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2016年4月1日の大崎裕史の今日の一杯

東京都中野区中野

つけそば

ラーメンの神様・山岸一雄氏が亡くなって1年。今年は各大勝軒で一周忌イベントを開催するようだ。(全店ではなく一部の店舗なので行く場合は調べてから)そのうちの一軒、中野にある「大勝軒」では「めん食べ放題」「替え玉すべて無料」を行う。

山岸さんと言えばボリューム一杯のラーメン・つけめんを提供することで知られていた。それは、山岸さんが幼い頃に貧しくてあまり満足に食事を食べられなかった事から、お客さまには安い値段で腹いっぱい食べて欲しいという考えがあったから。それを改めて実践する日。

「大勝軒 味と心を守る会」では全国26店舗で3日間(2店舗は1日のみ)の追悼サービスを行うようだ。毎年、こういうイベントを開催していただき、山岸さんのことを忘れないでいれたらと思う。

この中野「大勝軒」は、「つけ麺誕生の店」などと言われることもある。つけ麺の生みの親は山岸さんなのだが、それはまだこの店(移転前)で山岸さんが働いていた時に誕生したメニューだった。約7年間、この店で働いていたのである。

だから「つけ麺誕生の店」というのは間違いではない。今回、久々に食べに行ってみたが「東池袋大勝軒」とはまったく違ったものになっている。面白いものだ。メニュー名も「つけそば」。(東池袋はもりそば750円)料金も570円と安い。つけ汁の丼はラーメン用の大きなもの。スープは清湯であっさり。そのままでも飲める濃さ。ただしスープ割りはある。

4月1日はいろんな大勝軒でいろんなつけめんを食べてみてその拡がりを体験してみよう。この際、4月1日は「つけめんの日」にでもしてもらって、全国でつけめんを腹一杯食べられる日になったらいいのに。

お店データ

中野大勝軒

中野大勝軒

東京都中野区中野3-33-13(中野)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。