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2024年6月25日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区大崎

【期間限定】「らぁ麺 飯田商店」飯田将太氏監修「冷やし豆乳担々麺~香るスパイス」(1485円)+「胡麻香る四川風担々麺」(990円)

デニーズが湯河原の名店「らぁ麺 飯田商店」飯田将太氏の監修メニュー「冷やし豆乳担々麺」(1485円)を発売したと聞いて行ってみた。帰ってから「さぁ、レビューを書こう」と思い、「そもそもなんでこのコラボが始まったのか?」とリリースを調べたら、『以前、飯田さんがテレビ番組で「デニーズの担々麺が美味しい」と発言したところから、デニーズと飯田さんの付き合いが始まり、満を持して今回が初のコラボとなった』とのこと。そうなのか、じゃぁまずはデニーズの「担々麺」を食べなきゃダメじゃん。と夕方、出直し、「胡麻香る四川風担々麺」(990円)を食べてきた。順番が逆になるが、まずは「担々麺」の感想から。
ベースは鶏ガラに野菜や魚介を加えた醤油味。そこに練り胡麻を加え、甜麺醤などを使った肉味噌、辣油、花椒油を加えたもの。オーソドックスだが、よくできている。辛すぎず、控え目過ぎず、程よい刺激。具は挽肉、竹の子、椎茸で構成される肉味噌、そしてほうれん草とネギ。ご飯に合いそうな濃いめの甘辛い味付け。
この商品、デニーズで初めて発売したのは1988年、36年の歴史がある。ただし、最初は「チャイナタウンヌードル」という名称だったらしい。これだと目に止まらないし、私自身、食べなかったのもわかる。(ファミレスの麺メニューはそこそこ食べている。)何度かのメニュー改称や味のリニューアルを経て、2016年から定着。ここ数年は人気メニュー上位10品に入っているそう。また、グループのセブンイレブンでも今年4月から冷凍麺で発売している。
そんな人気商品の冷やしバージョンを飯田さんが監修することになったのだが、飯田さんがテレビでおいしいと発言したこともあるが、なんと飯田さんがかなり若い頃(18〜19歳の頃)にデニーズで働いたことがあったらしい。なので、商品監修するにあたり、オペレーションやらいろいろ理解した上で創り上げたようだ。
正確な商品名は「冷やし豆乳担々麺~香るスパイス」。頼んでみてビックリ。冷やし担々麺とはわかっていたが、タレでもなく、冷たいスープでもなく、ドロリとしたソースのようなものを細麺に絡めて食べるのだ。まぜそばと言ったらいいのか、とても個性的。豆乳ベースの植物性100%スープに辣油、唐辛子、クミン、コリアンダーなどのスパイス各種。酸味も加わってとても面白い構成になっている。ナッツ類も胡麻、胡桃、アーモンド、ヘーゼルナッツ、カシューナッツ、マカダミアナッツなど多数使われている。食感や香りが複雑で楽しい。パクチーが別添えになっているので苦手な人は抜きで食べられる。好きな人には「追加パクチー」もある。いろいろと他の冷やし担々麺とは一線を画している。同じデニーズの担々麺と比べても価格帯が違う。ほぼ1.5倍。これは飯田さんのこだわりをデニーズ側も受け入れた結果だろう。
発売期間は2024年6月18日から7月22日までの約1カ月間。ほぼ、全デニーズで食べられる。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。