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二郎はMSG強調系ラーメンとカテゴライズすることもできる。そういう意味では、グルタミン酸を豊富に含むトマトやチーズと相性が良いのも必定、相乗効果という奴だ。ただ、トッピングとして散発的にトマトやチーズを扱う店はあるが、がっぷり素材と四つに組んで、それが成功している二郎系のトマト・チーズアレンジは決して多くはない。稀有な成功例としては、トマトはまさきの限定「いたりあん」や、チーズはハナイロのトリプルチーズが思い浮かぶくらいである。さて、かつてこちらピコポンでも、水曜夜のみの限定としてトマトラーメンをやっていた時代があった。しかし、時間的な制約から結局食べられずじまいで終わってしまったのだが、なんと現在期間限定で、売り切れなしでトマトをやっているとのこと。ということで、久しぶりのピコポン、限定トマトラーメン。ご店主曰く「常連さんでどうしてもトマトまた食べたい、また食べたいってずっと言ってる人がいてね~」とのこと。「私も一度食べたいってずっと思ってましたよ」と返すと「思ってるだけじゃだめだよ~。ちゃんと口で言ってくれないと~」と(笑)。いや、ごもっとも、すみません…ということで、念願のピコポントマトラーメン初体験。いや、これがたまげるほど美味かった!! まずトマトソースだが、トマトの強い個性が前面に出ているわけじゃなく、玉ねぎの甘み、ベーコンのコクと香ばしさに、トマトの旨味、甘味、酸味が絶妙に合わさって、ほのかにハーブが香り、なんともまろやかで品のよいトマトソースに仕上がっている。そしてさすがだと思うのは、そんな上品なトマトソースが、ピコポンの荒々しい豚スープと見事に調和している点。硬軟併せ持つこのバランス感覚、イタリアと三田(元住吉というべきか)の驚くべきハイブリッド、この調和の妙が何といってもこのトマトスープの持ち味だと思う。ただ、トマトスープだけで完成ではない。この一杯が完全体になるには、やはりチーズの助けが必要。ご主人が用意したチーズは三種類、パルミジャーノ・レッジャーノ、ペコリーノ・ロマーノ、ゴルゴンゾーラと、どれも典型的なイタリアンで使用するチーズだ。当たり前のことだが、そこらのスーパーのピザ用チーズとは、旨味と香りの深さが全く別物。そして、そんな高級チーズを惜しげもなくすりおろしかけてくれるご主人。こんな高級チーズ、むしろ全体の味がアンバランスになるんじゃないかと思いきや、いやいや、やはりオーセンティックなイタリアンチーズのポテンシャルは凄い。旨味がブーストすると同時に、ただでさえ美味いトマトラーメンに、なんとも高雅な香りと味の奥行きを加えてくれる。これは、絶対チーズかけなきゃダメ!ちなみに、あまりにチーズの相性がよくて、結局二日間で三種類全部試してしまった。三者三様に美味い。だが個人的にはペコリーノ・ロマーノが抜群だった。羊の力強い個性と旨味がピコポンの個性とガチンコで拮抗して、お互いの強みを引き出しあっている。これは美味い! そしてゴルゴンゾーラも、これは人を選ぶかもしれないけど、青黴の強烈な香りと塩味がトマトラーメンの調和を挑発するように刺激して、スパイシーで魅惑的な一杯に。パルミジャーノは本来旨味爆弾のようなチーズだが、トマトラーメンと併せると、むしろ縁の下の力持ち的なポジションで旨味を増幅させてくれる、落ち着いた安定感。ということで、強い個性とバランス感覚のペコリーノ、スパイシーな刺激のゴルゴンゾーラ、穏やかな旨味のパルミジャーノという感じで、それぞれに個性際立つイタリアンチーズ三兄弟だった。しかしご主人、わずか200円でかけすぎじゃないですかってくらい高級チーズをかけてくれる。普通のイタリアンの店でも、やはりたっぷりチーズをかけてくれると、それだけで味の華やぎが広がり多幸感に包まれるしね、そういう店は素晴らしい。ということで、もはや幻となっていたピコポンのトマトラーメンの復活、堪能しました! しかもTwitter見たら、惜しげもなくトマトソースの原材料公開しているではないか。備忘録的に記しておくと、トマトは缶のもの、香味野菜ペーストは玉ねぎベースにセロリとブナシメジ、ベーコンをじっくりローストしたもので旨味と香ばしさをつけて、乾燥唐辛子で辛みと旨味、ハーブはドライのローズマリーか。まあ、それが分かったところで素人に再現できるはずはないのだが、この味の構成には、さすがプロの職人のバランス感覚を感じる。ちなみに値段は、トマトラーメン1400円+麺増し200円+トマト追加200円+チーズ2種で400円と、二郎系初の2000円越え。しかし、内容を考えれば、むしろ安いと思う。それだけの充実した内容だった。たまにはこういうこだわりの高級志向二郎系もいい。そこにはその内容に見合った感動がある。素晴らしい体験であったピコポンの限定トマトラーメン、どこかで機会があったらまたぜひ食べたい逸品だった。
