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「《木金限定》白だし鷄そば ¥1000+味玉 ¥200」@麺LABOひろの写真平日 晴天 13:50 待ちなし 先客10名

体力低下のせいか身体が安心を求めている。新規開拓もしなければいけないのに店選びを失敗した時のショックに耐えるだけの気力もなく安定感のある店につい足が向いてしまう。本日も暑いがこちらはピーク時を外せば客席も多いので行列はないものと踏んでいた。

14時前に到着。思った通り行列はないが店内はかなりの賑わい。平日なのでご近所の三世代であろうご家族がテーブル席で楽しそうに食べている。お祖母様はかなりの高齢に見えるが醤油ラーメンを召し上がっている。高齢者にも優しいラーメンの証だろう。続いて同い年くらいの男性もカウンターに来られた。都心ではこの光景はあまり見ない。

券売機で購入した食券は初の木金限定の白だし鷄そばと味玉。安定を求めて来たのに多少の冒険心に火がついた。なるべく限定メニューに手を出さないようにしていたがこちらの限定なら間違いないだろうと身を委ねてみる。周囲は暑さのせいか冷やし系を食べてる人が多く提供時間も普段よりかかっているように思えた。

着席後10分少々で提供された。デフォルトメニューより小ぶりで色調も異なる美濃焼風の器にて登場した姿は色彩は豊かだが私の求めるものとは多少のズレがあった。何となく出鼻をくじかれた感じだ。と言うのも、まずは目に飛び込んで来たおぼろ昆布が得意でないのだ。以前は好きだったのだが某有名和食店で劣化したそれを食べて以来の不信感がある。一瞬スープから避けることも考えたが意を決してそのままレンゲを付ける。

まずはスープ。おぼろ昆布から距離のある部分をすくいひとくち。第一印象は和風だし。しかもおぼろ昆布とは関係ない昆布だしの旨みが口中に広がる。動物性の出汁よりも数倍押し寄せてくる。その後ろ方で鷄ベースの出汁だろうか土台となっている。そこにこちらの店の真骨頂でもある塩気のバランス。これ以上でも以下でもないピンポイントな塩梅だ。塩あじと言うよりは白醤油のようなまろやかさが全体をまとめあげる。

麺はやや透明感とちぢれのある中細麺で抜群の安定感を誇る。やはりこの麺もバランス重視なのか特徴がないのが特徴的。ある意味で万能な麺に思える。通常のちぢれ麺は案外スープとの絡みが良くないが麺間に程よくスープを巻き込んで上がってくる。

具材は焼豚が4種類。いずれも真空低温調理焼豚だがそこいらの物とは一線を画す。造り手の思惑なのか盛り付けられた順番に頂いてみる。まずは手前の一番上に盛られた合鴨ロースから。しっかり皮目を炙られ香ばしさを出してあり噛むとそこには美しいロゼ色が。微かな野性味があり鴨ならではの肉の香りだ。さらに驚くは裏面には隠し包丁が入れてあり歯切れの良さを手伝う。続いて鷄ムネ肉は食感を楽しめるように他の焼豚よりも厚めにスライスされ思惑通りに肉の繊維を感じられる。最低限の味付けだがほのかに白胡椒のような爽やからスパイスが香る。

豚肉は豚ロースと肩ロースの2種類。ふたつに折りたたまれているので分からなかったがどちらもかなりの大判でスープに浸ってない上部は見事なレア加減で下部はスープで加熱されレア感はさほどないが肉質の旨さを確かめられる。また部位の違いにより食感と味が異なる為食べ比べも楽しい。いずれの低温調理焼豚に言えるのはやり過ぎてないレア加減が素晴らしいという事。時折ある一定の温度に達していない半生肉の物とは明らかに違う仕事ぶりに感心する。しかしひとつ間違ったのは鴨肉を最初に食べてしまったことだ。やはり味の濃いものは最後に食べるべきだった。

追加した200円もする味玉は卵の質の良さもさることながら茹で加減や味付けもピンポイントでコクと甘みがあり200円の価値ある一品。

薬味は豊富で色とりどり。懸念されていたおぼろ昆布だが保存状態が良いのか劣化など感じられず風味豊かで麺と共に食べるとスープの昆布の旨みと重なって相乗効果を生む。多目に添えられた黄柚子は相変わらず丁寧に白皮が取られ苦味のない香りだけを与える。九条ねぎも同様で高級和食店のような仕事ぶりである。

紫キャベツのスプラウトは彩り重視で添えられているのだろうか味には大して影響を及ぼさない。巻き麩も和の雰囲気を醸し出す役目だろうが無かったとしても害はない。

基本の醤油ラーメンとは異なるテイストだったが大満足とはいかないまでも十分に満足して完食出来た。最後にレンゲを置き両手で丼を傾けスープを飲む際に転がり込んでくる実山椒の爽快感が宴の終わりを告げる。完食完飲した後も基本の醤油ラーメンが食べたいなと思い近々の再訪を誓う一杯でした。

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