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「海老薫琥珀拉麺 + 入江の実家米」@天雷軒 東日本橋本店の写真 あまりに働きづめで、前回いつ休んだかよく覚えていませんが……おそらく、2カ月ぶりくらいの完全オフ日(6日)。久々の休みがうれしくて、前夜ちょっと飲み過ぎてしまい、胃も少しもたれ気味。「癒し」の一杯を求め、東日本橋「天雷軒」へ。
 「薬研堀不動院参道」と看板のかかる静かな通り、お店はその不動院のはす向かいにあります。暖簾には店名の他に「麺劇場 玄瑛」の文字。「玄瑛」といえばメディアにも頻出する福岡の名店、「劇場」型の店づくりと味へのこだわりで有名な店ですな。その店が味を監修したとなれば、否が応でも期待がふくらみます。注文は「海老薫琥珀拉麺」(750円)と「入江の実家米」(150円)。丼は、約4分で到着。
 では、スープを一口……豊かで透き通るような旨みに満ちた魚介出汁。出汁は昆布主体にカツオをにじませたシンプルなもの、これに塩ダレのジンワリした旨みが広がる訳ですが……アサリや干し海老が使われているといい、スッキリ感を保ちながら、重層的に旨みを表現しており、なんとも落ち着きのある「静かなる」味わい。さらに、白髪ネギにのる海老粉を混ぜこむと、華やかな海老の香りが旨みのエッジをキラキラと彩って、なんとも華やかな風味を加えます。
 麺は中細で、扁平な断面に捻じれと縮れを加えたような手の込んだ一品。こういうスープには、プツプツとした軽快な歯切れの麺を合わせる店が多い中、弾力・ノド越し・コシを重視した麺を敢えて合わせることで、スープに過度な「スピード感」を与えることを拒否していますな。
 具材は、チャーシュー、水菜、白髪ねぎに糸唐辛子。肩ロース・チャーシューは、スープとのバランスを考慮して、薄味に仕上げさらに薄くスライスしていますが……ここまで気を使っても、動物系の味わいがスープから突出してしまう。敢えて指摘すれば、この一品にチャーシューを使う必要があるのかな……白髪ねぎも、せっかく麺で「自重」した「スピード感」がスープ・麺に加わってしまい、ややこの一品の「静謐」を損ねていますな。
 麺・具材を食べ終わる頃、「入江の実家米」が配膳されます。茶碗一杯のご飯に、ワサビを好みでのせ、上から残りのスープをかけていただくわけですが……固めに炊き上げたご飯に、旨み豊かな魚介出汁が至極当然のごとくマッチして、細かく刻んだ水菜が実によく合う。
 ―――外界から隔絶されたこの丼の中の世界だけ、時がゆっくりと流れているような……そんな「静謐」に満ちた一杯。シメのラーメン茶漬けも唸るほどの美味しさで、両者合わせれば十分80点代ですが……ラーメンだけを見れば、具材のツメがやや甘いようで。しかし、是非再訪して、味噌もいただいてみようと思います。

投稿(更新) | コメント (1) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

おはようございます

こちら、先日訪問してきました!
ちょっと余裕が無いので、採点を書き込むのは遅くなりそうですが
自分は「ごはんと合わせて」という注釈をつけて80点台にしようと思っています(笑)

チャーシューが合っていないのは、自分も感じました
スープの淡い味わいにあわせるには違和感がありますよね
しかし、こちらの次の日に新中野の支店でも同じメニューを食べてみたところ
中野のほうは、なんだか鶏の風味が立ったような印象のスープでして、チャーシューがよく似合いました
どちらのバランスを監修された人は考えていたのか・・・?
興味深く思えてしまいました(笑)

えこひよ | 2009年12月19日 06:05