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2021年5月22日の山本剛志の今日の一杯

東京都八王子市

中華そば(600円)

全国から人が集まる東京には、様々な味のラーメンも集まる。全国のご当地ラーメンを楽しめるが、東京にも東京生まれのご当地ラーメンがある。「つけ麺」や「油そば」も、元々は東京の一部地域で根付いている味だったが、現在では全国的にそれぞれのジャンルとして広まった。そんな中、東京のご当地ラーメンといえば「八王子ラーメン」がある。
 昭和30年代生まれの八王子ラーメンは、八王子市内では当たり前に食べられるが、多摩川を越えると見かける機会が減る。23区内では見かける機会がめったにない八王子ラーメン。2019年4月に新宿御苑近くで「味楽」が開店したが、コロナ禍の影響で閉店してしまった。
 その「味楽」の本店は、八王子市西寺方町の陣馬街道沿いにある。1983年創業。駅から少し離れた場所だが、平日の昼でも行列を作る、安定した人気ぶり。しかしその回転は速く、入店してからの提供もスピーディー。基本の「中華そば」は、豚骨などを煮出しつつ澄んだスープをベースにして、醤油ダレの輪郭のある味、ラードのまろやかさが印象的。何よりも「具」としてのっている刻みタマネギのシャキシャキ感がスープを引き立て、飽きさせない食感を醸し出している。麺はやや固めの細ストレートで、するするっと勢いよく啜れる。そして、メンマが細く裂かれているのが特徴的。このメンマが口の中で跳ねて、スープが広がりをもって楽しめる。
 メニューは、八王子ラーメンを提供する店で多い「醤油味オンリー」だが、タマネギが増える「薬味ラーメン」や、チャーシューが増える「バラチャーシュー麺」も気になる。ライスをつけてガッツリ食べてみたい。

お店データ

味幸

味幸

東京都八王子市西寺方町23-3

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    山本剛志
    山本剛志

    ラーメン王。ラーメン評論家。1969年東京都生まれ、千葉県出身、東京都江戸川区在住。2000年放送の「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。20年間で全国47都道府県の約10000軒、約15000杯を食破。現在も年に500杯前後のラーメンを食べている。「アメーバトップブロガーとして「ラーメン評論家 山本剛志のら~マニア共和国」を毎日更新中」。KADOKAWA「ラーメンwalker」百麺人。他、各所で活動中。