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「KING TRINOしょうゆ + 煮卵」@表参道 火風鼎の写真 会議でヘトヘトに疲れた金曜夜(27日)、チョイと寄り道して表参道「火風鼎」へ。
 節電でちょっと暗いものの、震災前のニギわいを取り戻した表参道交差点、お洒落した女性で溢れかえっています……私のようなオジには肩身が狭く、道端をコソコソ移動してお店に到着。20時半頃の到着でしたが、数分後には麺キレでギリギリセーフ。
 さて、入口右手の券売機とニラめっこ。デフォのラーメンは白山「火風鼎」で実食済みですので、ここは当然、表参道店の「夜メニュー」狙い。あばよくば「オマールにぼし」とイキたかったところですが、無情の売り切れ。残るは鶏油タップリという「KING TRINO」系ですが……鶏と言えば「塩」なんでしょうが、それじゃ「白河」っぽくない。ここはひとつ、「KING TRINOしょうゆ」(700円)と「煮卵」(100円)を、ポチッとな。約8分後、予想より随分小ぶりな丼が到着。
 では、スープを一口……うん、これはイイ。能書き通り鶏油タップリ、豊潤な鶏の香りとコッテリ感が、スープの風味をグンと持ち上げ、白河系特有の濃いカエシが、味の輪郭をビシッとキメています。特に感心するのが、そのフクよかなコクで、鶏油・鶏ガラ・カエシが三位一体となって、ウットリするような味の広がり……コク・キレ・旨み、そして香りと、全くスキのない驚きの完成度。
 麺は中太ストレートですが、表面には手打ち風の微妙なデコボコがあり、一見細かく縮れているようにも見えます。相当に固めのゆで加減で、ポキポキ感の残る食感、粘りのないプツプツとした歯切れで、ノド越しも多少ギコチない。白山店で食した白河麺とは、かなり異なる食感ですな……味はともかくとして、お色気タップリのスープに対して、余りにも食感が素っ気ない、そんな印象。ひょっとして、ちょっと茹でが足りなかったか?
 具材は、チャーシュー、メンマ、カイワレに糸唐辛子、それに青菜少々とネギなど。特筆は何と言ってもロース肉のチャーシューですが、ロースト・ポークっぽい仕上がりで、そもそも表面をかなりスモーキーに仕上げてあるものを、注文ごとに炙って出すという趣向。実に重厚な味わいで、独特なスモーキーさも、なぜかあの香り高いスープに実によく合う。味玉もなかなかの出来です。
 ―――完璧なスープに完璧な具材、そして完璧なコンビネーション。あとは、フツーに手打ちの白河麺を合わせるだけで、「至高の一杯」になるはずですが……当然そこにあるはずのものが、なぜかない、そんな喪失感に苛まれます。まるで荒川静香の完璧な演技を、イナバウアー抜きで見てしまったような、そんな寂しさ(ちょっと古い例えでスンマセン)。少しばかり、「画竜点睛」を欠いた感のある一杯でした。

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