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「特製Ra-men濃口醤油 ¥1050」@メンドコロ Kinariの写真平日 晴天 11:20 待ちなし 先客なし 後待ち1名

梅雨明け以降とにかく暑い日が続いていて体力が奪われていく中、W杯開催国のロシアとの時差をぼやきながら候補店を探す。キリッとエッジの効いた醤油ラーメンを身体は欲しているが未訪問店に狙いを定める。その中に移転して間もないこちらの情報を得て初訪問を決める。

久しぶりの東中野だが前回も醤油ラーメンを食べにだけ来た気がする。開店前に到着し一番乗りで待つ。玄関先の日除けがありがたい。やがて開店時間になる頃には行列も少し伸びていたが満席にはならず。

前情報で低温焼豚なのは承知していたがアンチレアチャー派の私に衝撃を与えてくれる焼豚との出逢いを求め特製を注文。カウンターに案内されたが次の客はひと席空けて案内される。満席でないからだろうが心遣いがありがたい。

見えはしないが小鍋でスープを沸かす音が聞こえてきて熱々のスープを期待する。すぐに到着した丼は配膳盆で提供され品の良さが伺える。特製にしたのでその分は小皿に盛られている。

まずはスープ。淡濁りの茶褐色のスープは粒子の大きい香味油が薄く張られ煮干しの香りが先行してくる。ひとくち目は甘みは控えめだが優しくその後で醤油のコクとキレ、最後に煮干しの良い風味と苦みが顔を出す。

麺は黄色く色付いた中細ストレート麺でツルツル型。歯応えや歯切れよりも喉ごしが特徴的。開店直後なので茹で湯の匂いもなく早く来た甲斐がある。ここまでは本日求めていた程よい醤油感のあるラーメンだった。ここからは私の完全な好みの問題なのでご勘弁。

具材はいずれも低温調理の鷄ムネ肉が二枚と豚肩ロースが二枚、そして合鴨ムネ肉が一枚の構成。三種類とも素材を活かすためなのか下味がほとんど付けられておらず生臭い。極限のレア感を求めているのかグニュっとしたテクスチャーが気持ち悪い。鷄ムネ肉の繊維が身離れするくらいの加熱がされていて欲しい。豚肩ロースと合鴨ムネ肉は筋肉部分こそ加熱されていたが筋や脂身の部分には必要な熱が入っておらずいくら噛んでも噛み切れず卓上の紙ナプキンに出してしまった。鴨のグリエの様に中心部がレアな料理はたくさんあるが表面と皮目にはしっかりと焼き目が付けられているからこそレア感が活きているのだと思う。

他の具材のカットされた味玉は黄身が柔らかすぎたが味付けはかなり美味しく、青みのほうれん草と水菜は軽い苦みがスープと合う。好みでないはずの穂先きメンマもサクッとした歯応えを残してうまかった。

この形状の器特有のスープの少なさは気になったが紙ナプキンに包んだ低温焼豚以外は美味しく完食した。

昨今の流行りのレアチャーシューも小型のスチコンの普及も手伝って急速に勢力を広げてきた。私は未だに一軒を除いては美味しい低温焼豚に出会ったことがなくこの広がりを不思議に感じている。

今回も欲張って特製をオーダーして後悔したが基本のラーメン自体は身体にも優しそうでおいしかったのでこのブームを残念に思う。私の偏見を覆すような低温焼豚に出会ったみたいと心から思う一杯でした。

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