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疲れ果てた金曜夜(20日)、「どこか静かな店で一杯」などと考えつつ、両国「満月」へ。 大江戸線・両国駅から清澄通り沿いを北へ、蔵前橋通りを渡ると、夜は人通りもまばらな本所界隈。お店は、節電のためかライトが消されて黄色いテントは闇に沈み、赤い提灯が黄色い暖簾を照らし出すだけという、ちょっと寂しい雰囲気です。 暖簾をくぐると先客ゼロ、ダンディーなご主人が、お茶をポットごと持ってきてくださいます。注文は「豚骨らーめん」(600円)に「煮たまご」(80円)。「太麺と細麺がありますが」とご主人、おススメを訊くと、ちょっと首をかしげながら「太麺の方が少し量がありますかね」……替玉稼いでナンボの商売、量がある方を勧めるあたり、人の良さがにじみます。「太麺」でお願いし待つこと6分、丼が到着。 では、スープを一口……うん、キッチリと丁寧に作られた豚骨です。スープに骨粉が混じるあたり、かなり炊き込んだと思われるこの豚骨、キッチリと乳化させて臭みもなく、油とのバランスも絶妙で、ポッテリ感とサラリ感が同居する舌触り。カエシをやや強めに効かせて、炊き込んだ豚骨特有のほの甘さをクッキリと浮き立たせながら、程よいコクを感じさせます。この手のスープにありがちな、ケミカル的な旨みのケバさも一切なく……豚骨本来の「良さ」を、ただ真っ直ぐに訴えかけてきますな。 麺は、多少太めの中太ストレート。固めのゆで上がりでシッカリとしたコシ、その割にはサックリと軽快な歯切れが印象的で、スマートな甘みがスープのコクによく合います。具材は、チャーシュー、モヤシ、ネギ・海苔に、味玉がデフォで半個と追加の一個。このバラロール・チャーシューも秀逸で、シッカリ味付けてある上、まるで炙ったかのような肉汁の豊かさ、豚骨のコクに、さらに厚みと深さを加えるコンビネーションで……味玉も、敢えて黄身には味付けずハードボイルドに仕上げており、その淡白な甘みが豚骨のほの甘さによく合います。 ちなみに後半、卓上の「からしラー油高菜」を試しましたが、コイツがまたいい。辣油のシャープな辛味がスープにキレを加え、高菜の塩分が味の緩急をつけ飽きません。ただし……結構激辛ですので、入れすぎにはご注意を。 ―――ロケーション的にはかなりキビしいお店なのに、目を見張るばかりのクォリティ。ネット情報では、以前は担々麺がウリのお店だったそうですが、赤坂のラーメン店主だった人が1年間限定でプロデュース中なんだとか。味にみなぎる「気合い」は、そのあたりの事情のためか……過去いくつか「赤坂とんこつ」を名乗る一品を食しましたが、あまりにも庶民的な「味の分かりやすさ」が、逆に気になっていました。そんな「分かりやすさ」はそのままに、気品すら漂う豚骨で仕上げた一杯、次は「豚骨みそ」でもいただきましょう。
こんばんは。 旨そうな豚骨ですね。 「からしラー油高菜」っていうのも気になります。 このあたりも時々通るのでBMしておきます。
大江戸線・両国駅から清澄通り沿いを北へ、蔵前橋通りを渡ると、夜は人通りもまばらな本所界隈。お店は、節電のためかライトが消されて黄色いテントは闇に沈み、赤い提灯が黄色い暖簾を照らし出すだけという、ちょっと寂しい雰囲気です。
暖簾をくぐると先客ゼロ、ダンディーなご主人が、お茶をポットごと持ってきてくださいます。注文は「豚骨らーめん」(600円)に「煮たまご」(80円)。「太麺と細麺がありますが」とご主人、おススメを訊くと、ちょっと首をかしげながら「太麺の方が少し量がありますかね」……替玉稼いでナンボの商売、量がある方を勧めるあたり、人の良さがにじみます。「太麺」でお願いし待つこと6分、丼が到着。
では、スープを一口……うん、キッチリと丁寧に作られた豚骨です。スープに骨粉が混じるあたり、かなり炊き込んだと思われるこの豚骨、キッチリと乳化させて臭みもなく、油とのバランスも絶妙で、ポッテリ感とサラリ感が同居する舌触り。カエシをやや強めに効かせて、炊き込んだ豚骨特有のほの甘さをクッキリと浮き立たせながら、程よいコクを感じさせます。この手のスープにありがちな、ケミカル的な旨みのケバさも一切なく……豚骨本来の「良さ」を、ただ真っ直ぐに訴えかけてきますな。
麺は、多少太めの中太ストレート。固めのゆで上がりでシッカリとしたコシ、その割にはサックリと軽快な歯切れが印象的で、スマートな甘みがスープのコクによく合います。具材は、チャーシュー、モヤシ、ネギ・海苔に、味玉がデフォで半個と追加の一個。このバラロール・チャーシューも秀逸で、シッカリ味付けてある上、まるで炙ったかのような肉汁の豊かさ、豚骨のコクに、さらに厚みと深さを加えるコンビネーションで……味玉も、敢えて黄身には味付けずハードボイルドに仕上げており、その淡白な甘みが豚骨のほの甘さによく合います。
ちなみに後半、卓上の「からしラー油高菜」を試しましたが、コイツがまたいい。辣油のシャープな辛味がスープにキレを加え、高菜の塩分が味の緩急をつけ飽きません。ただし……結構激辛ですので、入れすぎにはご注意を。
―――ロケーション的にはかなりキビしいお店なのに、目を見張るばかりのクォリティ。ネット情報では、以前は担々麺がウリのお店だったそうですが、赤坂のラーメン店主だった人が1年間限定でプロデュース中なんだとか。味にみなぎる「気合い」は、そのあたりの事情のためか……過去いくつか「赤坂とんこつ」を名乗る一品を食しましたが、あまりにも庶民的な「味の分かりやすさ」が、逆に気になっていました。そんな「分かりやすさ」はそのままに、気品すら漂う豚骨で仕上げた一杯、次は「豚骨みそ」でもいただきましょう。