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「味玉煮干そば 黒  ¥900」@と多゛食堂の写真平日 薄曇り 10:30 待ちなし 後待ち12名

早く目覚めたら、いつか行ってみたいと思っていたこちらへの訪問のチャンスが到来した。昨夜の酒量も少なく抜群のコンディションで午前7時に起床。胃袋と脳を刺激する為に少しだけ朝食を摂りRDBに向き合う。

こちらは都内からかなり遠く最寄り駅からも徒歩で20分以上もかかるようだ。営業時間、定休日、移動ルートを確認して支度を整える。開店の30分前を目指して午前8時半には家を出た。

あまり歩きたくないので多少の時間はかかるが最終的にはバスのルートを選択した。ひとまずは池袋で東武東上線に乗り換え川越を目指す。十数年前に吉本のお笑いライブを坂戸市文化会館に観に行って以来の東武東上線だ。

川越を経由し武蔵高萩駅に着き格好いい名前の路線バス、イーグルバスを乗り継いで目的地の白子神社のバス停に降りた。バスの車内から店先の赤い幟を見つけていたので迷わずに現着。まだ行列もないので隣の白子神社と書いて、しらね神社へお詣りしてから店に戻る。

先頭で待っていると続々と車やバイク、自転車の客が列に並んできた。開店時には行列も膨れ上がる。出発時は好物のシンプルな中華そばにしようと思っていたが店頭のメニューの写真を見ると中華そばの焼豚が鴨ロースに見え好みと違ったので急遽、上部左端のオススメと思われる煮干し系に思いが変わった。

定刻になり先頭で店内の券売機で食券を購入する際に券売機のトップを飾っていたのは中華そばだったので悩んだが後列の圧力に負けて煮干し系を押す。

お座敷やテーブル席もあるローカルな店内やスタッフさん達の笑顔がホッとさせる雰囲気の店内。厨房が奥まっているのでハッキリはしないが三人体制だろうか。店内が広いので導線は大変そうに思える。

着席すると店内を見渡す暇もないほど早く我が杯が到着した。「早くから並んでもらったので」と焼豚の切り落としをサービスしてもらったのがうれしい。

白磁の切立丼の中の姿は失礼な言い方だが予想に反して都会的なビジュアル。周囲の風景や店の造りからは想像できない洗練された容姿だ。

まずは限りなく澄みきった鬱金色のスープをひとくち。味覚より先に伝わって来るのが香ばしい煮干し香とスープの熱さだ。油膜は少ないのでスープ自体が熱く火傷しそうなのがうれしい。

焼干しのような香りが立ったスープだが苦味やエグ味は全く無く見た目と同様に透明感のある味わい。黒と名乗っているが醤油ダレも穏やかで塩気も控えてある。カエシよりも出汁が主張するスープに一気に引き込まれた。本当にうまいと思った煮干し系スープは久しぶりだ。

麺は中細のストレート麺で箸が触れただけでうまいと分かる麺だ。箸から伝わるハリとコシは程良い加水率と思われる麺の特徴を最大限に引き出している茹で加減。口に運ぶ前からそれを感じた。いざ口に含むとハリがあってツルッと滑り込んできた麺はきっちりと咀嚼にも応えてくれ小麦の風味と甘みが湧いてくる。麺をすするたびに煮干しと小麦の香味が押し寄せて来るので楽しくて仕方がない。

このままでは一気に麺を平らげてしまいそうなので落ち着いて具材をいただく。サービスを含めると二種類の焼豚。デフォの豚ロースの低温焼豚が二枚で、かなりの薄切りなので熱々のスープの中では表情がすぐに変わるので要注意だ。加熱される前にレア状態のまま食べると、しっとりした食感だが生っぽさは感じず強すぎないまでもしっかりと下味が付けてある。醤油の塩分ではなく香辛料で付けた下味なので優しくも深い味わい。

サービスで添えられた切り落とし焼豚が得体の知れない旨さだった。判断できるのは豚肉というだけで調理法も部位すらも確定できない。煮豚型のように柔らかいが肉の旨味が抜けてなく逆により詰まっている。低温調理の端切れだとすると柔らかすぎる。脂身の全くない部位なのにとろけるような食感だった。これなら追加したいほどの仕上がりだが券売機には無かったと思う。

ここまで完璧で食べ進んだが追加の味玉が私には残念な出来だった。良質な玉子本来の持ち味を活かすためか、味はほとんど付いてなく色すらも付いてない半熟ゆで卵だった。茹で加減が抜群なだけに本気の味付け玉子を食べてみたいものだ。

薬味は煮干しに合わせた玉ねぎアッシェだが不思議と一片だけ赤玉ねぎの欠片が入っていた。魚介系煮干しスープに野趣を持たせる為に三つ葉の葉とみじん切りが添えてあり狙い通りにアクセントになっていた。大判な海苔は香りがあり口溶けも良いのでスープに溶け出す前に味わうのがお薦めかと。

具材をひと通り楽しみ麺に戻ってが、スープを少し吸ってふくよかさを増していたが芯はしっかりとして軟弱にはならず麺とスープの相性が加速する。

一気に完食して丼を両手で持ち上げスープを飲み干す時に玉ねぎがスープの行く手を遮るのが気になったが満足で完飲した。

誰よりも早く食べ終え店を後にする際にセルフのウォーターサーバーの横の券売機を見ると他のメニューが気になった。二時間かけてでも、また再訪したいと心から思える一杯でした。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんばんは、初めまして。
リアルに表現されてシズルが伝わってきました。
都内からだと、東武線じゃなくて、西武線で飯能駅からの方が近いかと思います。
遠くからだと後、もう一杯ほしかったですね。
こちらはいつも限定が5種類もあるので、メニュー見ると迷いますよね。

虚無 Becky! | 2019年2月16日 21:20

はじめまして。コメントありがとうございます。次回はそのルートを参考に、別メニューにも挑んでみたいと思いました。ぜひ再訪したい店のひとつだったので、コメントもらって拍車がかかりました。

のらのら | 2019年2月16日 22:25