築地の中華そば 伊蔵八の他のレビュー
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コメント
どもです。
コーナンにあるなんて使い勝手が良いですね。
さすが小宮さん。
ラーするガッチャマン(通院中) | 2026年2月13日 08:22塩、そうだ塩!
オープン間もない頃に一度きり、朝ラーで伺った際は醤油を頂いたんですが塩は未食。
というか、塩の設定があったのか?でした。
塩は醤油より出汁感がありそうで食べてみたいと思ってます
スージーのなのなQ | 2026年2月13日 10:21

とまそん@ラーメン食べて詠います
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とまそんのYouTube: https://youtu.be/LtOuFDYTcIA
雪降る気配に背中を押されホームセンターの片隅で“朝の塩”を食らう!・・・とある2月の10:00過ぎ。東京都西東京市西原町「コーナン東京田無店」の前に立つと、まず空が低いです。薄い灰色の天井が街を押さえつけ、息は白く、頬はきゅっと引き締まります。朝から気温が低い日は、身体の芯が「温かいものを」と命令してくるものですが、この日はその命令がいつもより強い。
駐車場には車が並び、コンクリートの冷えが靴底からじわりと伝わってきます。店の外には資材やブロックが整然と積まれていて、木材の乾いた匂いと、金属の無機質な気配が漂います。そんな“生活の現場”のど真ん中に、ぽつんと異彩を放つ・・・築地の中華そば 伊蔵八があるのです。
そして、風に混じって小さな白い粒が舞いはじめました。雪です。舞い方がまだ控えめで、でも確実に冷える予感がする。こうなると、朝の一杯は儀式です。余計な迷いは捨てて、温かい一杯に出会いに行きます。
<全体> 霞む光沢の塩出汁が柔らかく広がる!赤い器と具の端正さが朝のご褒美感を作りだす?
入口前でまず食券機と対峙。大きな矢印で「朝ラーメンへ」と誘導が出ていて、こちらの迷いを許しません。さらに「1,000円札が不足しております」なんて掲示があったりして、朝の現実味が妙に愛おしい。そういう生々しさがあるほど、湯気の優しさが際立つのです。
やがて配膳。赤い器の中に、淡い黄金色のスープがたっぷり。表面には油の粒が細かく浮き、湯気がふわりと立ちのぼって、冷えた指先がじんわりほどけていきます。具は実に端正です。薄切りの豚肩ロースがきちんと並び、メンマは材木のように艶を放ち、刻みネギが雪の日の緑として鮮やかに乗る。第一印象はこうです――「軽そうで、でも弱くない」。朝の胃袋に対して、やさしさと力強さを同時に差し出してくる佇まいです。
<出汁> 以前より動物感が増してリッチに変貌!煮干しの甘い風合いが軽やかに滲み塩が輪郭を整える?
ひと口目、思わず「おっ」と小さく声が出ます。昨年から動物系の存在感が増していて、出汁に“厚み”がある。コクが増した、と言うより「土台が太くなった」と言う方がしっくりきます。しかし重たくはありません。そこが巧いところで、塩が輪郭をキリッと引き締め、煮干しの甘い余韻が背後からふわっと香る。主張は控えめなのに、確実にいる。まるで雪が舞う気配みたいに、静かに確かに存在します。
口に含むたび、冷えた身体の中心に灯がともる感覚があるのです。温かい、だけではなく「整う」。朝の鈍い身体が、湯気と一緒に目を覚ましていく。ホームセンターの現実から、ふっと切り離される数分間・・・ラーメンの力って、こういうところにあります。
<麺> 平打ち太麺のボコボコ肌が出汁を抱む!多加水のモチとろ食感が心地よし!更に白胡椒で旨さが跳ねる!
麺は平打ちの太麺で、表面がボコボコ。見た目からして「吸いますよ」と言っている。実際、啜るとスープをよく連れてきます。多加水系らしいムチッとした反発がありながら、噛むとほどけ、舌の上では蕩けるように馴染む。モチモチと、とろり・・・この両立が嬉しい。
そして、ここが今日の肝です。出汁を十分に吸い込んだ麺の“地肌”に、ホワイトペッパーをほんの少し振りかけてみます。スープに溶かすのではなく、麺に点で当てる感覚です。すると、塩の輪郭が一段締まり、動物系のふくよかさがキレに変わり、煮干しの甘さがふわっと持ち上がる。
同じ一杯の中で、景色が変わります。朝って、こういう小さな変化がやけに大きく感じられるから不思議です。雪が舞う外の寒さと、口の中の熱と、胡椒の刺激・・・それらが一つに溶けて、妙にドラマチックになります。
<チャーシュー> 薄切り豚肩ロースが朝メニューの範囲を超えてしっかり入る!しっとりかん&食べ応え!
朝メニューと聞くと、具は控えめになりがちですが、ここは違います。薄切りスライスの豚肩ロースがきちんと枚数入っていて、朝の満足をちゃんと担保してくれる。ありがたいです。
肉はしっとりして、噛めば繊維がほどけ、旨みがじわっと滲む。脂は過剰ではなく、塩スープの透明感を曇らせない程度に、ふわっと甘さを添える役回りです。麺を手繰り、肉を挟み、スープで流す。その反復が心地よく、いつの間にか身体が温まり、指先のこわばりが消えていきます。朝のチャーシューは、胃袋のためだけじゃなく、気分のためでもあるのだと再認識します。
<メンマ> 小さめ材木メンマは高密度でもサクサク歯切れよし!見た目の濃さに反してかなりあっさり!
メンマは小ぶりの材木状態で、艶があり、見た目は醤油が濃そうに見えます。しかし齧ると、サクサクと軽快で、味も実にあっさり。ここもギャップが気持ちいい。密度の高い繊維質なのに歯切れが良いので、麺の“モチとろ”の合間に挟むと、口の中がすっと整います。
スープがリッチに寄った分、こういう軽やかな脇役が効いてくる。具材の役割分担がきれいで、食べ進めるほど一杯の設計図が見えてくる感じがします。
総じまして・・・「冷たく寒い曇天に対抗するようにリッチ化した塩出汁と多加水太麺!静かに燃える朝の救済!」
ホームセンターの敷地内という、実務と生活の匂いが濃い場所で食べるからこそ、伊蔵八の一杯は際立ちます。出汁は以前より動物感が増してふくよかになりながら、煮干しの甘い風合いが軽やかさを残し、塩が全体を凛とまとめる。麺はボコボコ平打ち太麺で、吸い込んだ出汁ごとモチモチと蕩け、白胡椒のひと振りで旨さがもう一段跳ねる。そして朝メニューでもチャーシューがしっかり、メンマはサクサクであっさり。寒さで縮こまった身体を、湯気と塩と麺でじわじわ解凍してくれるような、そんな一杯でした。
全体を総括すると、「朝だから軽い」ではなく「朝だからこそ、整えてくれる」方向へ振り切った完成度です。リッチに寄った出汁の変貌と、多加水太麺の幸福感が手を取り合い、雪の気配すら旨さの演出に変えてしまう。ホワイトペッパーの追い打ちまで含めて、朝の満足がきっちり着地します。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
雪まじり
田無の朝に
塩の湯気
出汁が染み入り
麺はもちとろ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!