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平日 晴天 10:10 先待ち3名 後待ち20名〝さすらいの未訪問店めぐり〟本日は超有名店でありながら復活後は一度も行ってないコチラへの初訪問を決めた。馬場時代には一度だけ伺った記憶がある。正直、味の記憶は曖昧だが神田川沿いのロケーションだけは覚えている。しかし今回は成増という日常では利用することのない駅なので綿密な計画を立てようと思う。過去に一度だけ降り立った事があるのだが、それも15年ほど前になるだろうか。その時も実はラーメンを食べに行ったのだ。当時は成増のラーメンと言えばそちらだったように思う。現在ではどちらが上位に挙がるのだろうか楽しみにルートを検索してみる。以前の馬場時代の人気を考えて開店1時間前の現着を目指そうとすると運良く乗り換えなしのルートがあった。早速それに従い午前9時半前には家を出た。副都心線 通勤急行 森林公園行きにて最寄りの地下鉄成増駅まで28分とアクセスの良さに驚きながら、あっという間に着いた。改札を上がると店の場所の反対側に出てしまい10分ほどのタイムロスを犯してしまった。慌てて店を目指したが、開店50分前の現着でもすでに行列が発生していた。なんとか四番手をキープして待機する。行列開始直後から換気扇を通じてスープの香りのシャワーを浴びる。本来は得意ジャンルではないが、豚骨魚介に強めな醤油感の香りを身にまといながらの待機となった。復活後も人気は相変わらずで開店40分前には並びも7名を超えると20mほど離れた別場所での行列となった。本日の行列の客層は以前の馬場時代の学生街とは異なり、私のような中年層が中心となっている。皆んなも時間にはかなりの余裕があるのだろう。開店直前には20名近い並びに増えていた。定刻を3分過ぎての入店開始となった。店内に入ると突き当りの券売機の前に向かう。先客方は皆さん塩のボタンを押されていたが初訪問なので基本らしきお題に味付玉子を追加発券してカウンターに座った。特に座席指定はなく、皆さん好きな場所に座っている。そこから店内を物色すると、いびつな形のカウンターの内側の調理場はシンプルな造りとなっている。基本的なスープ炊きの大型寸胴鍋と麺茹で釜が並んでいるだけの簡素化された調理場内だ。そんな店内を二人体制で切り盛りしている。店内には店先でも感じたスープの香りが満ちている。食べずとも想像できるくらいに分かりやすい香りだ。カウンターの着席が揃い、食券を回収すると調理が始まった。盛り場には一気に6つの丼が並んだ。11席の内のおよそ半分である6杯分をワンロットで仕上げるようだ。大量の麺を茹で釜に投入すると湯温が下がり静寂のひと時が流れる。店内のBGMがない事もあり緊張感に包まれる瞬間だ。オーダーの麺かためや、つけ麺に対応するために時間差で麺上げをしていく。そんな平ザルさばきを見ていると第1ロットの後半で我が杯が到着した。ここまで着席して10分くらいだ。その姿は口縁に文様の入った高台丼の中で力強さを見せつけている。それは麺の太さや具材の大きさによる所が大きいだろう。並盛りでも圧巻のボリュームには尻込みしてしまった。まずはスープをひとくち。香りから想像していたよりも粘度の少ないサラリとした第一印象だ。レンゲを沈めても抵抗のなさに苦手意識が少しだけ消えた。いざ口に含むと香りは節系が先頭に立っている。唇がやや粘着するのは豚由来のコラーゲンだろうか。その豚ガラや鶏ガラなどの動物系スープに、味の強いサバ節が重なりをつけているようだ。口当たりも良いがカエシも出過ぎているので、ひとくちで喉が渇き始めた。その上に残念な旨味成分も潜んでいた。量的にはほんのひと振りかもしれないが欠かせない調味料なのだろうか。こちらの最大の特徴でもある自家製麺は切刃の角を思わせない丸々と肥えたストレート中太麺。色白で透明感もある麺質にはグルテンがはち切れんばかりに詰まっている。初訪問なので麺の硬さは基本でお願いしたので麺上げまでは280秒くらいだったろうか。持ち上げた箸先からも柔らかさが伝わってくる。ズシリと重たい麺を口に運ぶと滑らかな麺肌が唇に触れた。口当たり良く滑り込んできた麺を噛みつぶすと、ハリやコシは感じる事なく噛み切れる。独特の食感と言えばそうなのだが、物足りなさを感じてしまう。噛んだ麺からはフレッシュ感がないので打ち立てではなく熟成麺のようだ。