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「塩 中太手もみ麺 ¥750+味玉 ¥100」@麺 みつヰの写真土曜日 薄曇り 13:50 先待ち5名 後待ち6名名

やっと再訪の時が来た。今週は塩系にしばりを置いて再開発を進めると決めた。しかし当てもなく探して失敗するのは避けたいので過去の評価を参考に店を探す。そんな時に思い浮かんだのがこちらだ。

前回は初訪問にもかかわらず醤油系に感動して再訪をずっと願っていたが場所柄とタイミングが合わず先送りになっていた。

約5ヶ月ぶりの訪問だが前回の記憶は鮮明に覚えている。ラーメンの味もさることながら実直なご主人の背中と奥様の優しい接客に魅了されたのだ。もちろん採点には影響しないが、あのお二人の作るラーメンが美味しくない訳がないと感じたのだ。そんな事を思い出しながら店先に着くと昼過ぎでも行列が絶えない。

秋の気配は感じるが路地の室外機の熱気が老体を襲う。早く凍えるような季節に熱々のラーメンを食べられる時期が来ないかなと、くだらない事を考えていると並び始めて20分で入店となった。

券売機のない口頭注文でのデポジット式。今回は目的の塩系を告げる。初期値だけにしようかと思ったが次回はいつになるか分からないので味玉を追加した。細麺も用意されてるが今回も中太手もみ麺を選択。

ワンロット2杯のオペなので多少時間はかかりますが丁寧な仕事ぶりを思えば仕方なく思えます。手間のかかる手もみ麺も人気のようでご主人は手もみに湯切りに盛り付けと大忙しで、奥様は接客に洗い物のほかに大人気のサイドメニューのご飯類に追われている。馴染み客との会話すら出来ないくらいに忙しい。

それでも作業はしっかり流れて行き着席して10分ほどで我が杯が到着した。器は絵付けの違う玉淵丼で白磁に薔薇の柄が描かれている。花の色が朱色か藍色の二種類だが今回は朱色の器に盛られていた。

その器は金継ぎされていて器を大切に扱われている証である。高級料理屋では見たことがあるがラーメン店では初めてお目にかかった。

その大切に扱われている器の中の姿は白を基調にしたグラデーションが美しく食べる前から惹きつけられる顔立ちだ。大胆に見える焼豚や手もみ麺と繊細な薬味のコントラストの妙が楽しい。

まずは半濁した蒸栗色のスープをひとくち。最初に味蕾に感じたのはコハク酸の旨みだった。前回の醤油の時は鷄と魚介を強く感じたが今回の塩は明らかにコハク酸を感じた。普段感じるコハク酸の旨みには必ず強い塩分も感じるのだが全く舌に残らない。貝類を使用していないなら私の間違いだが鷄由来や魚介系の旨みもあるが、それよりもハッキリと貝類の旨みが前に出ている。

そのスープに合わせる塩ダレの角もなく円やかな塩スープに仕上げられている。口内や喉を刺激する事なく穏やかに喉元を過ぎて行くがサッパリし過ぎるのではなく多重な旨みの層が押し寄せてくる。

渾身の手もみ麺はバランス重視でツルッとした口当たりでもっちりした歯応えが良く、フニャフニャしたりゴワゴワする事のない優等麺。手もみのちぢれでスープを良く拾い一体感がありラーメンを食べている事を実感する。

具材は部位違いの焼豚が二種類。豚ロースは低温焼豚でしっとり食感とソミュール液の味付けも風味豊かで噛むたびに色んな表情を見せる。豚バラ焼豚は煮豚型で表面は芳ばしく炙ってあり脂身と赤身の割合が良くどちらの旨みも楽しめる。互いに過剰な味付けでないので塩スープの邪魔をしない。

追加の味玉は贅沢にもL玉かLL玉が使われていて食べ応えも十分。味の浸みは優しめだが醤油感の少なさが塩スープとは合っていた。

極太メンマは若干の繊維が口に残り残念だったが、珍しい蓮根の縦切りスティックは噛めば蓮根に含まれるムチンが糸を引き食感のアクセントとなる。薬味の白ねぎの小口切りは生の状態では辛味を演出しスープで加熱された後半は甘みを出していた。一方、白髪ねぎは見た目は良く丁寧に仕事がされているが食感の面では麺との相性は感じなかった。

久しぶりの来店に心が踊り無我夢中で完食完飲してしまったが過度な塩分も残らず不自然な旨味も全く感じなかったが、好み的には私は醤油の方だと思った。

下町っぽさが残るこの界隈の雰囲気にすでに溶け込んでいる店を出るときに「ごちそうさまです」と言わずには居られない一派でした。

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