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平日 雨天 13:30 先待ち10名 後待ち12名同商業施設内での一食目を終えた後、連食を計画して施設内のカフェで消化が進むのを待つことにした。その間に、オープンしたばかりのラーメン激戦区 東京 丸の内の中での連食先を探してみる。前食が私の胃袋には重すぎたので、二食目は穏やかなラーメンを胃袋は求めていた。そんな状況の中で見つけたのがコチラだった。お店情報を見ると先ほどの超人気店の隣に位置し、メニューの中には清湯醤油系もラインナップされている。コチラを手掛けるラーメン店も実力がある人気店なので、期待して初訪問を決めた。やはり雨の日でも影響を受けない商業ビル内は時間をつぶすのも退屈する事なく時間が過ぎていく。前食から二時間を経過した頃に、やっと胃袋に空きスペースが出来たのを合図に行列を考慮して早めに店へと向かってみた。一階のカフェを出て再び、ラーメン激戦区 東京 丸の内のある地下一階に戻ると、一食目の人気店の行列も20名ほどに落ち着いていた。その隣にあるコチラの行列も想定内の人数だったので迷わずに並びに続いた。この時間帯の行列はネクタイ姿のサラリーマンが多く、ランチタイムをずらして来た人が多く見られた。10分ほどで券売機の前へと進んだ。ワンタンが気になったので全部入りを意味する「贅の盛り」に目がいったが、連食だったので贅を控えて基本に味玉だけを追加した。発券後に食券をホールスタッフに手渡すと、少しの店内待機を挟んでカウンターに案内された。本日の席は雪見障子のような、つい立ての対面式カウンターだ。客席と調理場が完全に分かれているので残念ながら調理工程は見えない。そんな店内を確認できただけでも八人体制で回している。オープニングなので余裕を持った人員配置だ。それ故にオペレーションもスムーズに進んでいると見えた。そうこうしていると着席して6分程で我が杯が到着した。配膳盆の上の白磁のシャープな切立丼には資本力を思わせる屋号の入ったオリジナル鉢だ。その中の姿は流行のド真ん中を思わせる、まさに東京 丸の内にふさわしい洗練された容姿で輝く。凛と張り詰めた雰囲気の中にも派手さのない可憐な表情も持ち合わせる。まずは地鶏由来の鶏油の粒子が細かく揃った赤銅色のスープをひとくち。それはレンゲを沈めずとも立ち昇っている鶏出汁の豊かな香りから始まっている。熱々の湯気に含まれた香りが鼻先で弾けると、このスープの世界観の中に引きずり込まれる。レンゲを介して口にしてもスープの熱さが分かる。この温度や、盛り付けの丁寧さからも、この大箱を仕切れるだけの熟練した職人さんが厨房にいるのが想像できる。そのスープは丸鶏を沸かさないようにじっくりと旨みだけを抽出し、灰汁やクセを排除した鶏清湯スープ。合わせるカエシも旨みに深みを持たせた醤油ダレが絶妙な塩分で輪郭を付ける。黄金色の香味油にも複雑な甘みを感じるので鶏油だけではないようだ。麺は鶏清湯スープとの相性を考えられた中細ストレート麺を採用してある。調理場を確認できないので定かではないが、麺上げまで90秒くらいに思われる。この少し長めの茹で加減が生み出す麺質は、口当たりと喉越しを最優先にした小麦の配合で合わせてある。よって噛みごたえや歯切れの良さは感じられず、個人的な好みとは真逆の麺質だった。しかしスープとの相性や誰にでも受け入れられやすい麺を選ばれていると思った。この立地ならば、奇をてらうよりもシンプルな王道を進むのが間違いないのかも知れない。具材はチャーシューが二種類。鶏モモ肉はロースト型で皮目には焼き目を付けてある。クセのない肉質に炙った香ばしさが加わると、スープとの相性も間違いない。一方の豚モモ肉の吊るし焼きチャーシューは大好物の広東式叉焼なのだが、好きなタイプとは随分と違っていた。