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平日 晴天 22:00 待ちなし 先客1名 後客3名三宿にて旧友との宴のあと誰からともなく〆のラーメンの声が上がる。深夜の炭水化物は避けたい年頃で多少は抵抗してみるも仲間たちの決意は揺らぎそうもない。ましてやMSGまみれの大手チェーン店に連れて行かれそうになる。それだけは阻止したいと近所でもないがこちらの店ならと提案してみる。「タクシー代を出せよ」といい大人が毒突く。夜中にMSGまみれの炭水化物を食べるくらいならお安い御用である。帰る方向が違う二人にサヨナラを告げおじさん三人でタクシーに乗り込む。営業時間内なのだがスープ切れの恐れもあり店を変更した手前ハラハラしながら向かう。一方通行の多い商店街にあるこちらへはダイレクトに到着するルートが思い浮かばず手前の路地でタクシーを降りる。友人を先導して営業中である事を願いながら進む。商店街の角を曲がり店を見ると灯りはついているがどことなく薄暗い。不安なまま店先に着くと小さな手書きの文字で営業中の文字。ホッと胸をなでおろす。先頭を切って券売機の前へ。タクシー内では営業時間が気になり全く策を練ってなかったのでひとまず後退し先を譲る。後方から券売機を熟読していると未食のタイトルが目に入った。しかし券売機にボタンは無く醤油ラーメンを発券して現金で100円を追加し口頭で伝えるシステムのようだ。友人たちのつけ麺発注を尻目に迷わずこちらを発券する。テーブル席に陣を取りビールを追加しようとしたが銘柄が三人共通で嫌いなコーンスターチ混入のビールだったので断念しラーメンを待つ。店内にはスープの香りが満ちていて手際の良いツーオペ体制でまもなく我が杯のラーメンがお目見えする。外紺内白の有田焼の玉渕丼にて配膳された姿は爽やかな風が吹き抜けんばかりの美しさ。有田焼の白磁からの亜麻色を経ての象牙色。さらに枯草色からの浅黄色へのグラデーション。まずはレンゲで淡い油膜の下で眠る亜麻色に輝くスープをひとくち。真っ先に飛び込んで来たのはタイトル通りに柚子の香り。液面には刻み柚子が一片だけ添えられてあるがそれ以上に柚子の存在感がある。明らかに柚子果汁を使用したものだと悟ったが、目の前に高知県馬路村のポスターが貼ってある。明らかに柚子果汁そのものだった。友人たちに自慢する前で本当に良かった。スープの味は柚子の香りのあとに鷄ベース主体の優しい旨みが基礎を組み煮干し系の香りが層に厚みを作る。この上品さは小ぶりないりこからだろう。カエシは白醤油を謳ってあるだけあって塩ダレのような刺々しさは無く濃口醤油のような鋭い切れ味もなくまろやか。麺は軽く波打ったストレート中細麺で茹で加減も素晴らしくスープと肩を組んで口の中へと滑り込んでくる。角の立ったストレート中細麺の実力を思い知らせる。ツルツル食感はないが奥歯でしっかりと噛み切れる食感は私の好み。具材はデフォルトで焼豚が二種。ひとつは豚バラでもうひとつは豚肩ロース。前者は豚バラ肉のとろける脂身が楽しめ、後者はしっかりとした肉質の良さと香辛料の香りが楽しめる。二択にするなら私は断然に後者の広東式焼豚のファンだ。さらにメンマも二種類。定番の薄切りの材木メンマと大流行の穂先メンマだ。前者は歯応えがありしっかりとした味付けだが存在感はない。後者は完全発酵のメンマらしい熟成感で発酵臭も残してあり口溶けも素晴らしい。食感こそ違えど正に竹を食べているような香り。追加した味玉は象牙色に染まった白身の中から少し固めに茹でられた黄身が現れる。特徴的な旨みこそないが常温に戻されているのでラーメンとの温度差は感じられず好印象。薬味は閉店間際だったので刻み白ねぎは乾燥して切りたて感はなく、黒色とは程遠い海苔も残念。やはり永遠のライバルの水菜は食感の邪魔をして不要。他店でもそうだが塩系や薄口醤油系になると水菜が台頭してくる現象は如何なものだろうか。青みはほうれん草がよい。友人と一言も会話することなく食べ続けたが酒を飲んだあとにも関わらずスープの温度が下がってきて塩分濃度の強さに気がついた。勿論こちらの店なので過剰な塩分では無いが麺と具材を完食後はスープには手が出なかった。夏場になると各店がこぞって柚子系の爽やか麺を打ち出してくるが、この時期の柚子って青柚子だよね。なんで夏場に黄柚子があるのって不思議に思う一杯でした。