その熟成によるものなのか、外国産小麦を使用しているかは分からないが内麦のような香りは全くしない。その風味の無さは外麦で打ったパスタのようで味気ない。なので最初のひとくち目の麺は無味無臭のように感じてしまった。その麺を食べ進めていくうちにスープと絡んで徐々に一体感を増してきた。この事からもソースやオイルが不可欠なパスタと似ていると思えた。具材チャーシューは大判厚手の豚肩ロース焼豚で歯応えを残した赤身の繊維を噛み切る醍醐味がある。強気なスープの中で薄味に感じられる味付けが私にはちょうど良く箸が進んでしまう。この焼豚の力を借りてコシのない麺にアクセントを付けられた。これは追加トッピングしても良い焼豚だった。追加した味付玉子は表層にだけ漬けダレが浸みた色付玉子。温度も冷たく半熟の黄身はゆで卵と変わりない仕上がり。しかしスープの塩気を借りてると程よい味にはなっていた。だが好みの熟成感はなくて残念。焼豚と違って追加しなくても良かった具材だった。メンマは大量に細メンマが添えてある。この食感も麺に変化を与えてくれたので随分と弱い麺の助けになってくれた。薬味の白ネギは数片だけが浮かんでいた。それも芯の部分ばかりで香りも食感もなく、薬味としての存在感はなかった。調理工程を見ていると白ネギの外側の部分は塩ラーメンには大量に盛られているようだ。これが下ブレでなく基本ならば仕方ないと受け入れた。べんてんならではの十字15切を更に半カットした海苔は同じ分量の海苔でも二度楽しむ事ができる配慮なのだろう。それに従い今回も麺を挟んで食べたりと二回の味変を楽しんだ。中盤からは麺がスープを吸ってより肥大化したのと、塩気が強くなりすぎたので麺を三割程度とスープは全量を残して箸とレンゲを置いた。店内のどこにも小盛りのアナウンスはなかったが、もしあれば同料金でもお願いしたかった。第1ロットの後半での提供だったが、食べ終えたのは一番最初だった。周囲の中年男性陣は中盛りか大盛りを食べているので滞在時間も自然と長くなっているのだろう。その食べっぷりをうらやましく思いながら先に店をあとにした。店頭にはまだまだ行列が続いていた。中には女性客もいたのを見て弱くなった自身の胃袋の不甲斐なさを感じた一杯でした。
〝さすらいの未訪問店めぐり〟
本日は超有名店でありながら復活後は一度も行ってないコチラへの初訪問を決めた。
馬場時代には一度だけ伺った記憶がある。正直、味の記憶は曖昧だが神田川沿いのロケーションだけは覚えている。しかし今回は成増という日常では利用することのない駅なので綿密な計画を立てようと思う。過去に一度だけ降り立った事があるのだが、それも15年ほど前になるだろうか。その時も実はラーメンを食べに行ったのだ。当時は成増のラーメンと言えばそちらだったように思う。現在ではどちらが上位に挙がるのだろうか楽しみにルートを検索してみる。
以前の馬場時代の人気を考えて開店1時間前の現着を目指そうとすると運良く乗り換えなしのルートがあった。早速それに従い午前9時半前には家を出た。副都心線 通勤急行 森林公園行きにて最寄りの地下鉄成増駅まで28分とアクセスの良さに驚きながら、あっという間に着いた。改札を上がると店の場所の反対側に出てしまい10分ほどのタイムロスを犯してしまった。慌てて店を目指したが、開店50分前の現着でもすでに行列が発生していた。なんとか四番手をキープして待機する。
行列開始直後から換気扇を通じてスープの香りのシャワーを浴びる。本来は得意ジャンルではないが、豚骨魚介に強めな醤油感の香りを身にまといながらの待機となった。復活後も人気は相変わらずで開店40分前には並びも7名を超えると20mほど離れた別場所での行列となった。本日の行列の客層は以前の馬場時代の学生街とは異なり、私のような中年層が中心となっている。皆んなも時間にはかなりの余裕があるのだろう。開店直前には20名近い並びに増えていた。
定刻を3分過ぎての入店開始となった。店内に入ると突き当りの券売機の前に向かう。先客方は皆さん塩のボタンを押されていたが初訪問なので基本らしきお題に味付玉子を追加発券してカウンターに座った。特に座席指定はなく、皆さん好きな場所に座っている。そこから店内を物色すると、いびつな形のカウンターの内側の調理場はシンプルな造りとなっている。基本的なスープ炊きの大型寸胴鍋と麺茹で釜が並んでいるだけの簡素化された調理場内だ。そんな店内を二人体制で切り盛りしている。店内には店先でも感じたスープの香りが満ちている。食べずとも想像できるくらいに分かりやすい香りだ。