赤耳焼豚の醍醐味でもある赤耳部分の蜜ダレの甘味が乏しく準じて香ばしさも欠いていた。赤身の持つ肉々しい野性味ある旨みも肉汁は留まっておらず外へと逃げてしまっていた。よってパサついた食感だけが残り、味気なさしか感じなかった。追加した味玉は醤油の漬けだれの浸透よりも、出汁の旨みだけを浸み込ませたタイプだった。味玉と言うよりは、鰹だし玉と言った感じ。しかしスープとは合っていると思った。メンマは入手困難なはずの金絲メンマを使われている。希少価値の高い金絲メンマを通し営業で使い続けるには入手ルートの確保が難しいだろうが、さすがは長年にわたりラーメン界を牽引してきたグループ傘下だけに難なく調達できるのだろう。独特の歯応えを残した下処理も良く、味付けも個性を付けすぎない味作りに徹している。やや物足りなく感じる麺の歯応えをサポートするナイスアシストを見せる。薬味は青ねぎが笹切りで添えてあるが、手切りとは思えない程に長さを出してある。その一本だけを箸で持ち上げてみると、20センチを越える麺ほどに長く切られた青ねぎがあった。この笹切りは機械でしか切れないと思ってしまった。しかしこの長さも麺に寄り添うと香りと食感でアクセントになった。もし九条ねぎならば、もっと繊細な食感と香りが楽しめたはずだが、この青ネギには荒々しさを感じた。しかしどの薬味も麺の食感を補ってくれ、連食ながら完食していた。これならば地方から来られた年配層にも受け入れやすいのではと感じながら店を後にした。本日の二店舗の他にも坦々麺の名店や味噌ラーメンの人気店も軒を連ねている。再開発の進んだ東京駅界隈では個人の路面店でラーメン屋を営むには地代が高すぎて不可能に近い。なので東京駅周辺の商業施設のラーメン店が取り沙汰される事が多いが、有無を言わさぬネームバリューが必要なだけに有名店しか出店できず、どこの商業施設も似たり寄ったりに思えてしまう。しかしコチラの施設はいくつもの淘汰を繰り返しながらも根付いて欲しいと願う一杯でした。
同商業施設内での一食目を終えた後、連食を計画して施設内のカフェで消化が進むのを待つことにした。その間に、オープンしたばかりのラーメン激戦区 東京 丸の内の中での連食先を探してみる。前食が私の胃袋には重すぎたので、二食目は穏やかなラーメンを胃袋は求めていた。そんな状況の中で見つけたのがコチラだった。
お店情報を見ると先ほどの超人気店の隣に位置し、メニューの中には清湯醤油系もラインナップされている。コチラを手掛けるラーメン店も実力がある人気店なので、期待して初訪問を決めた。
やはり雨の日でも影響を受けない商業ビル内は時間をつぶすのも退屈する事なく時間が過ぎていく。前食から二時間を経過した頃に、やっと胃袋に空きスペースが出来たのを合図に行列を考慮して早めに店へと向かってみた。
一階のカフェを出て再び、ラーメン激戦区 東京 丸の内のある地下一階に戻ると、一食目の人気店の行列も20名ほどに落ち着いていた。その隣にあるコチラの行列も想定内の人数だったので迷わずに並びに続いた。この時間帯の行列はネクタイ姿のサラリーマンが多く、ランチタイムをずらして来た人が多く見られた。
10分ほどで券売機の前へと進んだ。ワンタンが気になったので全部入りを意味する「贅の盛り」に目がいったが、連食だったので贅を控えて基本に味玉だけを追加した。発券後に食券をホールスタッフに手渡すと、少しの店内待機を挟んでカウンターに案内された。本日の席は雪見障子のような、つい立ての対面式カウンターだ。客席と調理場が完全に分かれているので残念ながら調理工程は見えない。そんな店内を確認できただけでも八人体制で回している。オープニングなので余裕を持った人員配置だ。それ故にオペレーションもスムーズに進んでいると見えた。
