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平日 晴天 13:50 店内満席 先待ち3名 午後1時に神楽坂での用を済ませてラーメン屋の捜索を開始。しかしこの界隈では興味を惹く店がなく蕎麦屋にでも入ろうかなと気持ちが揺らぎ諦めようかと思ったらこちらの事を思い出した。神楽坂ではないが同じ新宿区なのでさっそく向かう。約4ヶ月ぶりの訪問だ。工事中の外苑東通りの脇にたたずむ店だが前回は雨の中で並んだ事を思い出した。今回は秋の気配の近づく心地よい風の中での待機だ。今回はタイミングが良く5分で入店となった。店内は優しい煮干しの香りが漂っていて食欲を刺激する。前回と同様に遅い時間帯なので得のせは完売でデフォルトのみの販売だ。券売機の前で思わず悩んだ。今夜は18時から会食の予定があり満腹にするわけにもいかないが、せっかくの訪問なので並にするか小にするかで迷った。悩んだ結果、小盛りを選び好物のあじ玉すらも追加せずに発券した。今回は調理場に背を向けた道路向きの席に座ったので真剣な作業姿が見えず残念だが青竹で麺を打つ音を感じながら待つ。ワンロット2杯のオペで少し待つ事にはなったがその分、楽しみが続く。入店して15分で我が杯が到着。外朱内白の切立丼の中の表情は無骨で力強さがあり男っぽい顔立ちだ。小盛りにしてもかなりの量だ。まずは半濁した柿渋色のスープをひとくち。先行するのは店内の香りとマッチした穏やかな煮干しの香りだ。それに寄り添ってくるのが白ねぎの甘みと旨みでスープに見事に溶け込んでいる。ほのかな煮干しの苦味とかすかな白ねぎの甘味のスパイラルが絶妙でうまい。もちろん動物系のスープのコクがあってのものなのは言うまでもない。カエシの角も削ぎ落とされ見た目とは反して穏やかだ。気は優しくて力持ちなスープ。注文を受けてから青竹で打つ平打ち手打ち手揉み麺はそれほどは太過ぎず、こちらならではの茹で加減。外側は半透明に透けているが芯はわずかに残してあるアルデンテで仕上げてある。その外側のグルテンが溶けた部分がスープを持ち上げる役目とねっとりした食感を作る二役を上手にこなす。芯の部分はしっかりとしたコシを生んで食べ飽きさせない。具材の焼豚はデフォルトでもこの迫力。同じ豚肩ロースの部位でも部分の違いで食感が異なる楽しさを味わえる。赤身の部分はしっかりとした噛みごたえで、脂身の部分はしっとりとした甘みと旨みを。しっかりと煮てあるが肉の持つ旨みはちゃんと残してある。ご飯と食べてもおかずになるような味付けだが、この麺に合わせるならこれくらいでないとコンビが成立しないだろう。細切りメンマも侮ってはいけない。完全発酵の乾燥メンマを発酵臭が残る程度に戻してじっくりと味を含ませている。そのため細身だがコリッとした食感を生み、固めに感じるが繊維は残らず噛むごとに千切れてくれて期待に応える。唯一無二の存在のメンマだ。大判で黒々とした海苔は厚みがあり磯の香りよりも歯ごたえに重きを置いてあるようだ。薬味の白ねぎも大きさがバラバラだがスープを温める時から適度に加熱されているので食感の違いが楽しめる。生でもなく煮てあるわけでもない半ナマのレアチャーシューならぬレアねぎの誕生だ。スープや具材のすべてに言えることは、この麺を楽しむために存在していると言う事だ。そんなことを思い、このラーメンの中の物語を考えていると一滴、ひとかけらも残してはいけない気持ちになった。夜の大切の会食のために小盛りにしスープは残そうと思っていたが思いが高まり飲み干してしまった。その最後に手打ち麺ならではの細かく千切れた麺たちが丼の底に残っていた。その細かな麺たちをレンゲですくい食べきった。事情があっての小盛りだったが十分に満足だった。逆に丼やスープとのバランスが良かった。本日の物語は終わりとなったが優しい煮干しの余韻はエンドロールとなって続いている。次回は早起きして得のせを楽しみに開店前を狙ってみようかなと心から思う一杯でした。その時もぜひ小盛りで。
