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「手打ネギチャーシューメン」@白山 火風鼎の写真 カラリと晴れた日曜日(24日)、今日も今日とて休日出社。お昼は、先日無情の麺切れに涙をのんだ白山「火風鼎」を再訪。
 13時前の到着で店外待ち5人。2人客が多いようで回転はイマイチですが、ほどなく入店できました。1階はかなり変則的な配列のカウンター席ですが、2階席もある模様、注文は「手打ネギチャーシューメン」(1,050円)。丼は約5分で到着。
 まずは、スープを一口……白河ラーメンらしい、醤油を主軸においた味の構成。ベースは鶏ガラ・豚骨のようですが、本来主体となるべき鶏が弱めで、動物系全体としても風味はかなり薄め。スッキリとしたスープを背景に、醤油がググッとせり出してくるところを、表面のラードで丸め込んでいるような構成。しかし……ラードのせいで醤油の味もかなり薄らいでしまいますな。もう少し、醤油のコクを前面に出してもいいような。
 麺は、手打ちの中太縮れ。切断面の細かなギザギザと不揃いな太さが、包丁切りであることを物語ります。また、「縮れ」とはいっても手で揉んでつけたもので、ウェーブしながらネジれており、表面のギザギザと相まってスープの持ち上げは抜群。手打ち独特のコシと弾力、加えて実に素朴な味わいが、たまりませんなぁ……なんとも抜群の出来栄え、「ラーメン」(650円)より300円増しになりますが、その価値は十分あります。
 具材は、チャーシュー、メンマにネギ。チャーシューは表面に食紅を塗り、炭火で焼いた後に醤油で煮るという、伝統的な製法で作られた一品と見ました。頬張ったときに口の中に広がるスモーキー感がなんともレトロですが、あまりに薄切りのため、肉自体の旨みはイマイチ。メンマは薄味ながら風味の良いもの、ネギは辣油で和え、この辛味で醤油の甘みを際立たせるという仕掛けなんでしょうが……ラードに醤油とのシナジーを遮られ、上滑りを受け止める動物系も弱すぎて、行き場のないトガり方。
 ―――麺の甘み、チャーシューの旨み、辣油の辛味……すべてスープの主軸たる「醤油」を前提に味が組み立てられていますが、これをラードで「封殺」してしまっては……「求心力」不足といえましょう。お陰で全体的にややピンボケ気味の味に陥り、後半飽きがきてしまいます。ラードの「ベール」に隠された、真の実力を味わってみたいものですが……「隔靴掻痒」とは、このことですな。

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