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2017年11月9日の大崎裕史の今日の一杯

鹿児島県鹿児島市朝日通

豚ラーメン

最初の訪問は2016年2月。ということは第2回鹿児島ラーメン王決定戦をやっている頃。地元の人に「面白い店がある」と教えてもらって行ったのだが、何やら曜日毎にメニューが変わって(月水金が豚ラーメン、火木土が汁なし担々麺)その日は汁なし担々麺の日だった。「豚の群」という店名に惹かれていったこともあり、メニューにある「豚ラーメン」目当てで行ったのだがその日は食べることができずにがっかりしたことを覚えている。でも、だからといって踵を返して帰る勇気もなく、汁なし担々麺を食べたのであった。そしてその年の「第3回鹿児島ラーメン王決定戦」県民大投票ランキングを見たら、23位に入っていた。うわぁ〜やっぱり豚ラーメンを食べるべきだった、と後悔してもあとの祭り。そして今回、ようやく再訪できて「豚ラーメン」650円を食べてきた。あっさりしたとんこつスープに鹿児島の麵というよりは博多の麺に近い低加水麺が合わせてあり、予想の味とは違って驚いた。なんとなく勝手に(「豚の骨」でもイメージしていたのかもしれない)濃厚豚骨スープが出てくるような想像をしていたのだ。そしてもっと衝撃的だったのは、この店のウリが汁なし担々麺になっていたことだった。店内の解説は汁なし担々麺が圧倒的に多く、隣の学生二人も汁なし担々麺だった。女性二人は汁物系を食べていたが何を食べていたかまでは覗き見できなかった。
汁なし担々麺650円は平皿に少しスープ(タレ?)が入ってて麺が盛られ、その上に炒めた挽肉。そしてネギのみじん切りと貝割れがのったもの。麺はちぢれ麺(細麺)、平打ち縮れ麺、極太麺(+100円)から選ぶことができる。私は縮れ麺。というか麺が選択できると知らずに戸惑っていたらそれになったようだ。卓上調味料がニンニク黒酢、鰹節粉、マヨネーズがあり、それらを加えながら自分好みにカスタマイズして食べるらしい。これはあんまり都内では見かけない食べ方だ。広島風汁なし担々麺というのがあるが、さしずめこれは鹿児島風汁なし担々麺とでも言えよう。そこそこ流行っており、人気投票でも23位に入っていたわけだから人気なのだ。今年のランキングではどうなっているだろう?12月の放送が楽しみだ。

お店データ

豚の群

豚の群

鹿児島県鹿児島市山下町9-34(朝日通)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。