さて、かつてこちらピコポンでも、水曜夜のみの限定としてトマトラーメンをやっていた時代があった。しかし、時間的な制約から結局食べられずじまいで終わってしまったのだが、なんと現在期間限定で、売り切れなしでトマトをやっているとのこと。ということで、久しぶりのピコポン、限定トマトラーメン。
ご店主曰く「常連さんでどうしてもトマトまた食べたい、また食べたいってずっと言ってる人がいてね~」とのこと。「私も一度食べたいってずっと思ってましたよ」と返すと「思ってるだけじゃだめだよ~。ちゃんと口で言ってくれないと~」と(笑)。いや、ごもっとも、すみません…
ということで、念願のピコポントマトラーメン初体験。いや、これがたまげるほど美味かった!! まずトマトソースだが、トマトの強い個性が前面に出ているわけじゃなく、玉ねぎの甘み、ベーコンのコクと香ばしさに、トマトの旨味、甘味、酸味が絶妙に合わさって、ほのかにハーブが香り、なんともまろやかで品のよいトマトソースに仕上がっている。そしてさすがだと思うのは、そんな上品なトマトソースが、ピコポンの荒々しい豚スープと見事に調和している点。硬軟併せ持つこのバランス感覚、イタリアと三田(元住吉というべきか)の驚くべきハイブリッド、この調和の妙が何といってもこのトマトスープの持ち味だと思う。
ただ、トマトスープだけで完成ではない。この一杯が完全体になるには、やはりチーズの助けが必要。ご主人が用意したチーズは三種類、パルミジャーノ・レッジャーノ、ペコリーノ・ロマーノ、ゴルゴンゾーラと、どれも典型的なイタリアンで使用するチーズだ。当たり前のことだが、そこらのスーパーのピザ用チーズとは、旨味と香りの深さが全く別物。そして、そんな高級チーズを惜しげもなくすりおろしかけてくれるご主人。こんな高級チーズ、むしろ全体の味がアンバランスになるんじゃないかと思いきや、いやいや、やはりオーセンティックなイタリアンチーズのポテンシャルは凄い。旨味がブーストすると同時に、ただでさえ美味いトマトラーメンに、なんとも高雅な香りと味の奥行きを加えてくれる。これは、絶対チーズかけなきゃダメ!
ちなみに、あまりにチーズの相性がよくて、結局二日間で三種類全部試してしまった。三者三様に美味い。だが個人的にはペコリーノ・ロマーノが抜群だった。羊の力強い個性と旨味がピコポンの個性とガチンコで拮抗して、お互いの強みを引き出しあっている。これは美味い! そしてゴルゴンゾーラも、これは人を選ぶかもしれないけど、青黴の強烈な香りと塩味がトマトラーメンの調和を挑発するように刺激して、スパイシーで魅惑的な一杯に。パルミジャーノは本来旨味爆弾のようなチーズだが、トマトラーメンと併せると、むしろ縁の下の力持ち的なポジションで旨味を増幅させてくれる、落ち着いた安定感。ということで、強い個性とバランス感覚のペコリーノ、スパイシーな刺激のゴルゴンゾーラ、穏やかな旨味のパルミジャーノという感じで、それぞれに個性際立つイタリアンチーズ三兄弟だった。しかしご主人、わずか200円でかけすぎじゃないですかってくらい高級チーズをかけてくれる。普通のイタリアンの店でも、やはりたっぷりチーズをかけてくれると、それだけで味の華やぎが広がり多幸感に包まれるしね、そういう店は素晴らしい。
ということで、もはや幻となっていたピコポンのトマトラーメンの復活、堪能しました! しかもTwitter見たら、惜しげもなくトマトソースの原材料公開しているではないか。備忘録的に記しておくと、トマトは缶のもの、香味野菜ペーストは玉ねぎベースにセロリとブナシメジ、ベーコンをじっくりローストしたもので旨味と香ばしさをつけて、乾燥唐辛子で辛みと旨味、ハーブはドライのローズマリーか。まあ、それが分かったところで素人に再現できるはずはないのだが、この味の構成には、さすがプロの職人のバランス感覚を感じる。
ちなみに値段は、トマトラーメン1400円+麺増し200円+トマト追加200円+チーズ2種で400円と、二郎系初の2000円越え。しかし、内容を考えれば、むしろ安いと思う。それだけの充実した内容だった。たまにはこういうこだわりの高級志向二郎系もいい。そこにはその内容に見合った感動がある。
素晴らしい体験であったピコポンの限定トマトラーメン、どこかで機会があったらまたぜひ食べたい逸品だった。