なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「味玉醤油らーめん ¥880」@もののこころ 東松戸店の写真平日 晴天 21:00 先客10名 後客 2名

いよいよこの時が来た。三度目の正直を決めようと一ヶ月で三回目の松戸駅に着いた。明日の朝7時の整理券のために三度目のカプセルホテルを予約し今夜こそは夜の街に行かないと決めたが松戸駅周辺に課題店があることを思い出しこちらのある東松戸まで来た。

そこで先ほどのつくば市での前食からの連食で平成最後の歳末総決算として引き続き

〝今年の店は今年のうちに〟

と銘打った今年オープンした店で未訪問店を年内で出来るだけ多く廻る為に今年の10月7日オープンのこちらへの初訪問で東松戸まで脚を伸ばしたのだ。明日への体力も考えて松戸駅から近い事もありタクシーで現着した。交差点で降りると目の前にとても大きな「も」と書かれた暖簾のこちらが見つけた。

ガラス張りの店内はラーメン屋らしからぬ佇まいで中年おじさんを威嚇する。勇気を出して踏み込むと明るく若い女性スタッフが元気よく出迎えてくれた。券売機はなく卓上メニューから品定めをする為にアイランド式のカウンターに座りメニューを開く。イチオシは鶏白湯のようだが夜も遅いという事でサッパリしてそうな醤油系にして味玉は追加した。

店内を見渡すとカフェのようなではなくカフェである。女性スタッフを中心に総勢6名の大所帯で回している。オーガニックとは謳っていないが随所に自然派へのこだわりを感じる。卓上には無漂白の紙おしぼりや爪楊枝が置かれレジ横では自然食品の直販もさせているようだ。

オシャレな店内に座るおじさんに配慮してか店内の壁にはボブマーリーのリリックが直接マジックで書かれてある。〝大丈夫だよ、何も心配しないで〟と。書き出しのスペルが違っているのも愛おしく思えるほど私の心に響いた。その言葉に励まされて待っていると数分で我が杯が到着した。これまたオジさんには似合わない可愛らしいロゴの入った器の中の姿は食べずともヘルシーと分かる表情をしている。絶対に屋台では見られない容姿だ。

まずは透明感の中にも深みを感じる枯色のスープをひとくち。少なめの香味油がサッパリとした最初の口当たりを印象づける。鶏ガラベースのスープは甘みを利かせた構成で点滴のように身体に取り込まれる。カエシも薄口醤油か白醤油が主体でまろやかなコクがあり角は削ぎ落とされているので喉の通りが良い。

こちらで特筆すべきは麺の香りだ。透明感の中に浮かぶフスマなどの胚芽が特徴の全粒粉のストレート細麺はスープの中でも小麦の香りを放っている。箸で持ち上げただけで漂う焼きたての食パンのような香りに悶絶しそうになる。いざ口に含むと麺肌に溢れた香りは噛まなくとも小麦畑に迷い込んだようだ。さらに奥歯で噛みつぶすと内に秘めたグルテンが弾け出す。噛みしめるたびに訪れる幸せは余り類を見ない麺に思える。もちろん口当たりも喉ごしも最高レベルだ。

具材は鶏清湯スープに合わせた鶏肉の焼豚が部位違いで二種類。先にあっさりしてそうなムネ肉のレアチャーシューは薄味だが、しっかりと効かせた下味のソミュール液の白胡椒などのスパイスが浸みているので淡白になりすぎず旨みがある。一方のモモ肉を巻いて煮られたタイプのものは旨みが強いはずのモモ肉なのに淡白すぎて少し味気なかった。

追加した味玉は素材重視の味付けなので好みとは違ったが、こちらの店の方針には合っているので仕方ないかと。このスープの中にド完熟の茶色の味玉はミスマッチだと思うので。

ウンチクにあったように何処の誰が作ったか分からないナルトやメンマは使用しないというポリシーには大賛成だ。メンマは原材料の産地までは分からないが店で仕込まれた物に関しては信頼して食べようと思うがナルトに関しては全く同意見だ。

そのナルトやメンマの代わりに添えてあるのが茹で野菜の数々で野菜本来の旨みが詰まっていた。特に感じたのは小松菜の苦味だった。最近の野菜はどれも食べやすく栽培されているので苦味を感じる事はほとんどないが有機や露地栽培の野菜は味が濃い。野菜嫌いの子供たちが昔は多かったのが理解できるクセのある味の濃さだ。この小松菜にはその苦味が残っている。久しぶりに小松菜を食べて旨いと思った。

キャベツや薬味の白ねぎと青ねぎや上質な海苔も自然体なスープに馴染んでいるので有りなのかと。

夜の時間帯に選んで正解な罪悪感の薄れるラーメンだったが好みとしては、あと一割塩分を引いてくれてら更にタイプになりそうな一杯でした。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まだコメントがありません。