カウンターの着席が揃い、食券を回収すると調理が始まった。盛り場には一気に6つの丼が並んだ。11席の内のおよそ半分である6杯分をワンロットで仕上げるようだ。大量の麺を茹で釜に投入すると湯温が下がり静寂のひと時が流れる。店内のBGMがない事もあり緊張感に包まれる瞬間だ。オーダーの麺かためや、つけ麺に対応するために時間差で麺上げをしていく。そんな平ザルさばきを見ていると第1ロットの後半で我が杯が到着した。ここまで着席して10分くらいだ。
その姿は口縁に文様の入った高台丼の中で力強さを見せつけている。それは麺の太さや具材の大きさによる所が大きいだろう。並盛りでも圧巻のボリュームには尻込みしてしまった。
まずはスープをひとくち。香りから想像していたよりも粘度の少ないサラリとした第一印象だ。レンゲを沈めても抵抗のなさに苦手意識が少しだけ消えた。いざ口に含むと香りは節系が先頭に立っている。唇がやや粘着するのは豚由来のコラーゲンだろうか。その豚ガラや鶏ガラなどの動物系スープに、味の強いサバ節が重なりをつけているようだ。口当たりも良いがカエシも出過ぎているので、ひとくちで喉が渇き始めた。その上に残念な旨味成分も潜んでいた。量的にはほんのひと振りかもしれないが欠かせない調味料なのだろうか。
こちらの最大の特徴でもある自家製麺は切刃の角を思わせない丸々と肥えたストレート中太麺。色白で透明感もある麺質にはグルテンがはち切れんばかりに詰まっている。初訪問なので麺の硬さは基本でお願いしたので麺上げまでは280秒くらいだったろうか。持ち上げた箸先からも柔らかさが伝わってくる。ズシリと重たい麺を口に運ぶと滑らかな麺肌が唇に触れた。口当たり良く滑り込んできた麺を噛みつぶすと、ハリやコシは感じる事なく噛み切れる。独特の食感と言えばそうなのだが、物足りなさを感じてしまう。噛んだ麺からはフレッシュ感がないので打ち立てではなく熟成麺のようだ。その熟成によるものなのか、外国産小麦を使用しているかは分からないが内麦のような香りは全くしない。その風味の無さは外麦で打ったパスタのようで味気ない。なので最初のひとくち目の麺は無味無臭のように感じてしまった。その麺を食べ進めていくうちにスープと絡んで徐々に一体感を増してきた。この事からもソースやオイルが不可欠なパスタと似ていると思えた。
具材チャーシューは大判厚手の豚肩ロース焼豚で歯応えを残した赤身の繊維を噛み切る醍醐味がある。強気なスープの中で薄味に感じられる味付けが私にはちょうど良く箸が進んでしまう。この焼豚の力を借りてコシのない麺にアクセントを付けられた。これは追加トッピングしても良い焼豚だった。
追加した味付玉子は表層にだけ漬けダレが浸みた色付玉子。温度も冷たく半熟の黄身はゆで卵と変わりない仕上がり。しかしスープの塩気を借りてると程よい味にはなっていた。だが好みの熟成感はなくて残念。焼豚と違って追加しなくても良かった具材だった。
メンマは大量に細メンマが添えてある。この食感も麺に変化を与えてくれたので随分と弱い麺の助けになってくれた。
薬味の白ネギは数片だけが浮かんでいた。それも芯の部分ばかりで香りも食感もなく、薬味としての存在感はなかった。調理工程を見ていると白ネギの外側の部分は塩ラーメンには大量に盛られているようだ。これが下ブレでなく基本ならば仕方ないと受け入れた。
べんてんならではの十字15切を更に半カットした海苔は同じ分量の海苔でも二度楽しむ事ができる配慮なのだろう。それに従い今回も麺を挟んで食べたりと二回の味変を楽しんだ。
中盤からは麺がスープを吸ってより肥大化したのと、塩気が強くなりすぎたので麺を三割程度とスープは全量を残して箸とレンゲを置いた。店内のどこにも小盛りのアナウンスはなかったが、もしあれば同料金でもお願いしたかった。
第1ロットの後半での提供だったが、食べ終えたのは一番最初だった。周囲の中年男性陣は中盛りか大盛りを食べているので滞在時間も自然と長くなっているのだろう。その食べっぷりをうらやましく思いながら先に店をあとにした。
店頭にはまだまだ行列が続いていた。中には女性客もいたのを見て弱くなった自身の胃袋の不甲斐なさを感じた一杯でした。