午後1時に神楽坂での用を済ませてラーメン屋の捜索を開始。しかしこの界隈では興味を惹く店がなく蕎麦屋にでも入ろうかなと気持ちが揺らぎ諦めようかと思ったらこちらの事を思い出した。神楽坂ではないが同じ新宿区なのでさっそく向かう。
約4ヶ月ぶりの訪問だ。工事中の外苑東通りの脇にたたずむ店だが前回は雨の中で並んだ事を思い出した。今回は秋の気配の近づく心地よい風の中での待機だ。
今回はタイミングが良く5分で入店となった。店内は優しい煮干しの香りが漂っていて食欲を刺激する。前回と同様に遅い時間帯なので得のせは完売でデフォルトのみの販売だ。
券売機の前で思わず悩んだ。今夜は18時から会食の予定があり満腹にするわけにもいかないが、せっかくの訪問なので並にするか小にするかで迷った。悩んだ結果、小盛りを選び好物のあじ玉すらも追加せずに発券した。
今回は調理場に背を向けた道路向きの席に座ったので真剣な作業姿が見えず残念だが青竹で麺を打つ音を感じながら待つ。ワンロット2杯のオペで少し待つ事にはなったがその分、楽しみが続く。
入店して15分で我が杯が到着。外朱内白の切立丼の中の表情は無骨で力強さがあり男っぽい顔立ちだ。小盛りにしてもかなりの量だ。
まずは半濁した柿渋色のスープをひとくち。先行するのは店内の香りとマッチした穏やかな煮干しの香りだ。それに寄り添ってくるのが白ねぎの甘みと旨みでスープに見事に溶け込んでいる。ほのかな煮干しの苦味とかすかな白ねぎの甘味のスパイラルが絶妙でうまい。
もちろん動物系のスープのコクがあってのものなのは言うまでもない。カエシの角も削ぎ落とされ見た目とは反して穏やかだ。気は優しくて力持ちなスープ。
注文を受けてから青竹で打つ平打ち手打ち手揉み麺はそれほどは太過ぎず、こちらならではの茹で加減。外側は半透明に透けているが芯はわずかに残してあるアルデンテで仕上げてある。その外側のグルテンが溶けた部分がスープを持ち上げる役目とねっとりした食感を作る二役を上手にこなす。芯の部分はしっかりとしたコシを生んで食べ飽きさせない。
具材の焼豚はデフォルトでもこの迫力。同じ豚肩ロースの部位でも部分の違いで食感が異なる楽しさを味わえる。赤身の部分はしっかりとした噛みごたえで、脂身の部分はしっとりとした甘みと旨みを。しっかりと煮てあるが肉の持つ旨みはちゃんと残してある。ご飯と食べてもおかずになるような味付けだが、この麺に合わせるならこれくらいでないとコンビが成立しないだろう。
細切りメンマも侮ってはいけない。完全発酵の乾燥メンマを発酵臭が残る程度に戻してじっくりと味を含ませている。そのため細身だがコリッとした食感を生み、固めに感じるが繊維は残らず噛むごとに千切れてくれて期待に応える。唯一無二の存在のメンマだ。
大判で黒々とした海苔は厚みがあり磯の香りよりも歯ごたえに重きを置いてあるようだ。薬味の白ねぎも大きさがバラバラだがスープを温める時から適度に加熱されているので食感の違いが楽しめる。生でもなく煮てあるわけでもない半ナマのレアチャーシューならぬレアねぎの誕生だ。
スープや具材のすべてに言えることは、この麺を楽しむために存在していると言う事だ。そんなことを思い、このラーメンの中の物語を考えていると一滴、ひとかけらも残してはいけない気持ちになった。
夜の大切の会食のために小盛りにしスープは残そうと思っていたが思いが高まり飲み干してしまった。その最後に手打ち麺ならではの細かく千切れた麺たちが丼の底に残っていた。その細かな麺たちをレンゲですくい食べきった。事情があっての小盛りだったが十分に満足だった。逆に丼やスープとのバランスが良かった。
本日の物語は終わりとなったが優しい煮干しの余韻はエンドロールとなって続いている。次回は早起きして得のせを楽しみに開店前を狙ってみようかなと心から思う一杯でした。その時もぜひ小盛りで。