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2019年9月20日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区戸越銀座

【秋限定】すだちのスーラータン(写真)、【夏限定】えにしの冷やし中華、【定番メニュー】チャーシューごはん

2年4ヶ月ぶりの「えにし」。味やメニューをリニュアルしたときに来て以来だ。その時は基本メニューがどう変わったのか?を確認するので精一杯だったが今回行ってみてメニューやらいろいろ眺めてみるといろいろ気が付いた。
リニュアルの時から「無化調ではなくなりました」宣言。あえての宣言は珍しい。
そして四季の限定として、春「新わかめのスーラータン」夏「冷やしマサラーメン」秋「すだちのスーラータン」冬「オニグルミみそ」を提供。それ以外にもスタッフオリジナルラーメンを不定期に。券売機も新しい。

今回はネットで見た「すだちのスーラータン」890円の写真がおいしそうだったのと、チャーシューごはん350円がなかなかの豪華さだったので昼1軒しか行けなさそうだったのを幸いにこの二つを食べて、昼にしようと思っていた。ところが、店の前に着くとどうやら夏メニューの「えにしの冷やし中華」890円がまだ提供中。これもおいしそうだ。もうすぐ終わるであろう夏メニューにするか、入れ替わりの秋メニューにするか、はたまたサイドメニューを諦めて夏秋メニュー2杯を食べるか、さんざん迷ったあげく、「迷ったら全部」とばかりに3種類頼んでしまった。

「えにしの冷やし中華」は酢橘果汁のかき氷がかけられている。出汁はいわゆる冷やし中華タイプ。ただ具がえにしらしく、茄子だったりトマトかと思った赤いのはスイカだったり、焼き印入りの玉子焼きだったり、いろいろ入っていて楽しい。

「すだちのスーラータン」は季節メニューの中でも人気らしい。確かに見た目が綺麗だし、おいしそう。で、実際食べてもおいしい。神山すだちを皮ごとたっぷり使用した和のスーラータン。野菜もたっぷりでさわやかな酸味が心地良い。スッパイのが大丈夫な人にはオススメ。

そしてチャーシューごはん。国産豚を漬け込み、吊し焼きにしたモモチャーシュー2枚とイタリア産ホエー豚をじっくり炊き上げた分厚いバラ肉、そしてそぼろがたっぷり。これはちょっと贅沢。ごはんが倍あっても食べられる。スーラータンに肉がないのでこれで補充。

いや〜えにしのメニューはどれもほどよくおいしくて、店主らしさが出ていて、満足できる。今度はあまり間を空けないでまた来よう。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。