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「川越醤油煮干そば ¥750」@中華SOBA にぼ乃詩の写真平日 晴天 13:20 待ちなし 先客3名 後客なし

せっかくの川越行脚なので午前中の煮干し系に続けて連食計画を粛々と進める。しかし若くはない胃袋は連食を拒むように満腹である。ひとまず駅周辺に戻りコーヒーでも飲みながら策を練る。帰りのバスのタイミングが合わず腹ごなしも兼ねて40分ほど歩いて駅まで帰った。

地方巡りは楽しいのだが路線バスの本数の少なさと駅前でのコンセント対応のカフェ探しが難点である。多分に漏れずバスの本数は少なかったが駅前の電源カフェの多さには一大観光地である川越の真髄を見た気がした。

二軒目の候補を探すがジャンルが多くて絞りきれない。駅周辺だけでも塩そばの有名店や地鶏スープの人気店。板橋から移転直後の期待店など選び放題だ。しかし前食の煮干し香が残った味覚で繊細な清湯系を食べるのも気が引ける。ならば煮干し系で被せようと検索するとこちらが浮かんだ。

川越駅からは少し離れているが散策をしながら現地を目指す。何気ない商店街で都内と何も変わらないのに雰囲気が違うのは空が広いせいだろうか。

どこまでも続く商店街をひたすら歩き縁結びのご利益のある川越熊野神社のそばにこちらを見つけた。暖簾が室内に掛かっているのでスープ切れで早じまいかと思ったが営業中の立て看板が出ていたのでほっとする。

店内に券売機はなくカウンター手前の二名様用の席を避けて奥のカウンターに座る。店主さんのワンオペなので注文のタイミングを見計らって口頭注文のデポジット方式。お手間をかけないように無事に注文しその時を待つ。

かなり狭い席だが、それ以上に調理場も窮屈そうなので仕方ないと納得する。着席して10分と少し経った頃に我が杯が到着した。白磁の切立丼の中の姿には不思議がいっぱいだ。

まずは唐茶色のスープをひとくち。と本来ならいくのだが不思議要素の一つである淡色の削り節を先に食べてみる。苦手な魚粉ののようなザラつきはなく口の中で甘味だけを残してスーッと消えていく。ムロ節か何かだろうが関東では珍しい削り節に出会った。

ではスープを。削り節の優しさとは逆に大羽系の力強さがガツンとくる。これでもメニュー上ではライトな方なのでビターだと更に強烈なのだろうか。脆弱なニボ耐性の身体には少々堪える苦味だが逃げ出さずに挑んでみる。

地元の醤油を売りにしたスープに感じるキリッとしたエッジとフレッシュ感が醤油の効果だろうか。ならば是非とも濁らないスープでも試してみたい醤油感だ。

麺はストレートの中細麺で正統派のコシを残した茹で加減。ワシャワシャとした食感と小麦の甘味が特徴的。スープの苦味に反して噛むほどに甘くなり小麦を食べている事を実感できる。

具材は豚ロースの焼豚で低温調理に見えたがしっかりと火を通してあり贅沢なロースの肉質の良さが味わえる。優しい味付けなのでスープに押され気味なのは否めないが確かな焼豚。

見た目はよくある材木メンマだが、食べると頭の中に?マークが浮かび上がる。口に含んだ時は何の変哲もないのだが、ひとくち噛むと口中に広がるのはフルーツ、いやスイーツのような甘い香りなのだ。二本食べたが結局理由は分からずじまいで行き着いた自分なりの結論はメロンクリームソーダだった。もちろん再考の余地はあるがこのスープに挑めるのは、もっとニボ耐性が付いてからだと諦めた。

薬味は最初に味見したムロ節だがスープに溶け込んで姿が見えない。煮干しにはお決まりの玉ねぎのアッシュも卒なく役目を果たしている。初見で不思議に思えた要因のもう一つが青みの豆苗のスプラウトだ。青みの野菜は数々あれど豆苗のスプラウトにした理由が分からなかった。独特な青臭さは好きだが見た目の面白さだけで採用された色物に見えて気の毒に感じた。

自身のニボ耐性の無さを悔やみながらスープをほとんど残して店を後にする時に浮かんだ言葉がこれだ。

「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ危ぶめば道は無し 踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」のフレーズだった。

この有名な言葉ですら知らしめた本人の言葉ではなくオマージュされたもので、世の中にはゼロから生まれるものは限りなく少なく何かにインスパイアされて生まれる物が全てに近い。

こちらの煮干しそばもどちらかに影響を受けて生まれた物だと思うがオリジナリティを出すために数々の不思議要素が使われたなら残念に思う一杯でした。

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続いてどうも~

先ずは初訪問を果たしたいww

バスの運転手 | 2018年11月13日 21:21