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「味玉らーめん ¥860」@麺や 庄のの写真平日 晴天 21:40 待ちなし 先客2名 後客2名

この日は神楽坂での宴のあと歳下の友人と二人で禁断の〆ラーメンを探す。するとこの界隈に住んでいたことのある友人から古い情報だがこちらの事を聞く。10年以上も前の話だが常に行列が絶えない有名店という事だ。確かに私も聞いたことのある店名だ。定かではないが茗荷谷にある課題店のご主人もこちらの出身ではなかろうか。課題店訪問の前に事前調査を兼ねてこちらへ向かう。

神楽坂と言っても西の外れで呑んでいたのでこちらは徒歩圏内のようだ。外堀通りに向かい坂道を下ると突如として現れた。年季の入った外観からは哀愁が漂う。と思った瞬間に記憶が蘇った。はるか昔に来たことがある。当時はまだ現役バリバリでこのタイプのラーメンでも臆する事なく食べていたものだ。あの頃の若い胃袋が懐かしい。

自分同様にガタがきてる引き戸を開け券売機の前に立つも呑んだ後にさっぱり出来そうなメニューは無くベーシックなラーメンに味玉を追加する。カウンターに着席しても過去の味の記憶は全く出てこない。カウンターの背中に数々の歴代限定メニューの写真が並ぶ。いずれも絶対に頼みたくないようなメニューだが友人によるとこれで名を馳せた店らしい。初めて伺ったのはオープン間もない頃だったろうか奇抜なメニューの印象すらない。

閉店間際でも三人体制で営業しているのでこれくらいの客入りなら提供時間もさほどかからないだろう。思った通りに5分と待たずに我が杯が到着。友人からは聞いていたが得意でない豚骨魚介系そのものだった。しかしながら絵付け模様の高台丼に盛り付けられた景色は猛々しさの中にも細やかな仕事がなされてあり印象は悪くない。

枇杷茶色のスープに乳化しきれなかった油分が液面を薄っすらと覆う部分をレンゲですくってひとくち。特攻隊長としてやってくるのは濃厚ながらクドさのない豚骨ベースの旨み。例えるなら斎藤工さん。そのあとでしっかりと魚介系がスープに厚みを持たせるが魚粉に頼りすぎてなくて逆に拍子抜けするが粉っぽさが嫌いな私には嬉しい誤算。カエシなどの塩分はかなり強めだがスープの設計図はしっかりと手書きされている。

対して麺は胚芽色が特徴の中太麺で低加水なのか歯切れの軽妙さはなくボソボソと口の中で暴れまわる。よってスープとも絡もうとしないが濃いめのスープとの距離感が良かった。本来ならスープや具材と相まって個性を発揮するべきだが仲間や身内すら寄せ付けようともしない。例えるならデビュー当時の千原ジュニアさん。この麺はスープを吸ってしまう前に食べ切らなければ後々苦労しそうだと思い麺を中心に食べ進め二割程度残してようやく具材と対峙する。

まずは表面にしっかりと焼き色が付いた豚バラ焼豚は昭和世代の広東式焼豚と平成後期の低温調理焼豚に挟まれた中間管理職のような存在だが時代を築いてきた過去がたとえ色あせようとしてもこれからも胸を張って欲しいものだ。例えるならトミーズ健さんだ。

追加トッピングした味玉だが時代の流れに乗って見事な半熟で見た目は非常に美味しそうだが黄身は濃厚というよりは味わい薄く素材の質の悪さが出ていた。例えるなら羽賀研二さん。

今や主流となりつつある穂先メンマはしっとりと煮てあり美味しいが複数のメンマがスープの中で絡み合い箸の行く手を邪魔する。柔らかく煮過ぎたせいか繊維が崩れ互いにもつれ合っていた。例えるなら解散寸前のチェッカーズ。

第一印象で細かな仕事だと感じた焦がしネギと玉葱のアッシェと九条ねぎは見事に役目を果たしていた。少し濃いめで苦そうに見える焦がしネギはスープの塩気に対して影ながら優しい甘みを与え、生ながら細かくみじん切りにされた玉葱は爽やかそうに見えて生玉葱の辛味を持ってスープの塩気を制している。品の良い京都の九条ねぎは彩りも良く色気があり他の葱にはない独特の風味を醸し出す。この個性が集まるラーメンの中では無くてはならない存在だ。例えるなら焦がしネギはひな壇のザキヤマさん。玉葱のみじん切りはひな壇のサバンナ高橋さんで京都の九条ねぎはひな壇のチュートリアル徳井さんだ。

最後に丼の淵に張り付いていた海苔は本物の海苔とは別物で黒色とは程遠い苔色で質の悪さをひけらかしている。その上パリッとした食感もなく良質の海苔ならばスープの熱にも負けない力強さがあるはずだがこの海苔はスープの湯気になびいてしまいしな垂れかかっている。私には必要無いかな。例えるなら朝のワイドショーのお天気お姉さん。

最終的にスープ以外は完食していた。不快な非天然の旨味成分も感じることなく箸を置いた。友人の誘いで十数年ぶりに訪れてみたが毎日食べられるかと言えば難しいかなと感じた。先日の中央線沿いの老舗ラーメン店での衝撃からすると今回は時を経てまだまだ進化している店もあるんだなと思う一杯でした。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

> 玉葱のみじん切りはひな壇のサバンナ高橋さんで京都の九条ねぎはひな壇のチュートリアル徳井さんだ。

高橋茂雄も京都やけん、九条葱をとっくんに奪われ歯軋りして悔しがっている事でしょう…! w
まあ色気はないですし、八木を制する事が出来る高橋は玉葱が適切かも知れませんがw

Dr.KOTO | 2018年8月25日 19:47

的確なツッコミありがとうございますw

くだらない物を読んでもらって申し訳ないです。
でもそのあたりを理解して読んでくれてコメントまでくださって感謝しかないです。

不快な文面もありますがどうぞ宜しくお願いします‼︎

のらのら | 2018年8月25日 23:24