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平日 11:10 晴天 待ちなし 先客3名 後客8名随分と涼しくなり、つけ麺よりもラーメン好きな私には嬉しい季節の到来です。よって季節の変わり目を楽しむために本日は路線バスの旅に出ました。目的地は千歳烏山だが小田急線に乗るために新宿に行くのも億劫なので渋谷駅からの東急バス 渋23系統の祖師ヶ谷大蔵行きにて直行する。本日のお目当ては清湯醤油系のこちらだが神奈川の有名人気店のご出身との事で何となく味の想像をしながら道中を楽しむ。開店前を目指して早めに出発したがまさかの大渋滞。路線バスの最大の不利を被る。予定より20分も遅れて最寄りのバス停に着き、慌てて店へと急ぐ。開店して10分も過ぎていたが行列は無く店内の人影もちらほらで、すんなりと入店できた。最先端と思われる券売機にてお目当ての醤油系に味玉をトッピング。自由着席で店主さんの目の前の席に陣取る。店内は新店舗だけに清潔だが、おじさんがラーメンを食べるには恥ずかしくなるようなオシャレ感が漂う。しかし店内に漂う香りは全くなく想像していた魚介を取り込んだ鷄清湯の雰囲気ではなかった。目の前ではご主人の〝天空落とし〟から続々とラーメンが仕上げられていく。入店のタイミングが良かったのか着席して5分足らずで我が杯が到着した。白磁の深型の反高台丼の中には大粒の粒子の鷄油が乱反射する美しい姿を見せつける。白磁の器と対比する黒檀色のスープをまずはひとくち。まずは多めの鷄油が口内に油膜を張る。実はかなり熱々のスープだが、先行して入ってくる鷄油の温度が低いため熱さを感じない。その後で丸鷄由来の甘みとコクが広がる。初動は鷄だけの旨みで次にカエシの塩気と酸味が追ってくる。次にスープの中で泳ぐラインが美しい中細ストレート麺をいただく。強さと言うよりはしなやかな印象の麺はスープとの絡みも良く歯切れも良い。修行先の店から想像していたスープや麺とは明らかに違っていた。具材は目の前のスライサーでカットされていた豚肩ロースの低温焼豚は特製用だったようで初期値のラーメンには豚ロースの低温焼豚が一枚乗っていた。かなりの肉厚でしっとりとして歯触りが良いが食べ応えの面でも十分に力を発揮している。中心部分には味が浸みていないが表面に付けられたソミュール液がしっかりとスパイスが効いているので生臭さとは無縁。追加した味玉も一朝一夕のものではなく黄身の熟成が素晴らしく塩分も程よい。時々ある色玉ではなく味玉を名乗るにふさわしい逸品。残念だったのは太めのメンマだ。歯応えと繊維の崩れ方は良いのだが下処理のミスなのか漂白剤の刺激臭が残っていた。発酵食品の香りとは明らかに違っていたので酸化防止剤か次亜鉛酸ナトリウムだろう。身体に害はないが食欲には害がある。薬味の青ねぎの仕事は丁寧でスープにも麺にも寄り添う名脇役。三つ葉は葉先の部分だけが盛り付けてあったがスープ全体にセリ科独特の野性味を感じた。中盤からもスープの印象は変わらず鷄の独走態勢で進み続ける。それでも重なりが無いわけではなく深みも感じる。麺も時間が経ってもさほど表情を変えないのは加水率がやや高いからだろうか。さすがに後半になると一辺倒なスープに飽きが来そうなものだが、そこをカエシのシュッとした酸味が引き締めてくれて麺をすする箸が止まらない。しかしこのスープに合わせるためにカエシを強くしてあるのか塩分に負けてスープを飲み干すには至らなかったが美味しい時間を過ごせた。私にとっては多少の濃さがあったが人気があるのも納得できた。たまたま今回のロットの仕込み分だけかも知れないがメンマの異臭が残念な一杯でした。