そうこうしていると着席して6分程で我が杯が到着した。配膳盆の上の白磁のシャープな切立丼には資本力を思わせる屋号の入ったオリジナル鉢だ。その中の姿は流行のド真ん中を思わせる、まさに東京 丸の内にふさわしい洗練された容姿で輝く。凛と張り詰めた雰囲気の中にも派手さのない可憐な表情も持ち合わせる。
まずは地鶏由来の鶏油の粒子が細かく揃った赤銅色のスープをひとくち。それはレンゲを沈めずとも立ち昇っている鶏出汁の豊かな香りから始まっている。熱々の湯気に含まれた香りが鼻先で弾けると、このスープの世界観の中に引きずり込まれる。レンゲを介して口にしてもスープの熱さが分かる。この温度や、盛り付けの丁寧さからも、この大箱を仕切れるだけの熟練した職人さんが厨房にいるのが想像できる。そのスープは丸鶏を沸かさないようにじっくりと旨みだけを抽出し、灰汁やクセを排除した鶏清湯スープ。合わせるカエシも旨みに深みを持たせた醤油ダレが絶妙な塩分で輪郭を付ける。黄金色の香味油にも複雑な甘みを感じるので鶏油だけではないようだ。
麺は鶏清湯スープとの相性を考えられた中細ストレート麺を採用してある。調理場を確認できないので定かではないが、麺上げまで90秒くらいに思われる。この少し長めの茹で加減が生み出す麺質は、口当たりと喉越しを最優先にした小麦の配合で合わせてある。よって噛みごたえや歯切れの良さは感じられず、個人的な好みとは真逆の麺質だった。しかしスープとの相性や誰にでも受け入れられやすい麺を選ばれていると思った。この立地ならば、奇をてらうよりもシンプルな王道を進むのが間違いないのかも知れない。
具材はチャーシューが二種類。鶏モモ肉はロースト型で皮目には焼き目を付けてある。クセのない肉質に炙った香ばしさが加わると、スープとの相性も間違いない。一方の豚モモ肉の吊るし焼きチャーシューは大好物の広東式叉焼なのだが、好きなタイプとは随分と違っていた。赤耳焼豚の醍醐味でもある赤耳部分の蜜ダレの甘味が乏しく準じて香ばしさも欠いていた。赤身の持つ肉々しい野性味ある旨みも肉汁は留まっておらず外へと逃げてしまっていた。よってパサついた食感だけが残り、味気なさしか感じなかった。
追加した味玉は醤油の漬けだれの浸透よりも、出汁の旨みだけを浸み込ませたタイプだった。味玉と言うよりは、鰹だし玉と言った感じ。しかしスープとは合っていると思った。
メンマは入手困難なはずの金絲メンマを使われている。希少価値の高い金絲メンマを通し営業で使い続けるには入手ルートの確保が難しいだろうが、さすがは長年にわたりラーメン界を牽引してきたグループ傘下だけに難なく調達できるのだろう。独特の歯応えを残した下処理も良く、味付けも個性を付けすぎない味作りに徹している。やや物足りなく感じる麺の歯応えをサポートするナイスアシストを見せる。
薬味は青ねぎが笹切りで添えてあるが、手切りとは思えない程に長さを出してある。その一本だけを箸で持ち上げてみると、20センチを越える麺ほどに長く切られた青ねぎがあった。この笹切りは機械でしか切れないと思ってしまった。しかしこの長さも麺に寄り添うと香りと食感でアクセントになった。もし九条ねぎならば、もっと繊細な食感と香りが楽しめたはずだが、この青ネギには荒々しさを感じた。
しかしどの薬味も麺の食感を補ってくれ、連食ながら完食していた。これならば地方から来られた年配層にも受け入れやすいのではと感じながら店を後にした。
本日の二店舗の他にも坦々麺の名店や味噌ラーメンの人気店も軒を連ねている。再開発の進んだ東京駅界隈では個人の路面店でラーメン屋を営むには地代が高すぎて不可能に近い。なので東京駅周辺の商業施設のラーメン店が取り沙汰される事が多いが、有無を言わさぬネームバリューが必要なだけに有名店しか出店できず、どこの商業施設も似たり寄ったりに思えてしまう。しかしコチラの施設はいくつもの淘汰を繰り返しながらも根付いて欲しいと願う一杯でした。