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2025年9月14日の大崎裕史の今日の一杯

福島県郡山市郡山富田

【新横浜ラーメン博物館イベント】煮玉子入り春木屋郡山ブラック(1300円)

【※ラー博のイベントですが出店店舗の「春木屋郡山分店」のページで書かせていただきます。】
新横浜ラーメン博物館がまた面白い企画をやっている。
「ラー博Limited ~挑戦と絆~」 と名付けて、過去にラー博に出店したお店や店主が"挑戦"と"絆"をテーマに、今この瞬間にしか味わえない渾身の一杯を披露するというもの。
第1弾は、「げんこつ屋」。テーマは『亡き父が追い求めた"江戸の味"を今、息子が継ぐ』。
第2弾は、「大砲ラーメン」(久留米)の『55年ぶりに復活する"呼び戻しチャンポン"』
そして第3弾が、「春木屋郡山分店」の「郡山ブラック」。2025年9月13日(土)~15日(月)の3日間のみ。

日本ラーメン協会が毎年調べあげている「日本ご当地ラーメン一覧」にも掲載されている福島県郡山市のご当地ラーメン「郡山ブラック」というのは、『濃口醤油やたまり醤油など濃厚な醤油を使った黒いスープが特徴のご当地ラーメンで、まろやかな味わいで飲んだ後でもあっさり食べることができる。』というもの。名称自体は、比較的最近だと思うが1917年頃に市内の食堂で提供されていた中華そばが郡山ブラックの起源と言われており、市内では20店舗以上で提供されている。私はその中では4店舗で食べている。「春木屋郡山分店」プロデュースの「郡山駅前らーめん角麺」でも提供しているが「春木屋郡山分店」では出していないので今回がその“挑戦”ということになる。

ラー博のページによると『春木屋の伝統スープに、鶏ガラ&鶏スープを重ね合わせた渾身の一杯。ほのかに春木屋の面影を残しつつ、鶏の旨味が際立つ“郡山ブラックラーメン”が誕生!』とのこと。
店舗はしばらく封印していた「博多一双」の向かい。以前は、「井出商店」などが入店していた場所。懐かしい。店内はかなり改装されていた。

初日の9月13日11時20分頃着で20番目。20分ほどで入店、並んでから食べ終わるまでに40分位なので提供は早い。このメニューだけの提供になる。(あとはトッピングのバリエーション)
私は煮玉子入り春木屋郡山ブラック(1300円)を購入。ラー博30周年イベントの時の丼を使用。
鶏出汁が効いた黒いスープに細麺。具はチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔、煮玉子。
たまたま店主の手塚さんの目の前のカウンターに座って、ラーメン作りを見ながら待つ。手塚さんは「春木屋」(荻窪)の一番弟子で「春木屋郡山分店」として1994年に創業、ラー博出店は2004年1月15日~2011年3月13日。厨房の立ち姿も格好いい!ラーメンもおいしく、完食完飲。目の前だったので食べ終えたときに「どうでしたか?」と聞かれましたが、空の丼が物語っています。この味が3日間だけというのももったいない!あと2日間は日祝なので混みそうですが、ブラック好きの方はぜひ!

なお、第4弾は「一風堂」創業者 河原成美の挑戦として、2025年9月19日(金)~21日(日)の3日間、『水と豚骨だけで挑む濃度の頂。高濃度ブリックス限界への挑戦』が始まります。こちらも楽しみ!

お店データ

春木屋 郡山分店

春木屋 郡山分店

福島県郡山市桑野2-16-13(郡山富田)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。