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「手打もやし麺」@中華そば集来の写真 梅雨明け間近、うだる暑さの金曜日(18日)、ランチは大門某店の夏メニューを狙ってみましたが、この炎天下10人ほどの待ち。バックアップの某店も満員で、真上からの直射日光を浴びながら、食券片手のリーマンが二人、ボー然と立ち尽くしています……こういう場合、私の避難先は「集来」と決まっております。
 飾り気のない店構え、家族営業のアットホームな雰囲気、リーズナブルな価格と、まさにサラリーマンのオアシス的存在で、混雑するランチタイムでも、一人なら何とか入れてしまうところがまた嬉しい。注文は「手打もやし麺」(680円)、丼は約5分で到着。
 この一品の主役は、なんといっても「手打ち麺」。ギュッと縮れた平打ち麺で固めのゆで上がり、ゴロリとした口あたりにモスッモスッと奥歯を受け止めるようなシッカリした歯応えで、食感を楽しむうち小麦の甘みが口の中一杯に広がってきます。これまで何度も食べてきましたが、今日はまた一段と美味く感じますな……おそらくそれは、スープのせい。
 スープは地味な塩味で、鶏ガラと煮干しをベースにしながら、野菜の旨みでアッサリと仕上げています。タンメンではかなり強く生姜を聞かせていましたが、コチラのスープはさほどでもなく、塩加減も相当控えめで、調味料系を抑えて食材本来の旨みをジンワリと訴えかける構成……なにせ麺の仕上がりが秀逸ですから、その美味さを引き立てるには、醤油や生姜で小細工しないシンプルなスープの方が、よいようで。
 具材は、ゆでたモヤシと豚肉で、特に下味もつけず無造作に麺にのせられています。しかし、むしろコレが正解。「ナチュラル」なモヤシの風味と甘みが、「ナチュラル」なスープにキレイにシナジーして、麺の「ナチュラル」な美味さがますます引き立つという……実に老練な構成力。
 ―――「もやし麺」としては、これ以上ないほどシンプルな構成と味付け。しかし、全く食べ飽きすることなく、最後までサラッと食べきることができます。なぜ飽きが来ないのか……一般には、味の「変化」や食材の種類の「豊富」さが、食べ飽きを防ぐと考えられていますが、どうやらそうでもないようで。麺や野菜が本来もつ味わいの「奥深さ」こそ、実は十分鑑賞に堪え切る力を持っており、それをラーメン流に「ナチュラル」に舌に伝える上では、調味料は最小限しか必要としないのかも……この店に来る度、なにか新しい「気づき」がありますな。まだまだ老舗から学ぶことは多いようで。

投稿 | コメント (1) | このお店へのレビュー: 3件

コメント

miles様 おはようございます。

「手打もやし麺」、シンプルイズベストの典型ですね。
食べている途中は夢中で、最後まで行っちゃうやつ…。
ごく稀にあります。
シンプルイズベストの和訳。単純最高? 不装飾最高?
拙の語彙力では良い言葉が見つかりません。
しばらく、このテーマで探求してみます。

うきぞう | 2010年8月6日 00:29