なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2025年7月22日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区目黒

黒ヤキメシ定食並(1050円)

伍福軒@目黒
エムピーキッチン運営の「天下一品」が昨年は6店舗閉店し、自社ブランドの「三田製麺所」や「八宝亭」に変更。今年は6月に10店舗閉店し、今回は7月15日16日の2日間で新ブランド「伍福軒」に業態変更して10店舗同時(正確には2日間で)オープン。
プレオープン期間中(5日間)はワンコインセール(500円)をやっていたのでずっと行列。
やっと終わったので行ってみました。祝日だからか、午後2時でもほぼ満席。私はタイミング良く座れましたが、そのあと何人も満席で断られ、帰る人も居れば待つ人も。
事前情報やそのビジュアルから「新福菜館」インスパイアだと思っていた。「天下一品」も京都発祥だし、次も京都発祥のご当地ラーメンとは面白い。
と思っていたのだが、食べてみると意外と違う。黒いヤキメシまで一緒なのにラーメンはちょっと違った。「尾道ラーメンかっ!」というくらいに大きな背脂が浮いており、見た目はここが違う。スープも豚ベースなのでむしろ「第一旭」っぽさも少し感じたくらい。(食べ進めるとかなり違う)播磨は龍野(兵庫県)の濃口醤油を使っているので関西風の感じにはなっている。中細の麺がおいしいので自家製だったかな?と調べてみたら菅野製麺所。最近目立つ活躍をしている。ヤキメシはまあまあ予想通りの味わい。セットで1050円は今どきなかなか頑張っている。ラーメンには多めのチャーシューも入っていてこの価格なので素晴らしい。

エムピーキッチンついでに、今や国内外で50店舗以上展開しているつけ麺専門店「三田製麺所」で7月9日から“中華そば”を新発売。「伍福軒」を10店舗オープンするのだけでも大変だと思うが、50店舗以上ある全店(一部店舗除く)にこの新メニューを登場させるのは相当大変だったのではないだろうか?商品開発部隊が同じかどうかわからないが、この7月に向けての動きは眠れぬ日々だったのでは?
リリースの写真がおいしそうだったので食べようと思っていたが、「伍福軒」と同じようなタイミングになった。(ついでに「八宝亭」もこの時期に食べている。)
中華そばは、鰹節・宗田節・鯖節・うるめ節の4種の節をがっつり効かせた節系中華。強いスープに合わせた麺もなかなかの出来。久しぶりにつけ麺も食べてみたくなった。

八宝亭@五反田(元天下一品の場所)
今、話題のエムピーキッチンの新業態。「天下一品 五反田店」の跡地に2024年9月オープン。その後、恵比寿店に二号店オープン。夕方に行ったが、先客一人・後客一人と寂しい集客。こちらは「餃子専門店」に徹している感じでメニュー数もそんなに多くはない。ただ、そのウリの餃子が超あっさり味。スタッフは柚子胡椒を付けて食べるのをオススメしてくれるが、そうして食べると柚子胡椒の味になる。

さらについでに「天下一品」閉店のまとめ。
今年閉店した、エムピーキッチン運営だった「天下一品」は渋谷店、田町店、目黒店、新宿西口店、吉祥寺店、池袋西口店、蒲田店、川崎店、大船店、大宮東口店の10軒。そのいずれもがこの7月15日16日に「伍福軒」として新規オープン。
昨年閉店したのは歌舞伎町店、池袋東口店、恵比寿店、五反田店、八幡山店、多摩ニュータウン店。こちらは「三田製麺所」「八宝亭」などにリニュアルオープン。
一方、「天下一品」の都内新規オープンは2024年12月に神田店、2025年6月に五反田店(旧店舗のはす向かい)、旧新宿西口店の近くに新規出店の掲示有り。
神田店・五反田店はディックス・エイチシーズ株式会社が運営しており、こちらは秋葉原店・東川口店・横浜西口店・関内店・柏店・岩槻店・上野アメ横店などを運営する大手FC。
新五反田店で食べてきましたが、よくできた天一でした。

お店データ

伍福軒 目黒店

伍福軒 目黒店

東京都品川区上大崎2-26-5 メグロードビル(目黒)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。