なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「1号ラーメン(あっさり系)¥750+味玉 ¥100」@ラーメン 雷鳥の写真平日 晴天 13:10 待ちなし 先客10名 後客4名

日頃の利用率が高い日比谷線だが東銀座を越えると秋葉原までの間の数駅には降り立つ事がほとんど無くラーメンにとっても不毛地帯のようである。そんな中、いくつか気になった候補店があり精査すると夏季休暇の店が多数あり店探しは難航するが必然と狙いは絞られていく。

RDBの皆さんの写真を見ているとタイプの顔立ちがあった。淡麗醤油系でメンマと焼豚と青菜が乗った今風ではないラーメンだ。場所も茅場町と平日のオフィス街だがお盆の名残りもあり繁華街と比べて人はかなり少ないだろうと推測を立て炎天下の中こちらへ向かう。

駅に降りると大きな川に囲まれているからだろうか都内より2,3度涼しく感じる。吹く風も心地よく日陰ならば汗ひとつかかないほど。駅からも遠くなく思惑通り人も少ない。大通りから角を曲がりお目当ての店を見つけるが暖簾もなく薄暗い。まさかの臨時休業かと恐る恐る近づくと中から汗ダクの人が出てきた。ひと安心するも店内の暑さが心配になる。

入り口正面の券売機にてあっさり系の醤油ラーメンに味玉を購入する。その左手には粉まみれの製麺室がある。自家製麺のようだ。餅は餅屋、麺は麺屋派なので多少の不安があるがカウンターに着席する。

先客の汗ダクの表情が物語る通り店内はかなり暑い。この夏トップクラスの暑さだ。厨房3人とホール1人の四人体制だが皆さんも汗ダクで作業している。見ていてあまり心地よいものではないが一生懸命さに気持ちをすり替えて提供されるのを待つ。ふと業務用冷蔵庫に目をやると温度表示にエラーが出ていたのでそれほど温度が高いのだろう。外の方が随分と涼しい。

店内の暑さについての記述が長くなっているがメニューにある異なるスープをそれぞれ別の寸胴鍋で仕込んでいるのも要因かも知れないが逆にスープに対するこだわりを強く感じた。かなりスープには期待が出来そうだ。

麺茹で釜に入る麺を見るとかなりの太麺のようでつけ麺やまぜそばも有り提供時間は少しかかりそうだ。後ろのテーブル席からはスープ割の声がよく聞こえてくるのでつけ麺が人気なのだろうか。そうこうしているうちに12分ほどで目の前にお目当てのラーメンが到着する。

藍色の絵柄模様の器に盛り付けられたそれは何ともほっとする面立ち。スープ量も麺量も目分量だったので丁寧に盛られてはいないが、それゆえの懐かしさがある。どの具材も今風にアレンジされる事なく落ち着いている。

微かな鷄油に守られた弁柄色のスープをこれまた懐かしいプラスチック製のレンゲを使ってひとくち。見た目同様にシャープな醤油ダレのカエシを感じるスープの奥には地鶏特有の力強さと甘みがあり、更にその奥には不自然な旨味が潜んでいると思った。底上げを図る程度なのか味覚崩壊するような事はなく食べられそうだ。甘味と塩味もある分、あとで紹介する炙り焼豚の香ばしさもスープに移っていた。五味の主張が強いのであっさりと言うよりはしっかりした淡麗スープだ。

自家製麺は黄色の強い多加水のちぢれ太麺で存在感は抜群だ。麺自体はかんすいの臭みもなく小麦の香りと甘味が表現されていてもっちりとした歯応えもこの麺ならではと思った。それでも淡麗ながらしっかりとしたスープとはいえ麺との絡みは良くない。多加水で太麺、しかもちぢれ麺とこのスープに対しては好条件はひとつもなく麺を啜ってはスープを飲んで追いかけるといった作業を繰り返して後付けで独自の一体感を作り出した。

具材の片面が炙られた薄切りの豚肩ロース焼豚は熱の通った豚肉の旨さと肉質があり味付けも香ばしさも言うことなしに美味い。もう少し厚切りで食べてみたいほどだった。

かなり太めのメンマはやや発酵臭が残りメンマらしさがあったが縦の繊維はほどけるが横には全く歯が立たず口の残る。味付けは程良い。青みはほうれん草のように濃い緑色を発しているが茎や葉脈は小松菜のようだった。しかし小松菜の持つ爽やかな苦味はなかったので不思議なまま食べ終えてしまった。薬味の白ねぎは丁寧な仕事ぶりが表れていてアクセントを生む。こちらの海苔は良質ので追加しても損のない逸品だった。

追加した味玉は提供温度と色付きは良かったが味は浸透されず卵本来の持つ旨味も乏しく追加した甲斐がなかったのは残念。

麺の量がかなり多いので若者の満足感は大きいだろうが味付けも全体的に濃いめだった。自家製麺の食感が楽しくほぼ完食には至ったがスープの底上げ感が否めなかったのでスープは完飲せず。このタイプのスープには低加水のストレート細麺の方が私にとっては相性がいい事を再確認できた一杯でした。

投稿(更新) | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まだコメントがありません。