三宿にて旧友との宴のあと誰からともなく〆のラーメンの声が上がる。深夜の炭水化物は避けたい年頃で多少は抵抗してみるも仲間たちの決意は揺らぎそうもない。ましてやMSGまみれの大手チェーン店に連れて行かれそうになる。それだけは阻止したいと近所でもないがこちらの店ならと提案してみる。「タクシー代を出せよ」といい大人が毒突く。夜中にMSGまみれの炭水化物を食べるくらいならお安い御用である。帰る方向が違う二人にサヨナラを告げおじさん三人でタクシーに乗り込む。営業時間内なのだがスープ切れの恐れもあり店を変更した手前ハラハラしながら向かう。
一方通行の多い商店街にあるこちらへはダイレクトに到着するルートが思い浮かばず手前の路地でタクシーを降りる。友人を先導して営業中である事を願いながら進む。
商店街の角を曲がり店を見ると灯りはついているがどことなく薄暗い。不安なまま店先に着くと小さな手書きの文字で営業中の文字。ホッと胸をなでおろす。
先頭を切って券売機の前へ。タクシー内では営業時間が気になり全く策を練ってなかったのでひとまず後退し先を譲る。後方から券売機を熟読していると未食のタイトルが目に入った。しかし券売機にボタンは無く醤油ラーメンを発券して現金で100円を追加し口頭で伝えるシステムのようだ。友人たちのつけ麺発注を尻目に迷わずこちらを発券する。
テーブル席に陣を取りビールを追加しようとしたが銘柄が三人共通で嫌いなコーンスターチ混入のビールだったので断念しラーメンを待つ。店内にはスープの香りが満ちていて手際の良いツーオペ体制でまもなく我が杯のラーメンがお目見えする。
外紺内白の有田焼の玉渕丼にて配膳された姿は爽やかな風が吹き抜けんばかりの美しさ。有田焼の白磁からの亜麻色を経ての象牙色。さらに枯草色からの浅黄色へのグラデーション。
まずはレンゲで淡い油膜の下で眠る亜麻色に輝くスープをひとくち。真っ先に飛び込んで来たのはタイトル通りに柚子の香り。液面には刻み柚子が一片だけ添えられてあるがそれ以上に柚子の存在感がある。明らかに柚子果汁を使用したものだと悟ったが、目の前に高知県馬路村のポスターが貼ってある。明らかに柚子果汁そのものだった。友人たちに自慢する前で本当に良かった。
スープの味は柚子の香りのあとに鷄ベース主体の優しい旨みが基礎を組み煮干し系の香りが層に厚みを作る。この上品さは小ぶりないりこからだろう。カエシは白醤油を謳ってあるだけあって塩ダレのような刺々しさは無く濃口醤油のような鋭い切れ味もなくまろやか。
麺は軽く波打ったストレート中細麺で茹で加減も素晴らしくスープと肩を組んで口の中へと滑り込んでくる。角の立ったストレート中細麺の実力を思い知らせる。ツルツル食感はないが奥歯でしっかりと噛み切れる食感は私の好み。
具材はデフォルトで焼豚が二種。ひとつは豚バラでもうひとつは豚肩ロース。前者は豚バラ肉のとろける脂身が楽しめ、後者はしっかりとした肉質の良さと香辛料の香りが楽しめる。二択にするなら私は断然に後者の広東式焼豚のファンだ。
さらにメンマも二種類。定番の薄切りの材木メンマと大流行の穂先メンマだ。前者は歯応えがありしっかりとした味付けだが存在感はない。後者は完全発酵のメンマらしい熟成感で発酵臭も残してあり口溶けも素晴らしい。食感こそ違えど正に竹を食べているような香り。
追加した味玉は象牙色に染まった白身の中から少し固めに茹でられた黄身が現れる。特徴的な旨みこそないが常温に戻されているのでラーメンとの温度差は感じられず好印象。
薬味は閉店間際だったので刻み白ねぎは乾燥して切りたて感はなく、黒色とは程遠い海苔も残念。やはり永遠のライバルの水菜は食感の邪魔をして不要。他店でもそうだが塩系や薄口醤油系になると水菜が台頭してくる現象は如何なものだろうか。青みはほうれん草がよい。
友人と一言も会話することなく食べ続けたが酒を飲んだあとにも関わらずスープの温度が下がってきて塩分濃度の強さに気がついた。勿論こちらの店なので過剰な塩分では無いが麺と具材を完食後はスープには手が出なかった。
夏場になると各店がこぞって柚子系の爽やか麺を打ち出してくるが、この時期の柚子って青柚子だよね。なんで夏場に黄柚子があるのって不思議に思う一杯でした。