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2022年10月8日(土)本日は自分の中では長年の課題であったこちらの店を初訪問。創業74年を迎える高山を代表する老舗であり、一昨年の代替わりと共に現店舗に移転したとの事です。10時24分に到着すると、店の前には先客が誰も見当たらない状況です。因みに、現在の開店時間は食べログに記された10時30分ではなく11時との事でした。定刻の4分前に店内に案内され、今回は「中華そば」を選択すると、席で待つ事3分ほどで待望のラーメンが到着です。透明な醤油スープには薄らと油分が浮いていて、縮れた細麺の上にはチャーシュー、メンマ、刻みネギが乗っています。先ずはスープを飲んでみると、穏やかに効いた醤油の風味や塩味と共に、複雑でいて厚みに満ちた出汁の味わいが口の中に広がります。出汁は鶏や魚介節との事ですが、自ら味わう限りではそれらの他にも豚の旨味や野菜類の甘味が間違いなく介在している様に感じます。鶏が主体を担いながらも他の素材が緻密に寄り添っていて、尚且つそれらが一体となる事で味わいに分厚い奥行きを生み出しています。また、製法はタレを寸胴で合わせる高山流ではあるものの、開店直後のスープではその製法の特徴がさほど現れていない様に感じます。一方、スープからは微かな甘味を感じるものの、自ら味わう限りでは野菜から出た甘味が加糖で幾分底上げされている様な気がします。次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が若干柔らかめに茹でられていて、粘りを帯びた歯触りと共に仄かな小麦の風味を感じます。そして、縮れた細麺にはスープが存分に絡み込み、小麦の甘味とスープの旨味が混ざり合う事で味わいに一段と奥行きが増す印象です。次にチャーシューを食べてみると、小振りな豚バラ肉のロール煮豚が若干厚めにスライスされています。肉質は靱やかな弾力を保っていて、噛み締めると仄かな醤油ダレの風味と共に赤身の旨味や脂身の甘味が舌に極めて緻密に伝わります。食べ終えた感想ですが、高山ラーメンの枠組みが強く堅持されつつも、完全に現代的な味わいにデフォルメされている様に感じました。味のみで判断するならば明らかにハイレベルではあるものの、御当地ラーメンとしての面影は最早皆無と言っても過言ではありません(汗)尚、現在の店主は3代目との事ですが、先代である2代目はつけ麺を開発するほど前衛的な方であった様です。故に、2代目が継承してから3代目に譲るまでの間、2代代の細かな改良が蓄積された結果として今の味に至った可能性が推測されます。改めて訪れる機会があれば、次回は嘗て先代が作り上げた「つけ麺」を是非試してみたいと思います。ご馳走さまでした。
本日は自分の中では長年の課題であったこちらの店を初訪問。
創業74年を迎える高山を代表する老舗であり、一昨年の代替わりと共に現店舗に移転したとの事です。
10時24分に到着すると、店の前には先客が誰も見当たらない状況です。
因みに、現在の開店時間は食べログに記された10時30分ではなく11時との事でした。
定刻の4分前に店内に案内され、今回は「中華そば」を選択すると、席で待つ事3分ほどで待望のラーメンが到着です。
透明な醤油スープには薄らと油分が浮いていて、縮れた細麺の上にはチャーシュー、メンマ、刻みネギが乗っています。
先ずはスープを飲んでみると、穏やかに効いた醤油の風味や塩味と共に、複雑でいて厚みに満ちた出汁の味わいが口の中に広がります。
出汁は鶏や魚介節との事ですが、自ら味わう限りではそれらの他にも豚の旨味や野菜類の甘味が間違いなく介在している様に感じます。
鶏が主体を担いながらも他の素材が緻密に寄り添っていて、尚且つそれらが一体となる事で味わいに分厚い奥行きを生み出しています。
また、製法はタレを寸胴で合わせる高山流ではあるものの、開店直後のスープではその製法の特徴がさほど現れていない様に感じます。
一方、スープからは微かな甘味を感じるものの、自ら味わう限りでは野菜から出た甘味が加糖で幾分底上げされている様な気がします。
次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が若干柔らかめに茹でられていて、粘りを帯びた歯触りと共に仄かな小麦の風味を感じます。
そして、縮れた細麺にはスープが存分に絡み込み、小麦の甘味とスープの旨味が混ざり合う事で味わいに一段と奥行きが増す印象です。
次にチャーシューを食べてみると、小振りな豚バラ肉のロール煮豚が若干厚めにスライスされています。
肉質は靱やかな弾力を保っていて、噛み締めると仄かな醤油ダレの風味と共に赤身の旨味や脂身の甘味が舌に極めて緻密に伝わります。
食べ終えた感想ですが、高山ラーメンの枠組みが強く堅持されつつも、完全に現代的な味わいにデフォルメされている様に感じました。
味のみで判断するならば明らかにハイレベルではあるものの、御当地ラーメンとしての面影は最早皆無と言っても過言ではありません(汗)
尚、現在の店主は3代目との事ですが、先代である2代目はつけ麺を開発するほど前衛的な方であった様です。
故に、2代目が継承してから3代目に譲るまでの間、2代代の細かな改良が蓄積された結果として今の味に至った可能性が推測されます。
改めて訪れる機会があれば、次回は嘗て先代が作り上げた「つけ麺」を是非試してみたいと思います。
ご馳走さまでした。