統 岩鼻線で旧中山道を揺られること30分ほどで最寄りの高崎量子応用研究所に着いた。最初にこのバス停の名前を見た時は、高崎量子さんの応用の仕方を研究する施設とばかり思っていたが明らかに違う規模の大きさの施設だった。
そんな何を研究しているのか分からない謎めいた施設前のバス停を降りると、関東平野の大きさを実感できる景色が目の前に広がっている。山から吹き下ろす強い風に逆らいながら歩いて行くと、交差点そばにある大きな第二駐車場の看板が目に入った。その信号を曲がると一軒家の店構えのコチラがあった。
定刻の20分前だったので並びもなく先頭にて待機をはじめる。店前の駐車場に置かれた自動販売機に書かれた「シールが出たら味玉か大盛り無料サービス」の文字に引かれて水分補給も兼ねて緑茶を買ってみたが当たりシールは出てこなかった。梅雨どきの晴天なので湿度が高く渇いた喉を潤しながら待っていると、開店5分前には一気に数台の車が現れて行列が増えた。すると定刻よりも3分早くオープンとなり一番手にて店内に入った。
店内には券売機もなく自由着席のようなので、カウンターの端席に座り卓上メニューから本日のお題を品定めする。第二駐車場の大看板にも〝濃厚煮干し〟の文字があったようにイチオシは煮干し系のようなので、得意ジャンルではないが味玉トッピングにて口頭注文を告げた。そこからは恒例の店内観察をはじめるが、予想もしてなかった女性ばかりの四人体制で回している。最初は三人かと思われたが、奥の製麺室にも麺打ち担当のスタッフさんがいたのを後から気付いた。店内に掲げられたウンチクにはスープには魚粉を大量に使用していると、ザラつきが苦手な私には死刑宣告ともとれる文言が書き記してあった。意気消沈しそうな気持ちを奮い立たせて待っていると、着席して5分もせずに我が杯が到着した。
その姿は最近都内でも物議を醸している口縁の反り返ったスタイリッシュな白磁の器の中で、煮干し系らしからぬオシャレな表情を浮かべている。盛り付けひとつにも女性らしさを感じられる優しさに、気持ちも少し落ち着きを取り戻してレンゲを手に取った。
まずは黒鳶色のスープをひとくち。表層どころか器の口縁にも煮干し特有の水泡が見られるスープにレンゲを沈めると、さほどの濃度や粘度を感じない。レンゲを介した手触りは、どちらかと言えば軽やかにすら感じる第一印象に少しホッとした。香りにも強烈な個性はないので比較的穏やかそうな印象のままにスープを口に含むと、懸念させたザラつきもない口当たりがうれしい。ウンチクにあった〝食べるスープ〟の感じはないが旨みの豊富さは伝わってきた。ややスープの温度の低さが気にはなるが、旨みや香りを感じやすい温度設定なのだろうか。もちろん煮干しを中心とした魚介出汁が旨みを牽引しているが、清らかな旨みを築いているのは丸鶏主体の動物系出汁に思える。魚介優勢では確かにあるが、丸鶏スープの支えがあってこその設計図のように感じた。そんなバランスの良いスープに合わせるカエシも少し高めの設定となっているが、その塩気の中に塩辛のような熟成した旨みを感じられ複雑な組み立てとなっている。
麺は自家製の熟成麺で形状は中太ストレート麺タイプ。持ち上げた箸先からは切刃のエッジが微かに見られ、透明感も持ち合わせたオリジナリティあふれる自家製麺だ。濃厚煮干しスープと言えば低加水の細麺を想像させるが、見事に裏切られた麺肌に期待が高まり一気にすすり上げてみる。麺上げまでジャスト70秒とは思えないほどの太さがありながらも、優しい口当たりとなっているのは熟成された証だろうか。早上げ過ぎに思われた茹で時間でも、しっかりとグルテンが溶け出し始めているので滑らかさが際立っている。スルッと滑り込んできたかと思うと口の中ではハリとコシを感じさせる弾力感が跳ねまわる。そんな躍動感のある麺を噛み切ろうとすれば、みっちりと詰まったグルテンが奥歯や歯茎を押し返そうとする力強い歯応えが待っていた。よくぞ煮干しスープにこの麺を合わせてくれたと感謝してしまうほどの組み合わせだ。素晴らしいのは口当たりと歯応えだけでなく、味わいも完璧だった。それは麺を噛んだ時にあふれ出す内麦ならではの香りと、なんと言っても甘みの強さに驚いた。これも熟成の為せる技なのかもしれないが、糖の甘みとスープの塩気が織りなすハーモニーには恐れ入った。持論の「餅は餅屋、麺は麺屋」を覆してくれるような自家製麺に出会ってしまった。
具材のチャーシューは豚バラの巻き型チャーシューでかなりの大判で仕込まれている。赤身と脂身のバランスの良い部位ではあるが、豚肉本来の旨みを活かす薄味なので味気なさを感じてしまった。また保存状態が悪かったのか、冷蔵庫内の臭いが移ってしまっていたのが非常に残念だった。もしかしたら切り置きされてから時間が経ったものかもしれないと思ってしまった。
追加の味玉は熟成度合いで言えば完璧にゲル化した黄身のネットリ感は味わえるが、それに伴った漬けダレの醤油感の強さも目立ってしまった。食べ手の勝手な言い分なのだが、完全熟成させてながらも卵本来の旨みも味わえる味玉を望んでしまった。
メンマは中太タイプで味付けも良く下処理の丁寧さも食感となって表れていた。コリッとした歯応えをキッカケとしてほどけるような舌触りは大変良かった。
薬味は煮干し系必須の玉ねぎアッシェと青みも兼ねた青ネギの二刀流使い。青ネギ自体は煮干しの風味の影に隠れて存在感は今ひとつだったが、玉ねぎの方は甘みと食感の両面でアピールしていた。敢えて不揃いに手切りされた玉ねぎの食感の違いがアクセントに変化をもたらし口内リセットの役目も果たしていた。
中盤からの麺の躍動感に咀嚼の楽しみが薄れることなく、あっという間に平らげていた。スープも半分以上は飲む事ができ、液面に浮かんだ玉ねぎを一片残らず拾い上げてレンゲを置いた。
さすがは小麦粉文化の歴史のある高崎だけに麺の美味さには感動してしまったが、具材のコンディションが評価を落としてしまった。しかし今回の高崎一食目としては幸先の良いスタートを切られたと思いながら店を後にした。それが運良く一時間に一本もない帰りのバスにギリギリ間に合う事ができたのも、3分早開けしてくれた店のおかげだと感謝した一杯でした。