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「中華そば 卵」@つけめん・中華 もぐらの写真 寒さが戻ってきた月曜日(8日)、四谷方面の用を済ませて、「もぐら」へ。
 目黒「なおじ」や曙橋「克味」の姉妹店、さらに結構店が狭いと聞いており、しかも現地到着は正午頃、こりゃ店外待ちかな……と思いきや、先客ゼロ。一番右のサッシを開ければ券売機は目の前、取り敢えず最上段のボタンから「中華そば 卵」(800円)をポチッとな。
 それにしても、狭く寒い。券売機近くに座ったのでは迷惑だろうと、座面極小のスツールとサッシの20センチ程度の隙間をカニ歩きで移動して、一番奥に。厨房も狭いため、ご主人の手際がかぶりつきで見られますが……実に手際よく、無駄のない動き。この人が「なおじ」の元店長さんなのかしら……「なおじ」は行列嫌いの私には縁のないお店ゆえ、判断しかねますけど。換気扇がガンガンまわる店内は結構寒く、コートを着たままでも十分、丼は約4分で到着。
 では、スープを一口……写真でも分かる通り、表面の油層が結構分厚く、これが舌をコートしてしまうため、なかなか味が分かりにくい。調理過程を見ての推測ですが……スープは実に慎重に加熱されていたことから、店内の寒さを考慮して、油層で冷めを防ごうという考えかも。ま、麺を食べ進むうち油分が持ち上げられて、ジワジワとスープの味が舌に広がっていきますが……これが結構、「さりげなく」美味い。十分にコクと旨みが出た鶏スープ、さらにスープに沈む鶏挽肉がいい味出してます。加えて、煮干しの旨みとパンチが適度に効いており、醤油も実にスマートな味わい。なんでも、随分とアレコレ試して、たどり着いた醤油なのだとか。
 麺は中太の縮れ麺。少し弱めのコシと歯応えですが、実にスッキリとした甘さの上質な一品。一見、何の変哲もない麺に見せかけながら、コイツも「さりげなく」優れたデキですな。
 一方、具材は個性派ぞろい。チャーシューは分厚いバラ肉一本モノで、「ほとばしる」ような肉汁の旨みを、タレで際立たせるような一品。メンマも醤油をガツンと効かせた味わいで、幅広の四角い形状ゆえ、食べ応えもあります。味玉は一転、黄身に旨みだけを加えた地味な一品ですが、玉子本来の旨みに加えた旨みのバランスが、実に「さりげなく」て……なんか味玉だけがスープ・麺のスタイルに合っており、チャーシュー・メンマはやや「異様」に感じますな。
 ―――具材の一部と油層を除けば、何が突出しているわけでもなく、全体として「さりげなく」まとまっているところが、この一品のミソ。しかし、チャーシュー・メンマはメリハリとしてまぁ頷けるとしても、こんな美味いスープを舌に伝えることを阻む、この油層には問題アリですな……なんかまだ、系列店の「インパクト」主義に囚われているような、そんな気が。この一品の「さりげなさ」を、もっと大事にしていただきたい。

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