随分と涼しくなり、つけ麺よりもラーメン好きな私には嬉しい季節の到来です。よって季節の変わり目を楽しむために本日は路線バスの旅に出ました。目的地は千歳烏山だが小田急線に乗るために新宿に行くのも億劫なので渋谷駅からの東急バス 渋23系統の祖師ヶ谷大蔵行きにて直行する。
本日のお目当ては清湯醤油系のこちらだが神奈川の有名人気店のご出身との事で何となく味の想像をしながら道中を楽しむ。開店前を目指して早めに出発したがまさかの大渋滞。路線バスの最大の不利を被る。予定より20分も遅れて最寄りのバス停に着き、慌てて店へと急ぐ。
開店して10分も過ぎていたが行列は無く店内の人影もちらほらで、すんなりと入店できた。最先端と思われる券売機にてお目当ての醤油系に味玉をトッピング。自由着席で店主さんの目の前の席に陣取る。
店内は新店舗だけに清潔だが、おじさんがラーメンを食べるには恥ずかしくなるようなオシャレ感が漂う。しかし店内に漂う香りは全くなく想像していた魚介を取り込んだ鷄清湯の雰囲気ではなかった。
目の前ではご主人の〝天空落とし〟から続々とラーメンが仕上げられていく。入店のタイミングが良かったのか着席して5分足らずで我が杯が到着した。
白磁の深型の反高台丼の中には大粒の粒子の鷄油が乱反射する美しい姿を見せつける。白磁の器と対比する黒檀色のスープをまずはひとくち。まずは多めの鷄油が口内に油膜を張る。実はかなり熱々のスープだが、先行して入ってくる鷄油の温度が低いため熱さを感じない。その後で丸鷄由来の甘みとコクが広がる。初動は鷄だけの旨みで次にカエシの塩気と酸味が追ってくる。
次にスープの中で泳ぐラインが美しい中細ストレート麺をいただく。強さと言うよりはしなやかな印象の麺はスープとの絡みも良く歯切れも良い。修行先の店から想像していたスープや麺とは明らかに違っていた。
具材は目の前のスライサーでカットされていた豚肩ロースの低温焼豚は特製用だったようで初期値のラーメンには豚ロースの低温焼豚が一枚乗っていた。かなりの肉厚でしっとりとして歯触りが良いが食べ応えの面でも十分に力を発揮している。中心部分には味が浸みていないが表面に付けられたソミュール液がしっかりとスパイスが効いているので生臭さとは無縁。
追加した味玉も一朝一夕のものではなく黄身の熟成が素晴らしく塩分も程よい。時々ある色玉ではなく味玉を名乗るにふさわしい逸品。
残念だったのは太めのメンマだ。歯応えと繊維の崩れ方は良いのだが下処理のミスなのか漂白剤の刺激臭が残っていた。発酵食品の香りとは明らかに違っていたので酸化防止剤か次亜鉛酸ナトリウムだろう。身体に害はないが食欲には害がある。
薬味の青ねぎの仕事は丁寧でスープにも麺にも寄り添う名脇役。三つ葉は葉先の部分だけが盛り付けてあったがスープ全体にセリ科独特の野性味を感じた。
中盤からもスープの印象は変わらず鷄の独走態勢で進み続ける。それでも重なりが無いわけではなく深みも感じる。麺も時間が経ってもさほど表情を変えないのは加水率がやや高いからだろうか。
さすがに後半になると一辺倒なスープに飽きが来そうなものだが、そこをカエシのシュッとした酸味が引き締めてくれて麺をすする箸が止まらない。しかしこのスープに合わせるためにカエシを強くしてあるのか塩分に負けてスープを飲み干すには至らなかったが美味しい時間を過ごせた。
私にとっては多少の濃さがあったが人気があるのも納得できた。たまたま今回のロットの仕込み分だけかも知れないがメンマの異臭が残念な一杯でした。