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2024年9月25日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県秦野市渋沢

黒らーめん(黒マー油豚骨らーめん:930円)

2024年9月21日オープン。店主の松橋さんは、「なんつッ亭」に24年在籍しており、創業者である古谷さんの二番弟子。24年ということは創業27年なので3年目の頃に入ったスタッフということになる。古株の中では一番最後まで残って頑張ってくれた人。そしてお店の場所は「なんつッ亭」創業の地というなんだかドラマが作れそうなストーリー。それは行かなきゃ、と片道2時間かかる道程を行ってきました。せっかく、秦野市(渋沢駅)まで来たんだから、「なんつッ亭」本店も食べていこう、と行ってみたら、なんと「ラーメン500円セール」をやっていた。しかも期日を見たら9/21〜9/29まで。周年は関係なさそうだし、なんのキャンペーンだろう?と考えるに、9/21というのは「ぶたまるき」の開店日。ん?そういうことなの?両店は240mしか離れていません。

というわけで500円の一杯を食べて,「ぶたまるき」へ。ちょうど席も空いていたが、すぐに満席になった。まだ新しいし、開店景気もあるのでしょう。
「ぶたまるき」の豚の鼻をモチーフにしたピンクのロゴは、デザイナーをやられている古谷さんの息子さんがデザインしたものだそうです。

券売機は無く、メニューを見て注文。伝票はレジでキープ、食後レジにて後会計制。
主なメニューは、黒らーめん930円、赤らーめん930円、ぶたの海(魚介豚骨)930円、黒マー油豚骨つけ麺980円、生搾りにんにく0円、卵かけめし350円、肉めし小盛330円、筍めし430円、他。
マー油の量、味の濃さ、麺の固さは調整可能。特に聞かれないため注文時に申告制。

店内は厨房を囲むL字型カウンター10席(5・5)、4人卓x2。中待ちベンチあり。
スタッフは総勢4-5名体制。
そして少し待って「黒らーめん」完成。
具はチャーシュー、もやし、きざみ青ねぎ、海苔。
スープは軽くとろみのある白湯豚骨。毎日ガラから炊きだして完成までに36時間かかるという手間のかかったもの。なんつッ亭のウリ、マー油もかなり手間をかけて作っていると昔、古谷さんに聞いたことがあるが、こちらはそれを継承しているそう。調理が出来るお弟子さんが入らないとマー油やスープ作りで大変そう。
麺はストレート細麺。店内の製麺機で打つ自家製麺。博多とも久留米とも違うタイプの麺でなかなかいい。
似たタイプの味のラーメンが240mの距離で2軒存在するというのはなかなかスゴいこと。連食してみると、その違いはいろいろと感じられるが、あえて詳細は書きません。「なんつッ亭」戸越銀座店はらーめんが780円だった。秦野本店は500円セールの前は870円だった。セールが終わったらいくらにするのだろう?スゴいことになってきた。
※渋沢駅の駅メロ(接近メロディ)はZARDです。ボーカルの坂井和泉さんは秦野市出身で高校時代、通学に使用した最寄り駅が渋沢です。上りは「負けないで」、下りは「揺れる想い」が流れます。

お店データ

ぶたまるき

ぶたまるき

神奈川県秦野市堀西89-3(渋沢)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。