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居残れば居残るほど仕事が降ってきそうな金曜夜(2日)、区切りのいいとこで仕事を切り上げ、湯島「阿吽」へ。 入口のプレートには「自動ドア」との表記、しかしよく見ると「自(分で)動(かす)ドア」とあり、なんともレトロなギャグですな……券売機は入口正面、「阿吽担々麺」(800円)をポチッとな。 カウンターを照らすダウンライト、BGMはスローなモダン・ジャズと、「大人の空間」っぽい演出。金曜夜とあってか、カウンターにはカップルが3組、ホテルも多い街だけに、ついついイケない色眼鏡で見てしまいますが……厨房は、ハンチング帽を目深に被ったご主人一人で切り盛り、ゴツゴツと筋肉の付いた腕に頑固そうな顔つきで、手際もちょっと荒っぽく、なかなかコワモテですが……丼は約5分で到着。 では、辣油をよく混ぜ込んで、スープを一口……う~む、尋常でない「気配」に満ち満ちておりますな。実にマイルドでスッキリした味わいの芝麻醤、一方辣油には非常にシャープな切れ味があり、さらに肉味噌はドッシリと落ち着いた味、そして旨みタップリの干し海老が絡んで……マイルド感とシャープ感、深いコクと軽やかな旨み、味の「対極」的な関係がいくつも折り重なって、「にらみ合い」というか「三すくみ」というか……なにか「きっかけ」をジッと待っているような、のっぴきならない妙な「緊張感」が漂います……その「なにか」が麺であろうことは、容易に想像がつきますな。 謎を解くキーとなる麺は、中太ストレートで三河屋製麺製。しっかりスープ・炸醤をからめて、ズズッとイキますと……ドッカ~~ンと、四方八方にはじけ飛ぶ、「味の花火」。「対極」を意識した「危険」な味の組み合わせに、三河屋製麺独特の上品な麺の甘みが「起爆剤」として加えられることで、予想だにしない「化学反応」が口の中で繰り広げられます……いやぁ、美味い。さらに劇的に味がハジケ飛んだあと、花椒の痺れと小松菜のさわやかさが飾る、味の余韻。 ―――危険な雰囲気の「伏線」と、ドラマティックな「謎解き」。クライマックスの目も眩むほどの美味しさが、実に印象的ですが……しかし、ドラマ展開の「起伏」のラフさが、ちょっと気になる。スープはスープなりに、ストーリーを徐々に盛り上げておいてもらえると、クライマックスの感動もまたヒトシオのような気がしますが……それにしても、スープ・具材・麺が合体した時の「爆発力」は大したもの。こういう担々麺もあるのかと、ちょっと勉強になったオジさんなのでした。
入口のプレートには「自動ドア」との表記、しかしよく見ると「自(分で)動(かす)ドア」とあり、なんともレトロなギャグですな……券売機は入口正面、「阿吽担々麺」(800円)をポチッとな。
カウンターを照らすダウンライト、BGMはスローなモダン・ジャズと、「大人の空間」っぽい演出。金曜夜とあってか、カウンターにはカップルが3組、ホテルも多い街だけに、ついついイケない色眼鏡で見てしまいますが……厨房は、ハンチング帽を目深に被ったご主人一人で切り盛り、ゴツゴツと筋肉の付いた腕に頑固そうな顔つきで、手際もちょっと荒っぽく、なかなかコワモテですが……丼は約5分で到着。
では、辣油をよく混ぜ込んで、スープを一口……う~む、尋常でない「気配」に満ち満ちておりますな。実にマイルドでスッキリした味わいの芝麻醤、一方辣油には非常にシャープな切れ味があり、さらに肉味噌はドッシリと落ち着いた味、そして旨みタップリの干し海老が絡んで……マイルド感とシャープ感、深いコクと軽やかな旨み、味の「対極」的な関係がいくつも折り重なって、「にらみ合い」というか「三すくみ」というか……なにか「きっかけ」をジッと待っているような、のっぴきならない妙な「緊張感」が漂います……その「なにか」が麺であろうことは、容易に想像がつきますな。
謎を解くキーとなる麺は、中太ストレートで三河屋製麺製。しっかりスープ・炸醤をからめて、ズズッとイキますと……ドッカ~~ンと、四方八方にはじけ飛ぶ、「味の花火」。「対極」を意識した「危険」な味の組み合わせに、三河屋製麺独特の上品な麺の甘みが「起爆剤」として加えられることで、予想だにしない「化学反応」が口の中で繰り広げられます……いやぁ、美味い。さらに劇的に味がハジケ飛んだあと、花椒の痺れと小松菜のさわやかさが飾る、味の余韻。
―――危険な雰囲気の「伏線」と、ドラマティックな「謎解き」。クライマックスの目も眩むほどの美味しさが、実に印象的ですが……しかし、ドラマ展開の「起伏」のラフさが、ちょっと気になる。スープはスープなりに、ストーリーを徐々に盛り上げておいてもらえると、クライマックスの感動もまたヒトシオのような気がしますが……それにしても、スープ・具材・麺が合体した時の「爆発力」は大したもの。こういう担々麺もあるのかと、ちょっと勉強になったオジさんなのでした。